JFA|日本サッカー協会  Japan Football Association
JFAへの登録リンクENGLISHRSS

「芝生で語ろう」


応援して下さった皆さんに心から感謝

 日本は素晴らしいチームでした。4年前の苦い経験を生かし、チームが一丸となって戦いました。試合を重ねるごとに成長していったように思います。残念ながらベスト4の夢は叶いませんでしたが、南ア大会での4試合は日本サッカーの歴史に大きな1ページを残してくれました。
 SAMURAI BLUEを応援して下さったファン・サポーターはもちろん、日本国民、そして、おとなり韓国や各国の人々も日本の健闘を祈り、その戦いを讃えてくれました。海外のメディアも日本の組織的なサッカーに驚きと賛辞を送っています。また、サッカー協会には今日もサムライたちを労う電話が多く寄せられていると聞いています。応援して下さった皆さんには心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

ベスト16の死闘

 今回のワールドカップは強豪が苦戦を強いられ、FIFAランキングトップ10に入る欧州の強豪チームが苦戦するなど、世界最高峰のイベントならではの波乱の幕開けとなりました。
 そして28日からスタートした決勝トーナメント。そのステージに立った16チームは錚々たる顔ぶれですし、グループリーグとは明らかに異なり、どのチームもギアチェンジしてこのステージに臨んできましたね。それぞれの対戦を見ても決勝トーナメントの戦いがタフで一筋縄ではいかないことを、ワールドカップをよく知る人はあらためて感じたのではないでしょうか。
 パラグアイも南米特有の“個”の強さと、強固な守りを特長とする素晴らしいチームで、日本にとっては非常に手強い相手でした。それでもパラグアイの猛攻を凌いで90分を戦い、延長戦、さらにPK戦にまでもちこんだことは、日本サッカーにとって今やれることを精いっぱいやったと言えるのではないでしょうか。PK戦での敗戦だけに悔しい気持ちは消せませんが、あのワールドカップ特有の雰囲気に飲まれることなく、選手が結束し、最後まで落ち着いて戦ったことを誇らしく思います。 ワールドカップ前に臨んだ4連戦ではなかなか勝利できず、多くの人々が不安を感じたと思います。その間、選手もコンディションが上がらず、悩みながら戦ってきました。しかし、その苦しみや重圧、批判にも腐ることなく粛々と準備を進め、結束力を高めながら、本大会に合わせて調子を整えることに成功しました。これは、チームを支えるスタッフの献身的なサポートがあってのことですが、選手の頑張りも大きかった。そして、本大会に向けてのきめ細やかなコンディショニングと戦略を講じた岡田監督の決断とその分析力もさすがでした。常に世界を見ながら日本のサッカーをどうしていくべきか考え、本大会で納得のいくサッカーを見せてくれたと思いますし、選手も監督の考えに応えて死力を尽くしたと思います。ベスト16という結果に色々な意見はあるでしょうが、僕は今大会の日本の選手団の健闘を心から讃えたいと思います。

次の挑戦が始まった

 これから4年後のワールドカップについては、今大会をしっかりと総括し、そのうえで内部で議論して今後の体制を整えたいと考えています。
 日本のサッカーが、世界の中でどういうところが足りなくて、どういうところが優れていたのかなどを分析。技術委員会のレポートをベースに協会内で議論し、我々が目指す方向性に基づき、その具体的方針、施策を講じます。

 日本のワールドカップ南アフリカ大会はこれで幕を閉じましたが、既に次の目標に焦点を定め、新たなスタートを切ります。ワールドカップへの道のりはどの国にとっても険しく、一朝一夕にはいきませんが、これからも日本サッカーの発展に向けて全力を尽くしていきますので、変わらぬご支援をお願いします。 
   チームは日本に帰りますが、僕は現地に残ってこの素晴らしいワールドカップを2022年に日本で開催するために招致活動を継続していきます。ぜひ成功させて、日本の子どもたちから老人まで多くの人たちに夢を与えられるように頑張りたいと思います。