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第86回 天皇杯全日本サッカー選手権大会

06.12.29  13:00キックオフ エコパスタジアム
ガンバ大阪 対 コンサドーレ札幌

ガンバ大阪

2

1-0

1

コンサドーレ札幌

1-1
18分 加地 亮
52分 前田 雅文
  54分 相川 進也

試合の詳細情報はこちらのメニューよりご覧ください。

ガンバ大阪決勝進出。タイトルは譲らない!

 第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝の1試合が29日、エコパスタジアムで行われ、ガンバ大阪がコンサドーレ札幌に2-1で勝利し、チーム初の決勝へと駒を進めました。

 日本サッカー界最高の権威と伝統を誇る天皇杯全日本サッカー選手権大会も、ついに準決勝をむかえた。6,000を越える参加チームの中から勝ち残ったのは、ガンバ大阪とコンサドーレ札幌。快晴のエコパスタジアムで行われた試合はガンバ大阪のキックオフで始まった。

 ガンバ大阪は、この試合出場停止のFW播戸竜二に代えて前田雅文を起用し、それ以外は準々決勝と同じスターティングメンバーが顔を連ねた。対するコンサドーレ札幌もMF大塚真治と藤田征也を出場停止で欠くが、ボランチの位置に金子勇樹、右サイドには加賀健一を起用して試合に臨む。

 前半は「多少受けてしまったところがあった」とG大阪の西野監督が振り返ったように、コンサドーレ札幌は、「相手の攻撃を粘り強い守備でブロックし、ボールを奪ったらカウンターにつなげて得点のチャンスを狙う」という柳下監督の指示を実践。昨年のJリーグチャンピオンに対しても臆することなく、果敢に攻撃を仕掛けていった。

 しかし、チャンスは一瞬にしてピンチへと変わった。18分、札幌の直接FKが壁に当たり、はね返ったボールを素早く拾ったFWマグノ・アウベスが相手陣内にドリブルで持ちこみ並走する前田にパスを送る。前田が右サイドから走りこんだMF加地にパスを出すと、ボールを受けた加地は迷いなくシュートを放つ。一度は相手DFにブロックされたものの、こぼれ球を自ら拾い、再びシュート。これが決まりG大阪が先制した。

 先に得点されても札幌はスタイルを変えず、前半終了間際には相手CKからカウンターを仕掛け、DF西嶋がオーバーラップしてシュートを狙ったが、惜しくもゴールマウスを捉えることができず、前半は1-0で終了した。

 内容としては互角の前半だったが、後半に入ると「個人の力の差が出てしまった」と柳下監督が語ったように、札幌にミスが出始め、せっかくボールを奪っても簡単に相手にボールを渡してしまい、徐々に流れが悪くなっていく。一方、G大阪は52分、CKで前線に上がっていた宮本がフリーでボールを受け、走りこんだ前田にパスを送る。前田はこれを冷静に決めて2-0とした。

 強豪相手に2点差をつけられ意気消沈するかと思われた札幌だったが、直後に反撃をする。右サイド砂川のクロスにFW相川が見事なボレーシュートを合わせ、ボールをゴールネットに突き刺した。だが、G大阪は西野監督が「選手が試合をうまく試合をコントロールしてくれた」と語ったように、集中したディフェンスでその後決定的なチャンスは作らせず、攻撃でも無理に追加点を狙うこともなく冷静に時間を費やしていく。結局、試合は2-1で終了し、G大阪が初の決勝進出を決めた。

 決勝進出を逃した札幌だったが、試合終了後、サポーターからベスト4に進んだ選手と、この大会を最後に3年間指揮したチームを去る柳下監督に対し、大きな拍手と声援が送られた。柳下監督は「札幌から遠い試合会場でも多くの人が来てくれて、いつも熱い声援を送ってくれたので、とても心強く本当に感謝している」と語った。

 一方のG大阪の西野監督は「厳しいゲームだったが最大の目的である結果を出せたことに満足している。決勝進出はガンバ大阪というクラブにとって非常に大きなこと。全員で良い準備をして自信とプライドを持って戦う」と語った。

 G大阪の宮本は今大会を最後にオーストリア1部リーグ・ザルツブルクに移籍する。「ツネさん(宮本)の最後を有終の美で飾れるように頑張りたい」(加地)という意識がチーム全体に浸透していることで、より高いモチベーションで決勝に臨めるだろう。決勝の相手はリーグ戦最終戦で戦い、Jリーグチャンピオンの座を決められてしまった宿敵・浦和レッズ。Jリーグの雪辱を晴らす日は1月1日、国立競技場での決戦が待っている。