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女子サッカーレポート
日本体育大学が3年ぶりの優勝!〜全日本大学女子サッカー選手権大会〜(08.01.18)

 全日本大学女子サッカー選手権大会決勝が1月13日、東京・国立競技場で行われ、日本体育大学が大阪体育大学を下して3年ぶりに大学日本一に輝いた。
 時折、強い風が吹き付ける中、国立競技場で行われた決勝戦。2連覇を狙う大阪体育大学と、準決勝で早稲田大学との延長PK戦を制した日本体育大学の顔合わせとなった。
 序盤から積極的に攻め上がったのは日体大。4分までに立て続けにCKを得ると、5分には池田浩子がミドルシュートを放つなど一気に攻勢に出る。大体大も14分、左サイドから中川理恵のビルドアップにより仕掛けていくが、日体大DFがしっかりとマーク。両者ともに一進一退を繰り返す中、試合が動いたのは17分、日体大が大体大ゴールに詰め寄る。ゴール前のこぼれ球を有吉佐織が流し、高橋佐智江がシュート。このプレーで波に乗った日体大は直後の19分に先制ゴールを挙げることに成功する。上田絵未のシュートが大体大DFに当たり、それを拾った井手上麻子がゴール。その後も再三チャンスを作るが大体大がしっかり守って前半を終了する。
 しかし、後半に入っても日体大の優勢は変わらない。59分、有吉がゴールライン際で粘り、大体大のDFに囲まれながらも上げたクロスに堀良江が合わせると、その3分後にはゴール前のこぼれ球を池田がさばき、秋葉夢子がシュートを放つ。日体大は多彩な攻撃で大体大のゴールを脅かした。何とか同点に追いつきたい大体大はここで山内典子を投入。ここまで幾度となく流れを変えてきた山内の登場に、日体大も素早く対応し、井手上を下げて平野聡子を送り込んだ。互いに手の内を知り尽くしている相手。ベンチの駆け引きも熾烈なものとなっていた。72分、有吉が大体大のクリアミスボールを拾ってそのままゴール。ここで日体大に大きな追加点が入る。こうなると日体大の勢いは止まらない。88分には秋葉のクロスに途中出場の平野が頭で合わせてダメ押しの3点目。大体大も試合終了間際に島村裕子のゴールで1点を返すも反撃はここまで。大体大を3-1で下した日体大が3年ぶり12回目の優勝を手にした。
 「しっかりと後ろが守ってくれていたので(安心して)前へ行けました。いろんなことがあったけど、本当に4年生に助けられました」と語るのは2点目を挙げた2年生の有吉。今シーズンは森田英夫監督が急逝するという大きな悲しみがサッカー部を襲った。それでも4年生を中心に必死に練習を続けた。試練を乗り越え、チーム一丸となって上りつめた大学日本一。選手たちの目には万感の涙が光っていた。

(文/早草紀子)

※全日本大学女子サッカー選手権大会の詳細は、こちら