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国際交流・支援活動

AFCプロリーグプロジェクト  インタビュー 

国際サッカー連盟(FIFA)ジョセフ・S・ブラッター会長

Q:AFCが行っているアジアのプロリーグ改革について、今朝の総会での川淵キャプテンのプレゼンをご覧になって、会長はいかがお考えですか?

ブラッター会長(以下、ブラッター):私の同僚であり友人の川淵キャプテンが行ったプレゼンには、本当に感銘を受けました。非常に判りやすい内容で、プレゼンを聞いていた人々にプロリーグを組織しようという意志と望みがあれば容易に実現できるものだとわかったでしょう。
スクリーンに表示した原則ははっきりしていました。インフラ整備がされていてスタジアムがなければ不可能で、指導者、チームマネージャー、選手を擁し、財 政支援があり、特に重要なのは自国のユース世代がサッカー選手になれるように関心を持つことだと。これらはいずれも日本で実戦してきたことばかりです。
日本ではこういう考えを1991年には持って、93年にJリーグをスタートさせました。その5年後にはサッカー界で強力チームとして1998年FIFA ワールドカップに初出場を果たし、2002年にはワールドカップを開催しました。今日ではJリーグはアジアのみならず、世界で尊重されるリーグの一つに成 長しています。(やる気があれば)簡単にできます。
プレゼンの後、川淵さんを褒めたんですよ。で、「FIFAのインストラクターになって欲しい」と伝えました。先ほどもインドのジャーナリストとプロ化をい かに行うかという話をしていて、「プロリーグ設置のために、日本に適任者がいるのに、わざわざ欧州から人を送り込む必要はない」と話していたところです。 本当ですよ。FIFAは彼にお願いしたい。彼も「はい、やりましょう」と言ってくれました。
これはいいことです。内容がわかりやすいのはもちろんですが、日本人が提示していることがいいのです。それに川淵さんは英語で話して言い澱むこともなく、 ポイントを1つ、2つ、3つとテキパキと、観客数やTV視聴率など競技の社会的重要性を数字を使いながらJリーグの発展を示しました。彼がいかにしてJ リーグを作ってきたかということです。
こういう事例はインドをはじめとする、プロリーグを作りたい、あるいは現在あるプロリーグを改善したいと願っているマレーシアやタイなど、多くの国々にも たらされるべきです。バングラデシュやベトナムなどは人口も多く、ベトナムには7千万人の人々がいて、彼らはいいプロリーグを持ちたがっている。我々はそ ういう彼らに手を差し伸べます。

Q:FIFAにとってアジアのプロリーグ改革はどのぐらい重要なことなのでしょうか?この改革が世界のサッカーに与える影響についていかがお考えですか?

ブラッター:アジアは世界人口の60%を占めています。つまり、これはサッカー選手になり得る60%であり、将来的に大きな市場になります。欧州のプロ リーグでは競争が激しく、1チーム11人というルールでプレーしている限り、これ以上選手を増やすわけにはいかない。でも、南米やアフリカにはプレー機会 を求めている選手がいる。アジアはそういう彼らが目指す場所になり得ます。ただ、それにはまず、アジアがきちんとしたリーグ組織を持っていなくてはなりま せん。

Q:つまり、アジアのプロリーグが成功すれば世界のサッカーを活性化すると?

ブラッター:ええ、絶対に。

Q:ありがとうございました。

(インタビュー:2007年5月8日)