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女子サッカーレポート
なでしこジャパンの守護神を目指して〜スーパー少女プロジェクト参加募集始まる〜(08.02.22)

 今年度で5年目を迎えるGK育成プログラム、スーパー少女プロジェクトの参加募集が始まった。
 今年度で5年目を迎えるスーパー少女プロジェクトの参加募集が始まった。このプロジェクトは2004年度、ゴールキーパーの発掘・育成・強化を目的に発足した。11人のプレイヤーのうち、GKに求められる能力は他とは明らかに異なる。極端に言えば、サッカー未経験者でも、これまではフィールドプレイヤーとして活躍していた選手でも、専門的なトレーニングを積めば、なでしこジャパンに大きく近づくことができるポジションでもある。GKの底辺を広げ、その広いすそ野から有能な選手を送り出していくことが狙いだ。
 このプロジェクトの特筆すべきところはその専門的なトレーニングはもとより、同じ志を持った同年代の選手たちとともにトレーニングが出来るということ。どうしても個人練習が多くなってしまう日常の中で、同じ目標を持った仲間と切磋琢磨しながら向上していくことが出来るのは今後のサッカー人生にとっても大きな財産となるに違いない。
 対象となるのは新小学5年生〜中学3年生(1993年4月2日〜1998年4月1日生まれ)の女子。中学生のみ身長165cm以上という基準があるが、その他は条件を問わず、未経験者でも応募することが出来る。書類審査を経て選出された30名によってセレクションキャンプが行われる。その後、トレーニングキャンプでレベルに応じたトレーニングが組まれ、ステップアップしていくことになる。
 1月25日〜27日まで愛媛・新居浜で行われた2007年度のトレーニングキャンプには高校生、大学生合わせて10名が参加した。実はこのキャンプ、スーパー少女プロジェクトの対象年代であるU-15年代とは異なる世代をターゲットにしたもの。このプロジェクトでこれまでに指導した選手のフォローと新しい選手を含めた強化を目的に実施された。
 U-20女子代表の活動を踏まえて選出されたメンバーの中にはこのプロジェクト初年度に参加した菅原未紗の名前も含まれていた。「高校1年生の時に初めてこのプロジェクトでGKの専門的な技術を学びました。当時は何も出来なくてコーチに直されてばかり。今はどうやったら上手くなれるか考えながらやれるようになった。現状に満足せず、上を目指して頑張っていきたいです」(菅原)。菅原は昨年行われたAFC U-19女子アジアカップの代表に選ばれ、2月に行われたなでしこチャレンジプロジェクトメンバーにも選ばれた。このスーパー少女プロジェクトから巣立っていった選手の一人である。
 練習内容も通常のプロジェクトのメニューよりシュートストップ、ブレイクアウェイといった強化に重きが置かれたプログラムが組まれ、フィールドプレイヤーとの実践トレーニングも行われた。このキャンプに帯同したのはなでしこジャパンやナショナルトレセンで指導する屈指のコーチ陣4名。参加人数を10名に設定したことにより、多くの練習機会を与え、より具体的な指導が行われた。
 これからはGKも守るだけではなく、奪うこと、そして攻撃することに深く入り込んで戦わなければならない。アジアのみならず世界を舞台に戦っていく上でGKの育成・強化は重要課題の一つとなっている。大きな可能性と魅力が秘められたGKというポジション。この機会にぜひ挑戦してみてほしい。

(文/早草紀子)
※スーパー少女プロジェクト参加募集の詳細は、こちら