JFA DREAM 夢があるから強くなる











第15回アジア競技大会(2006/ ドーハ)企画/Part2 〜なでしこジャパン 安藤梢インタビュー〜 (2006.12.08)

 トップ下から右サイドバックへコンバートされてから2年目を迎え、なでしこジャパンではすっかり右サイドが定着した安藤梢。AFC女子アジアカップでは自身が思い描いているプレーができなかったと悔しさを募らせていたが、そこから初の国際大会となるアジア競技大会にはどのような思いで臨んでいるのだろうか。
 
Q:AFC女子アジアカップ前は攻撃的にプレーをしたいと言っていましたが。
安藤:そうですね。AFC女子アジアカップでは細かい部分での課題はいっぱいあったんですけど、自分の中では攻撃的にプレーしたいという気持ちで臨んだんです。でも準決勝以降、相手が強豪になってくると高い位置が取れなくて自分の目標としていたプレーはできませんでした。

Q:その経験から今、新たに自分で実践していることはありますか?
安藤:ポジショニングと上がるタイミングですね。より高い位置を取るように意識しながらプレーしています。そこをクリアしていれば、自分でシュートに持っていくこともできるし、より攻撃的になりますから。

Q:では、逆にこれは手応えがあったという点はありますか?
安藤:前は当たり負けすることも多かったんですが、1-1の場面では負けないようになったこと。少し、自信が持てるようになりました。

Q:アジア競技大会ではAFC女子アジアカップに続き、中国と同じグループになりました。
安藤:前回の対戦でも攻め込まれる場面が多く、上がっていくことができなかった。これは大橋(浩司)監督にも、強豪になってくるとある程度は仕方がないことだと言われたんですけど、やっぱり悔しいですよね。苦しい展開だからこそ、もっとサイドからもチャンスを作ることができれば攻撃パターンも広がる訳ですし。この点は今大会でもチャレンジしていきたいです。

Q:なかなか上がっていくことができない状況ではフラストレーションがたまることもあると思うんですが、試合中はどのように切り替えているのでしょうか?
安藤:長くその状況が続くとやっぱり堪えますよね(苦笑)。前は、仕掛けてもことごとく止められたりすると、迷いが出たりするときがありました。消極的にならないようにと思ってはいてもどうしようもない。でも原因がはっきりしていれば、そういう気持ちはなくなります。今は相手との距離が近かったり、自分の間合いでファーストタッチを仕掛けることができていない悪いときの自分のタイミングがわかっているので・・・。一瞬へこみますけど、チャンスに目を向けてすぐに切り替わってますね。

Q:では最後に、アジア競技大会でチャレンジしたいことは何でしょう?
安藤:チームの方針や状況にもよりますが、自分としてはこの前のAFC女子アジアカップでできなかったサイドからひとつでも多くのチャンスを作ること、これは目標として達成したいです。そしてまだ一度もアジアで優勝したことがないので、優勝できればもっと嬉しいですよね。

(文/早草紀子)