JFA DREAM 夢があるから強くなる










ファンゾーン

女子サッカーレポート
常盤木学園が2連覇を達成!〜全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会〜(08.01.11)

 全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会の決勝が1月8日、三木総合防災公園陸上競技場(兵庫)で行われ、常盤木学園高等学校が接戦を制し、2連覇を達成した。
 全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会は、中学生から高校生年代の女子登録選手を対象とした単独チームの大会で、全国各地から集まった16チームによって、その頂点が争われる。
 決勝戦は、U-20女子代表を3名抱える常盤木学園高等学校と、4人のU-17女子代表を輩出している日テレ・メニーナという好カード。穏やかに晴れた空の下、キックオフを迎えた。最初に流れを掴んだのはメニーナ。8分、嶋田千秋からのパスを岩渕真奈がDFのマークに合いながらフィニッシュまで持って行く。このプレーを皮切りにメニーナは持ち前の攻撃力で常盤木学園ゴールを襲う。そして14分、嶋田の左CKから高橋彩織が合わせる。こぼれ球を拾った嶋田が上げたクロスを木下栞がゴール右上にしっかりと決め、メニーナが先制する。その直後にも、高橋がドリブル突破からシュートを狙うが、これはクロスバーを直撃した。常盤木学園はメニーナ中盤の厳しいプレスに抑え込まれ、苦しい展開が続く。それでも29分、31分と後藤三知、山田頌子とのコンビネーションでチャンスを掴むがゴールにまでは至らない。メニーナの1点リードで前半を終える。
 早いテンポで攻撃を仕掛けるメニーナ。それに対してオフサイドトラップなどを仕掛け、落ち着いて対応する常盤木学園。後半もこの流れのまま進んでいく。52分、メニーナは長澤優芽が右サイドを崩して上げたクロスに高橋が反応。惜しくもシュートは浮いてしまったが、いいリズムを見せる。後半に入っても耐える時間が続いていた常盤木に同点弾が生まれたのは71分のこと。熊谷紗希のロングシュートがGKの頭上を抜いてゴールネットを揺らした。75分を過ぎて試合はペースが上がっていく。中盤でボールをキープするメニーナに必死で食らいつく常盤木学園。両者ともに譲らず、激しいボールの奪い合いが続いた。そんな中、79分、歓喜の瞬間は常盤木学園に訪れた。森本華江からのパスを受けた後藤がGKと交錯してともに倒れるが、わずかの差で早く立ち上がった後藤がボールに追いつく。その間にゴール前にはDFが2枚戻っていたが、後藤はスピードのなくなった位置からゴールを決める。渾身の一蹴だった。「前半から後ろが戦ってくれているのに、なかなか貢献出来なかった。私が決めるとチームに勢いがつく。そのためにも何が何でもゴールを決めたかった」と後藤が語るように、このゴール後、常盤木学園は俄然動きがよくなる。ロスタイムは3分。同点を狙うメニーナの最後の攻撃も体を張って阻止し、全員でこの決勝ゴールを守り抜いた常盤木学園が2-1で逆転勝利をおさめ、見事2連覇を達成した。

(文/早草紀子)

※JOCジュニアオリンピックカップの詳細は、こちら