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女子サッカーレポート
集大成となる大舞台へいよいよカウントダウン〜北京オリンピックへ向けて〜(08.07.25)

 北京オリンピックまで2週間を切った。最終合宿を経てなでしこジャパンも順調な仕上がりを見せている。
 女子サッカー最高峰の大会であるオリンピックがいよいよ目前に迫ってきた。なでしこジャパンは7月15日から4名のバックアップメンバーを含めた22名で最終合宿を行った。6月にAFCアジアカップを戦い終えてから約一ヶ月、選手たちはそれぞれの所属チームでPlenusなでしこリーグを戦ってきた。そのため最初の2〜3日は基礎部分の反復トレーニングが重点的に行われた。全体的に感覚を取り戻し始めると、佐々木則夫監督は合宿3日目には欧米化対策として地元の県立富岡高校の男子チームとの合同練習を組んだ。“個”の部分ではディフェンスとオフェンスに分かれて対人トレーニング、組織としてはフルコートを利用してのゲーム形式など、この後も合宿中に度々男子高校生との合同トレーニングを実施し、時には3時間にも及ぶこともあった。「やっぱり男子とトレーニングすると感覚が一気に戻りますね。体は結構キツイですけど(笑)」とは池田浩美。チームの状態も徐々に上がってきている。
 7月24日には神戸(ホームズスタジアム)でオーストラリアとの壮行試合が行われた。オーストラリアは体も大きく、スピードもあり、まさに欧米スタイル。暑さの厳しい16時キックオフにもかかわらず、なでしこジャパンは終始ゲームを支配し、3-0で圧勝した。選手起用の面では、後半途中まではベストメンバーで臨み、その後大野忍に代えて原歩を入れて右サイドへ位置し、右サイドからトップに回っていた安藤梢に代えて丸山桂里奈を、池田浩美に代えて宇津木瑠美を入れてセンターバックに、そしてGK海堀あゆみも途中出場を果たした。「18名でオリンピックを戦うにあたって重要なのは、あらゆる事態に備えて複数のポジションをこなすこと」と常々佐々木監督は言っている。オリンピック初戦までに出来る限り、多様な組み合わせでのコンビネーションの質を上げていかなかればならない。残る実践の場としては29日に国立競技場でアルゼンチンとの壮行試合が組まれている。アルゼンチンは北京オリンピックにも出場する強豪。直前の対外試合の相手にはうってつけだ。
 壮行試合が終わればいよいよ北京へと旅立つ。初のベスト8というステージへ進んだアテネオリンピックから4年。大橋浩司監督のもと、“個”スキルアップに努め、そしてバトンを引き継いだ佐々木監督とともに今、アテネオリンピック以上の成績を視野に入れて、北京オリンピックの舞台に立とうとしている。初戦のニュージーランド、続くアメリカ、最終戦のノルウェーと、各地域を代表して集った世界大会では楽な戦いはあり得ない。厳しい戦いの中でこそ、自分たちのサッカーを思う存分発揮してほしい。なでしこジャパンの集大成となる北京オリンピックは全競技の先陣を切って6日に開幕する。

(文/早草紀子)

※国際親善試合 対オーストラリア女子代表の詳細は、こちら
※キリンチャレンジカップ2008 〜ALL FOR 2010!〜 対アルゼンチン女子代表の詳細は、こちら
※第29回オリンピック競技大会(2008/北京)の詳細は、こちら