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09/10

ガールズフェスに延べ1500人超が参加 ~大会と連動、レガシー・プログラム~

 日本で初めて開催されたFIFA U-20女子ワールドカップは、ヤングなでしこ日本U-20女子代表の銅メダル獲得とアメリカの優勝で9月8日夜に幕を閉じましたが、その数時間前、日本サッカー協会が同大会と並行して実施してきた"Live Your Goals"ガールズフェスティバルも、東京・文京区の小石川運動場で最終回のセッションを行いました。


 このフェスティバルは女子U-12~U-15年代を対象として、レガシー・プログラムの一環としてサッカーのプレーを体験するもので、今回のU-20女子ワールドカップと連動する形で同大会の試合会場となった5都市で全試合日に16回を開催しました。それ以外にも、大会の試合開催がなかった大分や、4月上旬の大阪・堺、6月17日の大阪・長居、8月13日に日本U-20女子代表のワールドカップ壮行試合が開催された福島でも行い、合計20回のセッションを実施しました。

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 参加者の総数は述べ1508人となり、インストラクター参加も229人を数えました。インストラクターには女子ナショナルトレセンコーチ陣を中心に、FIFAインストラクターのみなさんや、なでしこジャパン日本女子代表の佐々木則夫監督など毎回違う助っ人が加わり、将来の日本女子選手の練習を指導しました。


  大会中は学校の夏休み期間中の開催となり、各地区の初心者を中心とした子どもたちが参加していましたが、学校が始まった後の9月4日のセッションでは、東京周辺の中学校4校(成立学園、中村学園、十文字学園、修徳学園)のサッカー部から合計68人の選手が部活動の一環として参加しました。
 参加者は7つのグループに分かれて、順番にシュートやドリブルなどの技術練習やミニゲームというメニューを次々に体験するという構成で、選手のみなさんは初めて一緒にプレーする"チームメイト"と共に、約90分間ボールを追って汗を流していました。そして最後は、恒例となった参加者とコーチ陣のハイタッチを交わして、笑顔でこの日のプログラムを終了しました。


 成立学園から参加した中座史帆里(中学1年)さん、加賀谷歩夢(中学2年)さん、橋本紗英(中学3年)さんの3人は、「初めて一緒にプレーする人たちばかりだったけど、すぐに馴染めました。ゴールを決めたらもっと喜んだ方がいいと言われました」と異口同音に話し、この日得たアドバイスを同じ部のチームメイトに伝えたいと話していました。


 修徳学園の榎戸里帆(中学3年)さんは、「いろんなチームの人と一緒にできて楽しかった」と話し、チームメイトの井澤佳香(同中学3年)は「PKが上手くできないでいたのだけど、コーチにコースを狙って打つように言われて、そうやったら入った。修正の仕方が分かってよかった」と言っていました。

 また、4月に堺で開催されたフェスティバルに続いて2度目の参加という十文字学園の高柴八重花(中学2年)さんは、「シュートの時にGKの逆を狙うことや、シュートの時の姿勢の取り方でボールが浮かなくなることを教えてもらいました。徹底できたと思います」と、手応えを感じたようです。
 

中村学園に通うお子さんの付き添いで来場して飛び入り参加したという濱口ふさえさんは、「子どもたちが初めて一緒のグループでプレーすることもあって、最初はぎこちなさがあったのですが、次第にチームワークが取れるようになって、ミニゲームでは盛り上がりました。サッカーの経験はないんですけど、私もゴールを決めました。こういう機会があれば、また参加したいですね」と話していました。

20120905_t01_05.jpg この日のフェスティバルに参加した、なでしこジャパン日本女子代表チームの前田信弘GKコーチは、シュート練習のセクションで自らがGKとなってゴールに立ちはだかりながらシュートの打ち方のアドバイスを送り、選手のみなさんはシュート練習を楽しそうに繰り返していました。
前田GKコーチは、「楽しんでサッカーを続けて、女子サッカーのすそ野が広がることにつながれるといいですね」と期待を口にしています。

 日本サッカー協会では、この年代を対象にしたガールズフェスティバルを今後も形を変えながら各地で展開していく予定で、女子サッカーの普及と発展に一層努めたいと考えています。