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ゴールデンエイジを育む最高のサッカーゲーム〜JFAチャレンジゲーム「めざせファンタジスタ!」検定会レポート〜(08.04.23)

 個人練習を促し、基本技術を向上させるツールとして開発されたJFAチャレンジゲーム「めざせファンタジスタ!」。その検定会が全国各地で行われています。今回は、このツールを紹介するとともに、東京・世田谷区で行われた検定会をお伝えします。
 
 日本サッカー協会(JFA)は2007年10月、小学生年代から大人までが個人の反復練習として基本技術を向上できるツール、「めざせファンタジスタ!」を発行した。これは、「めざせクラッキ!」が行うステージ1〜6に続くもので、7〜20のステージからなり、19までは公認D級コーチ以上のライセンス保有者が検定を実施、ステージ20は日本サッカー協会が主催する。規定のステージに合格すると、JFAチャレンジゲームのサイトに名前等が記載され、ステージ20合格者には、ファンタジスタ認定証、合格映像がサイトに掲載されるなどの特典が与えられるものだ。
 JFA2005年宣言にある“世界のトップ10入り”を実現させるには、老若男女がサッカーを親しむような広いすそ野があってこそ。そのためには、ハード面、ソフト面ともに、幼児期から外遊びや運動で健康な体づくりができ、生涯を通じてスポーツに親しめるような環境づくりが必要だ。
 JFAは、キッズ・プログラムなどで子どもたちに外遊びの機会を提供するとともに、ソフト面では、子どもたちがスポーツに親しむきっかけづくりや運動能力の向上に役立てられる「JFAチャレンジゲーム」を開発し、スポーツの振興に努めている。
 このJFAチャレンジゲームは、「めざせクラッキ!」が5〜8歳の幼い子どもを対象にした全身運動のゲームに対し、「めざせファンタジスタ!」は、神経系の機能が著しく発達する小学生年代、いわゆる“ゴールデンエイジ”から大人までを対象に開発されたもので、ボールフィーリングやフェイント&ターン、ボールリフティングなど、合計89種類の全身運動を楽しく習得できるプログラムになっている。
 3月30日、東京・世田谷区内の公園で行われたSOMEYA KIDS(代表・染谷 勝弘氏)が実施した検定会では、約25名が「めざせファンタジスタ!」にチャレンジした。今回は主に8〜11歳の子どもたちのほか、子どもたちのお父さんが参加する姿も見られ、サッカーを通じて親子がボールと触れ合う絶好の機会となった。
 普段はワイワイと元気よく公園をはしゃぎまわる子どもたちも、この日ばかりはボールを目の前に真剣な眼差しでジャグリングやドリブル、リフティングなどに励んでいた。また、その片隅には子ども以上に緊張しているお父さんたちの姿も。日頃の運動不足が祟ってか、なかなか思うようにボールを操ることができず、子どもたちから声援を受けながら、冷や汗を流すほほえましい場面も見られた。参加したお父さんからは「自分がサッカーをやっていたわけではないので、子どもと一緒に勉強するつもりで参加しています。でも、いつも家の中で練習しているので、よくお母さんに怒られています(笑)」という声も聞かれた。一方で、子どもたちからは「右利きだから、左足でのリフティングが難しかった。いつも学校が終わってから公園で練習している」、「いつもは家でペットボトルを使って練習しているけど、きょうはインステップのリフトアップがうまくいかなかった」と、それぞれの種目の難易度も高く、“ファンタジスタ”への道はそうたやすくはないようだ。しかし、そこは順応性のあるゴールデンエイジ。利き足とは違う足での種目にも、順番を待つ合間に反復練習を重ねることでできるようになったり、テキストブックを見ながら友達同士、お互いの技を確認し合うなど、積極的に取り組んでいた。
 「めざせファンタジスタ!」は7〜20の14ステージからなり、ボールを使った様々な動きやボールコントロールを習得し、基礎能力を向上させるゲームだ。これを通じて、サッカーを始めた子どもたちの“個”のテクニックが育まれると同時に、サッカーの楽しさを知るきっかけともなりうる。これからも、多くの子どもたちの参加を期待したい。