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「芝生で語ろう」


本大会の舞台に立つ23人が決定

 本日(5月10日)、FIFAワールドカップ南アフリカ大会に出場するSAMURAI BLUE、23人のメンバーが発表されました。発表会見は、ドイツ大会の時と同様に、岡田監督がメンバーを読み上げるという形で行われました。もちろん、私もTVを見てメンバーを知りました。印象としては、日本がやろうとしているサッカーを、この23人で表現する、という岡田監督の意思が如実に出ていると思いましたね。人選について、何ら違和感はありません。
 全体の印象としては、ディフェンシブな戦いを想定したものと言えるかもしれませんね。身体能力に長けたカメルーン、体格・フィジカルが強く技術的に世界トップクラスのオランダ、組織的で堅いサッカーをするデンマーク、その強豪3チームとグループステージを戦う日本。どの試合も半端な戦いではありません。そこを岡田監督も十分考えた上でのメンバー選考だと思います。
 これまではすべての選手が当落線上にあり、その状態で戦ってきたわけですが、これで最終メンバーが決まり、選手も本腰を入れて準備に入れます。ケガを恐れず、良い準備をして本番に備えてほしいと思います。

「チーム」として戦う

 有能な選手が数多くいる中で、たった23人を選ぶというのは大変なことです。選手にも家族がいて、友人がいて、たくさんのファンがいる。また、代表メンバーに選ばれる・選ばれないで人生が変わる場合だってあるんですから。そういう部分も背負って監督は人選を行わなければならない。高い目標と使命感を持っているからこそできることだとも言えますね。
 オシム前監督も以前、「監督というのは、チームとしてどうまとまって最高のパフォーマンスを見せるかということを念頭に様々なことを考えるものだ。ピッチに立つ11人が戦っているわけではない」と話していました。まさにそうです。ワールドカップというのはオールスター戦ではありません。どんなに優秀な選手でもチーム全体の状況やパフォーマンスに不調和音をもたらす選手がいたら、ワールドカップという厳しい大会を戦い抜くことはできません。
 ファン・サポーターにとってはいろいろ意見はあるでしょう。全ての国民が満足するメンバーなどありえない。しかし、ワールドカップという長丁場を戦うには、コンビネーションやコミュニケーションが重要な部分を占めており、選手の実力や人気順に上から23人を選べばよいというものではないんです。そこを十分理解してほしいと思います。
 とにかく、ワールドカップまであと1ヶ月。SAMURAI BLUEはこの23人のメンバー(12日にはワールドカップ登録メンバー30人を発表)で戦います。
 今月24日には韓国代表との壮行試合が埼玉スタジアムで開催され、両チームともにフル代表として戦うわけですから、本番さながらの激しい戦いを見せてほしいですね。選手一人ひとりがどういうプレーを見せるか、チームとしてどうまとまり、最高のパフォーマンスを発揮するか、私も関心を持って見守りたいと思います。
 ワールドカップでの飛躍を予感させる最高の戦い振りで、最初の合宿地となるサースフェーに飛んでほしいと思いますし、ファン・サポーターの皆さんには、世界の大舞台に挑むSAMURAI BLUEを温かく送り出してほしいと思っています。