JFA DREAM 夢があるから強くなる











スーパー少女プロジェクト 〜確かな手応えを掴んで今年度の全日程を終了〜 (07.03.30)

 第5回スーパー少女プロジェクトが3月24日〜26日、福島県のJヴィレッジで行われ、今年度に予定されていた5回のトレーニングキャンプ、1回のセレクションキャンプの全日程を終了した。
 このスーパー少女プロジェクトはU-15年代のゴールキーパー選手の発掘・育成のために2年前に立ち上げられたもので、今年度も15歳前後の選手を選出、9月から5回にわたって継続したトレーニングを行った。昨年から引き続き参加している選手、トレセン活動やセレクションから選出された選手など、最終的には全国から集まった10名がプロジェクトの最終トレーニングに参加。日頃経験することのない専門的な指導を受けた。
 初日はフィジカルチェックの後、ハンドボールゲームなどで身体をならし、2日目からブレイクアウェイ、クロス対応など本格的なトレーニングが開始。最終日にはキック&スロー、フィードといったように各トレーニングにテーマが与えられ、より理解しやすく、実行しやすいメニューが組まれた。また、10名をさらに3グループに分け、各グループを一人のコーチが担当することで、少人数でのトレーニングとなり、細かい部分にまで指導が行き渡る形となった。3日間という短い期間であっても選手にとっては貴重な経験となったはずだ。
 スーパー少女プロジェクトは全日程を通じて、合宿形式で行われたわけだが、同年代が集まっているということであっという間にチームワークも生まれた。「チームでは教えてもらえないブレイクアウェイやローリングダウンといったことを学ぶことができた。設備の整っている場所でトレーニングも出来たし、友達もできたし、本当に楽しかった!」と、参加した選手が語る口調からも充実感が伝わってきた。
 「昨年度の内容に加え、今年度はU-19やU-16日本女子代表につながる“強化”の意味合いも強くなりました。課題はたくさんありますが、成長の跡が見られるのは嬉しいです」と西入俊浩コーチ。2月のキャンプから指導にあたっている小林忍コーチも「それぞれチームでの環境が整っていない分、吸収しようとする意識が高い。チームではGK一人でもここでは仲間もいるし、表情がいいですね」と感想を語った。また、山邊由美コーチは精神面での強さも必要だと語る。「せっかくスキルを身につけても、それを発揮する勇気がなければダメ。常に積極的なプレーを心がけてほしいです」と今後の課題と期待を口にした。
 少しずつではあるが、確実に成長を見せる選手たち。2008年FIFA U-17女子ワールドカップ出場権を獲得したU-16日本女子代表や3月末に始動するU-19日本女子代表にもスーパー少女プロジェクトに参加した選手たちが招集されている。このプロジェクトでも目標に掲げているように、彼女たちの中から日本女子代表の守護神が誕生する可能性も十分にある。「夢はなでしこジャパン!」そう語った彼女たちは夢への第一歩を踏み出した。


(文/早草紀子)