JFA|日本サッカー協会  Japan Football Association
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 皆さん、こんにちは。
 今回は日本サッカー協会(JFA)が行っている「JFAグリーンプロジェクト」の取り組みについて紹介します。

 同プロジェクトは、JFAが芝生の苗(ポット苗)を提供し、全国の学校の校庭や園庭、クラブチームのグラウンド、公共スポーツ施設などを芝生化する活動です。

 育苗ポットの中で45日間ほど育てた芝生(ティフトン419)を田植えの要領で50cm間隔に植えると、2ヶ月ほどでその間隔が埋まり、一面の芝生になります。ティフトン芝は成長が早く、芝刈りや散水、施肥を充分に行えば、大掛かりな工事をすることなく芝生化ができるのです。

 JFAは今年も、地方自治体、都道府県サッカー協会、法人格を有するサッカークラブ/スポーツクラブ、学校、幼稚園/保育園を対象に、グラウンド22面分(155,000㎡相当)の芝生の苗70万株を無償で提供するキャンペーンを実施します。
関心のある方は、是非、(→こちら)をご覧ください。

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 校庭などの芝生化は、全国的にも広がっています。東京都では2011年の累計で275の公立小中学校の校庭が芝生になったそうです。

 以前、東京都で初めてグラウンド全面を芝生にした小学校を訪ねた時、校長先生に芝生にして一番うれしかったことを聞いてみたところ、校長先生は、「車椅子と歩行器を使ってしか歩かなかった児童が、芝生を見た途端に自分の脚で懸命に歩いたことです」と仰っていました。

 ほかにも、「子どもたちが外遊びするようになった」とか、適度な湿度と温度が保てることから「風邪を引きにくくなった」、「夏の猛暑でも少し温度が低くなる」とか・・・。あるいは、「子どもの服が汚れなくなった」、「地域の人々が一緒になって苗を植えることで、みんなでグラウンドを大切にしようという気持ちや愛着が育まれた」など、子どもたちだけでなく、先生や保護者の方々からも多くの喜びの声が寄せられています。

 

 芝生には、いろいろな力が秘められているんですね。

 「すべての子どもたちに、芝生の上で元気に走り回ってほしい」
 その想いで2008年にスタートした「JFAグリーンプロジェクト」は、昨年までに200を超える施設で実施され、700,000㎡以上の面積を緑にしてきました。サッカーピッチに換算すると、その数なんと100面分です。

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 ところで皆さん、グラウンドを芝生化すると聞いてどんなことをイメージしますか?

「維持管理が大変」
「設置にお金がかかりそう...」
「専門的な知識がないとできない」
「実際やってみたけど失敗した」

 芝生化はお金の面でも管理の面でも難しいという印象をお持ちの方が少なくないのではないでしょうか。

 成功する秘訣は、みんなで大切に育てようという意識。
 日常で使う芝生は、Jリーグで使用するプロ仕様の立派なピッチである必要はなく、「芝刈り」と「水やり」「施肥」をしっかりやれば、気軽に使える芝生のグラウンドを維持できます。

 実際に、地域ぐるみで芝生を育てているところが成功しているようです。
 前述した小学校でもPTAや先生、児童がみんなで水やりなどを行うほか、児童がペットボトルなどを使ってポット苗をつくり、芝生が剥げたところにその苗を移植してきれいな芝生を保っていました。

 自分たちでつくり上げるからこそ、大事にできるというものでしょう。

 芝生の上を元気いっぱいに駆けまわる子どもたち。その笑顔の先にある未来のために、私たちは皆さんとともに芝生化を進めていきたいと考えています。