JFA|日本サッカー協会  Japan Football Association
JFAへの登録リンクENGLISHRSS
天皇杯全日本サッカー選手権大会
  • トップページ
  • スケジュール・試合結果
  • 大会要項
  • アクセス
  • チケット

チーム紹介(都道府県)
北海道代表
北海道教育大学岩見沢校
青森県代表
ヴァンラーレ八戸
岩手県代表
グルージャ盛岡
宮城県代表
ソニー仙台FC
秋田県代表
ブラウブリッツ秋田
山形県代表
羽黒高校
福島県代表
福島ユナイテッドFC
茨城県代表
筑波大学
栃木県代表
栃木ウーヴァFC
群馬県代表
ザスパ草津チャレンジャーズ
埼玉県代表
東京国際大学
千葉県代表
浦安SC
東京都代表
横河武蔵野FC
神奈川県代表
桐蔭横浜大学
山梨県代表
山梨学院大学ペガサス
長野県代表
AC長野パルセイロ
新潟県代表
新潟経営大学
富山県代表
富山新庄クラブ
石川県代表
ツエーゲン金沢
福井県代表
サウルコス福井
静岡県代表
藤枝MYFC
愛知県代表
トヨタ蹴球団
三重県代表
マインドハウス四日市
岐阜県代表
FC岐阜SECOND
滋賀県代表
MIOびわこ滋賀
京都府代表
佐川印刷SC
大阪府代表
関西大学
兵庫県代表
関西学院大学
奈良県代表
奈良クラブ
和歌山県代表
アルテリーヴォ和歌山
鳥取県代表
米子北高校
島根県代表
デッツォーラ島根
岡山県代表
ファジアーノ岡山ネクスト
広島県代表
佐川急便中国SC
山口県代表
レノファ山口
香川県代表
高松商業高校
徳島県代表
鳴門高校
愛媛県代表
FC今治
高知県代表
高知大学
福岡県代表
福岡大学
佐賀県代表
佐賀大学
長崎県代表
三菱重工長崎SC
熊本県代表
熊本学園大学
大分県代表
HOYO大分
宮崎県代表
宮崎産業経営大学
鹿児島県代表
鹿屋体育大学
沖縄県代表
FC琉球
 

北海道代表 北海道教育大学岩見沢校

 2年ぶり2度目の天皇杯出場。初出場だった2011年は1回戦で大阪体育大学(大学代表)を破り、天皇杯初勝利を挙げた。今大会も初戦突破を狙う。
 MF上原を中心としたパスサッカーで相手を崩し、得点を重ねるのが持ち味。 MF松本、FW近藤の両2年生の息のあったコンビネーションからも得点できる。天皇杯切符を懸けた知事杯全道選手権大会決勝では、2年連続23度目の出場を狙う札幌大学に対し、近藤が決勝ゴールを決め、1-0で勝利した。
 天皇杯1回戦の相手は羽黒高校(山形県)。未知の相手との初戦を突破し、J2のコンサドーレ札幌と対戦する2回戦に照準を合わせる。
 コンサドーレ札幌U-18(18歳以下)出身の近藤は「初戦を勝ち抜き、コンサドーレに成長した姿を見せたい」と上を見据える。越山監督は「選手がうまくなるには大きな大会で勝つことが一番。一つでも上を目指したい」と意気込んでいる。
(北海道新聞)

青森県代表 ヴァンラーレ八戸

 4年連続で同じ顔合わせとなった青森県サッカー選手権大会決勝では、八戸学院大(八戸大から改称)を2-0で破り、2年連続3回目の天皇杯全日本サッカー選手権大会の切符を手にした。前半は相手の粘り強い攻めに苦しんだが、後半はセットプレーを生かした積極的な攻撃でペースをつかみ、八戸学院大を圧倒した。
 今季から、東北社会人リーグ1部に加入。8月28日現在、13勝1敗で首位を独走している。2006年のチーム発足以来、目標は「Jリーグ参入」。6月には、来年発足するJ3への参加を目指し、Jリーグに準加盟を申請した。
 2010年と昨年の天皇杯は、ともに1回戦敗退。今年は、桐蔭横浜大(神奈川)を相手に、持ち味の「積極的な守備」から流れをつかんで初戦突破し、2回戦で横浜マリノスとの対戦を目指す。山田松市監督は「自分たちのサッカーをしっかりやって、昨年以上の結果を残したい」と、静かに闘志を燃やす。
(東奥日報)

岩手県代表 グルージャ盛岡

 第63回岩手県サッカー選手権大会決勝戦で、岩手大学を3-0で破り6年連続7回目の天皇杯本戦への出場を決めた。前半は両チーム無得点で折り返し、後半13分に土井良太が先制点を決め、さらに土井、森川と追加点を上げ勝利した。
 ホームタウンは盛岡市。チーム名のグルージャ(Grulla)は、スペイン語で「鶴」という意味であり、盛岡藩藩主南部氏の家紋「向鶴」と、盛岡の名物「じゃじゃ麺」、この地方の方言に多く含まれる「じゃ」の響きに因んでいる。107通の一般公募の中から決定された。
 今シーズンは、来シーズンより新設される「JリーグDivision3」への参入を目標に活動しており、8月20日付で「Jリーグ準加盟」が承認され、1つの大きなハードルをクリアした。  天皇杯では、「Jクラブとの対戦」を目標に掲げ大会に臨む。今年の初戦はJFL所属のソニー仙台FCとの対戦で勝利し、2回戦の鹿島アントラーズ戦を目指す。
(岩手日報)

宮城県代表 ソニー仙台FC

 宮城県のアマチュアサッカーをけん引し続ける。県大会決勝は仙台大学に90分間ゴールを許さず1-0で勝利。8年連続の本大会出場を決めた。
就任2年目の石川雅人監督は「攻守両面でのアグレッシブさ」をモットーに掲げる。守備陣はもちろん、前線の選手も敵のボール保持者へ積極的にチェイシングをかけボールを奪いにいく。先の仙台大戦でもボランチ山藤のボール奪取が起点となり、小泉慶治のゴールが生まれた。
伝統の堅守はことしも健在。自陣前ではDFやボランチが常に数的優位の状況を生み、決定機を簡単には作らせずゴールを守る。主戦場のJFLでも24試合でリーグ4番目に少ない23失点を誇る。
攻撃は物足りなさが残る、JFLで25得点はリーグ12番目。しかも、うち12得点を挙げていたエースストライカー、大久保剛志が8月13日にJ2山形へ完全移籍した。仙台大戦でも相手守備を何度も崩しながら追加点を奪えなかった。石川監督も「攻撃での連動性をさらに高めないと」と、今後の課題とする。
小泉は「全国大会はソニー仙台を広く知ってもらえる絶好の機会。J1勢に勝って、いつも応援してくれる会社や地元の方々に、喜んでもらいたい」と思いを語った。 
(河北新報)

秋田県代表 ブラウブリッツ秋田

 ブラウブリッツ秋田(BB秋田)は、天皇杯全日本選手権秋田県予選決勝で、秋田FCカンビアーレを9-1で下し、12年連続20度目(前身のTDK時代を含む)の本大会出場を決めた。
チームは2010年に北東北初のJリーグチームを目指すクラブチームとして誕生し、現在は日本フットボールリーグ(JFL)に所属。今季の通算成績は11勝5分け8敗の6位(8月28日現在)。
今季から、天皇杯で3度優勝に導いた経験を持つ与那城ジョージを監督に迎えた。最終ラインからボールをつないで保持率を高め、速いパス回しで守備を崩し、縦パスに合わせて複数の選手が前線に攻め上がる攻撃的なプレーを磨いてきた。
攻撃の要はJFL通算98得点の松田正俊主将。185cmの長身を生かしたヘディングや、力強いシュートが持ち味だ。
昨年は、2回戦でJ1の大宮アルディージャに0-2で敗れた。今年は初戦を勝てばJ1のベガルタ仙台と顔を合わせる。
(秋田魁新報)

山形県代表 羽黒高校

 羽黒高は伝統的に攻撃的サッカーだが、今季は堅守が際立つ。県代表決定戦までの公式戦計22試合を通じてわずか4失点。北海道教大岩見沢(北海道)との初戦に向け、本街直樹監督は「力は相手が上。引いて守るのではなく、サイドを使った攻撃を仕掛けたい」と意気込む。
 山形大体育会サッカー部との県代表決定戦は3−0と攻守がかみ合った。基本的なフォーメーションは4−3−3。攻撃の核は、いずれも素早い動きだしと得点力に優れるFW梅木拓、FW木村比呂。スピードを生かしたサイドからの切り崩しで得点機を生み出す。守備陣は、CBに酒井雄基を固定できたことで安定感が増した。酒井と佐藤新がDF陣を束ねてピンチの芽を摘み、スムーズな攻撃への切り替えを可能にしている。
 本街監督は「積極的に高い位置からボールを奪いにいき、得点機をつくりたい。納得できる試合をすることが大事」と語った。
(山形新聞)

福島県代表 福島ユナイテッドFC

 平成25年度 福島民報杯 NHK杯 第18回福島県サッカー選手権大会決勝で相馬サッカークラブを3-1で破って6連覇を達成し、6年連続の出場を果たした。  2002年、福島に住む10代から20代の若者が集まり、現在の前身となるチームを結成し躍進を続ける。2012年、福島市出身で元Jリーガーの時崎悠監督が就任。同年の東北地区社会人リーグで優勝後、全国地域サッカーリーグ決勝大会へ出場し準優勝。悲願となるJFL昇格を決めた。
 チーム名は、「UNITED=ひとつになる」の意味に由来し、チーム・選手・スタッフ・サポーターが“ひとつ”になって活動していく、福島が“ひとつ”になって福島の発展・活性化のために活動していくことを目指している。
 昨年の天皇杯では、Jリーグ勢2チームを撃破しベスト16まで進出した。今年はそれ以上の成績を目指して全国に臨む。時崎監督は「昨年はチームが伸びるきっかけになった。県代表として1つでも多く勝ち進みたい」と意気込む。福島ユナイテッドFCの全国での活躍は、福島県民に勇気や希望、元気を与えるものとなる。
(福島民報)

茨城県代表 筑波大学

 天皇杯予選を兼ねた茨城県サッカー選手権大会決勝では、今夏の総理大臣杯を制した流通経大に5-1で圧勝。3年連続27度目の天皇杯切符を手にした。
 正確で早いパスワークは今年も健在。自陣から丁寧にパスを回して攻め上がるだけでなく、時には相手守備の裏を突くロングボールなど、多彩な攻撃が魅力だ。
  中心はJ1川崎入りが濃厚なMF谷口彰悟。ボランチとしボール奪取能力に優れているだけでなく、足元の技術も確か。攻撃で最も頼りになるのは、J1鹿島の強化指定選手でJデビューを果たしているFW赤崎秀平。県選手権決勝では両足から強烈なシュートを放ち、ハットトリックを達成するなど高い決定力を見せつけた。守備陣は赤崎、谷口とともにユニバーシアード代表だったDF車屋紳太郎が引き締める。
 初戦に勝てば2回戦の相手はJ1柏。主将の谷口は「まずは初戦に勝ち、Jのチームを倒すつもりでしっかり戦いたい」と力を込める。
(茨城新聞)

栃木県代表 栃木ウーヴァFC

 2年ぶり5度目の出場を決めた栃木ウーヴァFC。
4年連続で同カードとなった第18回県サッカー選手権大会決勝では、前年覇者のヴェルフェたかはら那須(関東リーグ1部)に3|0と快勝した。勝利の立役者となったのは、1ゴール2アシストの活躍をみせたFW若林学。J1での試合経験もある34歳のベテランは、188cmの長身を生かし攻撃の起点として奮闘した。
 1974年に前身の日立栃木サッカー部として創部し、2010年にJFLに昇格。今季は第15節から第22節まで勝ちなしと低迷が続いたが、ここにきてリーグ戦、県選手権合わせて3連勝と、徐々に調子を取り戻している。林容史主将は「負けがこんだ時期を経験し、原点に返った。体を投げ出して積極的なプレーをする選手が増えたことがよかった」と話す。
初戦の相手、東京国際大には3年前によもやの敗戦を喫しており、雪辱を誓う。多田徹朗監督は「まずは初戦突破が目標。県代表として恥ずかしくない試合をしたい」と力を込めた。
(下野新聞)

群馬県代表 ザスパ草津チャレンジャーズ

 ザスパ草津チャレンジャーズはザスパクサツ群馬(J2)の下部組織で結成9年目、予選出場4度目で初の天皇杯出場権を手にした。選手は15人と少人数ながら2年連続で決勝で敗退した悔しさを原動力に抜群のチームワークを発揮した。
前線で得点を稼ぐのはFW中川貴晴。スピードがあり、ジャンプ力も魅力的だ。そこへパスを供給するのがMF藤井惇やDF小林誠。MF吹田諒には自ら敵陣へ切り込むドリブルがある。スタミナに不安はあるものの、決勝では途中出場でもチームの流れに乗って再三のチャンスを演出した。司令塔と呼べる選手はいなくてもどこからでもチャンスをつくることができる。守備陣を統率するのはDF安田光。共にセンターバックを務めるDF小林誠とのコンビネーションで失点を防ぐ。試合中は声かけを欠かさずに信頼関係を築いてきた。攻撃面でも2人はサイドを駆け上がる積極的な姿勢を見せる。
(上毛新聞)

埼玉県代表 東京国際大学

 まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことだ。初昇格の関東大学リーグ2部で前半戦無敗の首位を走る東京国際大が、彩の国カップ埼玉県サッカー選手権大会決勝で尚美学園大を3-0で下し、3年ぶり2度目の天皇杯出場。昨年まで県大学リーグでともに戦い、関東2部昇格決定戦で争った因縁の相手を圧倒して快勝した。
前半33分、DF鹿糠智正のフィードにFW福島遼が抜け出し先制。36分にはMF上船利徳のクロスに、主将のDF阿部正紀が頭で合わせ2点目。後半23分にもカウンターからMF加藤龍治が3点目を決めた。
基本システムは4-4-2。注目は身長168cmながらスピードと体の強さを持つFW福島。MF加藤は身体能力が高く、GK以外はどこでもできる万能選手だ。中盤ではMF若井祥吾が支配力を発揮する。
天皇杯では一つ勝てば、浦和レッズと対戦できる。3年前は同様に2回戦で浦和と戦ったが、0-7の完敗。元J2水戸指揮官の前田秀樹監督は「大学生がプロとやれるのは幸せ」と今回も対戦を熱望している。
(埼玉新聞)

千葉県代表 浦安SC

 第18回千葉県サッカー選手権決勝で、VONDS市原を2-1で下し、天皇杯初出場を決めた。過去2年は決勝で敗れており、「三度目の正直」だった。
 幼児から社会人までの一貫した育成を掲げる地域密着型クラブ。所属する関東サッカーリーグ2部では、2試合を残し15勝1分け。優勝を既に決めた。Jリーグの仙台と横浜FCでコーチ経験のある斎藤芳行監督が率いて、MF清水康也、村田翔、DF秋葉勇志ら元Jリーガーも擁する。
VONDS市原戦では守備を固められたが、しっかりパスをつなぎ、厚みある攻撃で押し込んだ。斎藤監督は「サイドをうまく使って相手の足を止め、内に入ったらスピードアップできたと思う」。一方で、豊富な運動量で高い位置からプレスを掛けてボールを奪うこともチームコンセプトにする。
天皇杯出場を決め、リーグ1部昇格と全国社会人サッカー選手権出場を合わせた「3つのノルマ」を達成。JFL昇格へ、大舞台で経験を重ねる。
(千葉日報)

東京都代表 横河武蔵野FC

 昨年の天皇杯2回戦で地元JクラブのFC東京に勝利し話題となった横河武蔵野FCが、今年も東京都代表の座を掴みとった。2年連続4回目の本大会出場。
 今年の東京都サッカートーナメント決勝の相手は、準決勝で前年度準優勝の東京23FCに3−1で勝利して勢いにのる日本体育大学だったが、横河は前年度王者としての貫録を見せた。試合では、球際での体を張った守備とボールを奪ってからの厚みのある攻撃を披露。最後まで動いて走って戦い、2得点を挙げる一方で失点を0に抑え完勝した。昨年の決勝では、延長PK戦の末に12年ぶりの優勝を勝ち取ったが、今年は対照的な試合だった。
 本大会1回戦のザスパ草津チャレンジャーズに勝利すると、昨年同様に味の素スタジアムでのFC東京戦が待っている。
代表決定戦連覇を弾みに、昨年以上の快進撃を期待したい。
(東京新聞)

神奈川県代表 桐蔭横浜大学

 初の出場権を勝ち取った桐蔭横浜大。初戦を突破し、さらなる躍進を遂げたい。
 2007年に関東大学2部リーグに参入して、今季初めて同1部リーグに昇格した。前半戦の第9節を終えて5位と奮闘。勢いそのままに、県代表決定戦では準決勝でJFLのY.S.C.C.に4-1で快勝。 決勝では関東大学1部リーグ2連覇中の専修大から、後半ロスタイムに決勝点を挙げ、3-2の接戦を勝ち抜いた。
 エース格は不在だが層の厚さ、粘り強さが光る。リーグ3位の5得点を挙げるFW坪井や、同5位で4得点のMF山根をはじめ攻撃陣は抜け目がない。
 184cmの大型MF平山は、途中出場から力強い突破で流れを引き寄せる。守備陣はDF古澤を中心に、中盤との距離をコンパクトに保ってピンチの芽を摘んでいく。 2回戦では同じ横浜に本拠地を置く、J1横浜F・マリノスとの対戦が待っている。「マリノス相手にジャイアントキリング(大物食い)をしたい」と主将のGK島崎。ビッグクラブとの「横浜ダービー」へ向けて意気込んだ。
(神奈川新聞)

山梨県代表 山梨学院大学ペガサス

 130人近い部員を抱える山梨学院大サッカー部の上から2番目のチーム。試合数を確保してチーム全体のレベルアップを図ろうと、〝3軍〟の山梨学院大オリオンズとともに、山梨県社会人リーグに所属。現在はトップに位置する、スーパーリーグで首位を走る。
 県予選は1回戦から登場し、工友クラブに5-1で快勝。準々決勝では、前回覇者で〝弟分〟のオリオンズに1-0で辛勝した。準決勝はユース年代の強豪、ヴァンフォーレ甲府(VF甲府)U-18に1-0で勝利。決勝は同じスーパーリーグで1勝1敗の日川クラブと対戦し、前後半に1点ずつを奪った。後半20分すぎからは押し込まれたが、反撃を1点に抑えて逃げ切った。
人とボールが動くサッカーを志向する。指揮を取るのは、VF甲府の元FW須藤大輔だ。2回戦でその古巣が待ち受けている。「〝山梨ダービー〟ができたら、山梨にとっても、大学にとってもいいこと」と初戦突破へ気合が入る。
(山梨日日新聞)

長野県代表 AC長野パルセイロ

8年ぶりに出場した前回大会は、2回戦で当時J1の札幌をPK戦の末に破る金星を挙げた。2年連続出場の今回は初戦を突破すれば2回戦の相手はJ1名古屋。「ジャイアントキリング」の再現を狙う。
 来季のJ3、さらに2年後のJ2参戦を目指すクラブは着実に強化を進めている。今季から就任した美濃部監督は、後方からパスで攻撃を組み立てるポゼッションサッカーをチームに浸透させ、JFLでは5月から16試合連続無敗を継続中で2位。攻守にバランスの取れたチームは完成度を増している。
 JFL得点ランキングでトップに立つFW宇野沢が絶対的なエース。J2クラブから期限付き移籍で加入したFW青木やMF岡田に加え、守備面での貢献度も高いMF佐藤がゴール前で存在感を高めている攻撃陣は強力だ。格上相手に少ない好機で精度を持った攻めができるか。
 4バックでブロックを築く守備陣は県選手権で対人守備に重点を置く3バックも試した。名古屋の攻撃陣に対して個の力でどこまで対応できるかも注目ポイントだ。
(信濃毎日新聞)

新潟県代表 新潟経営大学

  圧倒的な運動量で新潟県予選決勝を逆転勝ちし、2年連続の出場を決めた。
 センターラインが軸になる。得点源はFW中村太一。ボールを持った際のアイデアが豊富で、ドリブル突破する力もある。県予選決勝では、中盤の攻撃に厚みを持たせるために中村を1列下げたことで、ボール保持率が上がった。2トップの相棒、FW鈴木雄大も決定力がある。
 ボランチのMF田中僚は、DFラインからボールをうまく引き出し、試合を動かす。裏への飛び出しへの意識も高く、ゴールも狙える。センターバックには、1対1が強い野崎真人、カバーリングとフィードに長ける吉賀洸貴が入る。昨年からコンビを組み、連係もばっちりだ。
 フィジカルトレーニングに力を入れ、後半から勝負強さが発揮できる。走力を生かしてピッチをワイドに使い、天皇杯初勝利を目指す。
(新潟日報)

富山県代表 富山新庄クラブ

 4年連続4度目の天皇杯出場となる。第18回富山県サッカー選手権の決勝では、ライバルのヴァリエンテ富山と対戦し、延長でも決着がつかずPK戦(3-1)で下した。
 クラブは1968年、富山市新庄中学校のサッカー部OBらが設立した。現在はJ2カターレ富山の前身チームであったYKK APとアローズ北陸の元選手が主力を担い、近年はカターレから選手などを加えてレベルアップを図ってきた。今季の北信越1部リーグでは2勝4分け8敗の7位と厳しいシーズンを送ったが、ヴァリエンテには2勝している。
 昨年の天皇杯では大阪府代表の関西大学に2-3で敗れ、Jクラブとの対戦は実現できずに悔しい思いをした。今大会の1回戦は格上のJFLツエーゲン金沢との対戦になるが、粘り強く戦い1回戦突破を目指す。
(北日本新聞)

石川県代表 ツエーゲン金沢

 豊富な運動量と細かいパスワークで「打倒Jリーグチーム」を目標に掲げる。
 石川県大会は北陸大を5-0と圧倒し、7年連続7度目の出場を決めた。JFLではリーグ屈指の得点力を誇り、現在4位をキープしている。大幅に選手を入れ替えて臨んだ今季は開幕直後こそ連係プレーにミスが目立ったものの、尻上がりに攻守にリズムが生まれ、ここまで13戦無敗と勢いに乗る。
 チームの得点ランク上位3人は新加入組だ。MF清原翔平とMF佐藤和弘が8点、FW菅原康太が7点。J2愛媛から加入した主将の越智亮介は中盤の底からゲームを組み立てる司令塔の役割として縦横無尽に動き、フリーキックでもゴールを脅かす。最終ラインはU-22韓国代表で主将経験を持つチェ・カンの獲得で安定感を増しており、「スーパーサブ」石舘靖樹のゴール前での嗅覚も大きな武器だ。
 JFLでの積み上げた自信を胸に「打倒J」へ心は一つになっている。
(北國新聞)

福井県代表 サウルコス福井

 V・ファーレン長崎をJ2昇格に導き、昨季のJFL最優秀監督に選ばれた佐野監督を迎え、全員攻撃、全員守備の「トータルフットボール」を展開。ショートパスを細かくつなぎ、相手にボールを渡さない戦いで、天皇杯福井県大会決勝は福井工大に6-0で圧勝した。
 7月に北信越1部リーグを連覇し、8月には全国社会人選手権北信越大会を3連覇。JFL昇格を目指し、着実に成長している。  昨季躍進の原動力になった元J2モンテディオ山形のMF鈴木、JFLのMIOびわこ草津、カマタマーレ讃岐でプレーしたFW坂井らに加え、J1横浜F・マリノスなどに所属したFW梅井、前JFLソニー仙台のGK山内ら即戦力のメンバーが加わった。
 昨年の天皇杯は、2回戦でJ1アルビレックス新潟に1-2で惜敗。今季はJチームに勝つことを目標の一つに掲げており、まずは初戦を制し、2回戦のJ1ジュビロ磐田戦に総力戦で挑みたい。
(福井新聞)

静岡県代表 藤枝MYFC

 スルガ杯県サッカー選手権を制して初出場を決めた。準決勝は昨年の決勝でPK戦の末に敗れた常葉大浜松に雪辱。決勝は天皇杯35度出場を誇るホンダFCを破った。
 2009年に創設。選手としても出場する元日本代表の斉藤俊秀が監督を務め、県、東海リーグを経て昨季JFLに昇格した。今季はJリーグ経験者を中心に10人を補強。第24節終了時の成績は8勝7分け9敗の10位で、上位進出をうかがう。
 中盤から複数人が連動してボールを奪いにいくスタイル。県決勝は内田和志、藤牧祥吾の両センターバックを中心に泥臭くゴールを死守。J2岐阜からレンタル移籍中のGK村尾龍矢も好セーブを連発し、相手の猛攻を無失点でしのいだ。斉藤監督が求める「好守両面での粘り強さ」を発揮した試合だった。
 初戦で勝てば、指揮官の古巣でもある同県勢のJ1清水との対戦が待っている。6月にはJリーグ準加盟を申請した。初舞台で躍進し、来季発足するJ3入りに向け弾みを付けたい。
(静岡新聞)

愛知県代表 トヨタ蹴球団

 5度の天皇杯出場を誇る中京大をPK戦の末に撃破し、本大会への切符を初めて手に入れた。
 8月24日の県選手権決勝。前半で相手選手が退場し数的有利となったものの、体力と技術で上回る相手をなかなか攻め崩せない。後半になると選手の運動量が落ちはじめ、逆に何度もピンチを招いたが、GK北川佑樹選手を中心にしのいだ。
 母体はトヨタ自動車サッカー部。Jリーグ創設とともに部は名古屋グランパスエイトに移行。一部の選手が愛好会のような形でクラブチームを結成した。選手はトヨタや関連会社の社員で、平日の勤務後の練習は週3回、2時間だけ。工場での交代勤務の選手もおり、全員がそろうことはめったにない。
 躍進の背景には、Jリーグ経験者らの加入がある。個々の力はさることながら、「プロのメンタリティーというか、良い風をチームに入れてくれた」と鈴木淳也主将はほかの選手への影響を指摘する。今夏はお盆休みを返上して練習を重ねたことも結実した。
 グランパスとの対戦をずっと夢見てきた。31日の1回戦を突破すれば、2回戦で激突する。夢を叶えるだけでなく、大金星も狙う。
(中日新聞)

三重県代表 マインドハウス四日市

 12年ぶり6回目の出場となるマインドハウス四日市は、三重県四日市市を拠点に活動する社会人のクラブチームで、三重県サッカーリーグに所属する。元は教職員でつくる「三重教員サッカークラブ」が母体で、1994年に住宅メーカー「マインドハウス」(四日市市)がスポンサーになり、現在のチームが誕生した。選手は仕事を終えた夜間に四日市中央工業高校のグラウンドを借りて練習するが、10人ほどしか集まらない日もある。「試合で調子を合わせる」という状況で、Jリーグを目指すチームもいる三重県選手権大会を制し、選手のモチベーションも高まった。ともに180cmを超える脇睦、花井恭平の両選手が2トップとして攻撃の核となり、谷翔太、秋月和英の両選手がサイドからスピードを生かして攻める。就任3年目の田中宏輝監督は「過去2年は大会で結果を残せなかったので、なんとかタイトルを取りたかった。まずは天皇杯初戦を突破したい」と意気込む。
(中日新聞)

岐阜県代表 FC岐阜SECOND

 6年連続で岐阜県代表となったFC岐阜SECOND。帝京大可児高との県代表決定戦は、社会人チームとしての意地を見せ、23本のシュートで6-0と快勝した。勝野正之監督は「ここに来てチームは急成長してきた。天皇杯でも快進撃を見せたい」と意気込む。
 J2のFC岐阜の下部組織だが、全員が仕事を持つ傍らプレーするアマチュアチーム。現在、東海社会人リーグ1部に所属。地元で開催された昨年のぎふ清流国体では成年男子5位に入賞し、今年も東海ブロック予選を勝ち抜いて、東京国体への出場を決めた。
 チームをけん引するのは、ヘディング、足元の技術ともに高いFW緑悟。また素早いドリブルを武器とするFW遠藤純輝、多彩な攻撃を組み立てるMF比嘉諒人ら前線に特徴のある選手がそろう。逆にディフェンス陣は長身選手が少なく、ゴール前での競り合いに不安が残る。
 過去の天皇杯は、2011年の2回戦進出が最高。勝野監督は「ホームで戦う1回戦は負けられない。(2回戦で待つ)J1のセレッソ大阪の胸を借りてプレーしたい」と話す。
(岐阜新聞)

滋賀県代表 MIOびわこ滋賀

滋賀県選手権決勝で、びわこ成蹊スポーツ大に3-0で快勝し、3年ぶり3度目の出場権を得た。
 2006年に発足。翌年の全国地域リーグ決勝大会で3位に入り、わずか2年でJFL昇格を決めた。MIOは「近江」の逆さ読みで、イタリア語で「みんなの」「愛すべき」との意味もある。来年新設されるJ3に参加するため、Jリーグに準加盟を申請した。
 専用グラウンドはなく、選手はそれぞれの仕事を終えて、県内で夜間の練習に励む。チームは東監督が率い、前線の激しい守備から早い攻撃に移るショートカウンターが持ち味だ。平均年齢は24.6歳と若く、MF山道が試合を組み立て、サイドのMF東矢やMF今井、DF浜田らは運動量が豊富だ。184cmのFW木下はスピードもある。8月にJ1甲府からFW片桐も加入し、戦力が増した。
 JFLでは第24節終了時点で最下位と低迷するが、指揮官は「天皇杯はアマチュアが一番アピールできる大会。勝ってリーグにも流れを持って行きたい」と話す。
(京都新聞)

京都府代表 佐川印刷SC

 堅い守備とセットプレーを武器に、2年ぶりの代表の座を勝ち取った。府予選では準決勝、決勝とも1-0で相手を退け、しぶとさを見せた。今季から指揮を執る伊藤監督は「少ない点で勝ちきるのが今年の形」と話す。
 基本布陣は3-5-2。J1のセレッソ大阪などでプレ-したDF江添が最終ラインを統率し、チーム在籍10年目のMF大槻が攻守のバランスを取る。組織だったプレスが持ち味だが、守勢に回ると、5バックにして自陣をがっちり固める。JFLでの失点数はここまで上から3番目に少ない。
 攻撃は、長いボールをスペースに入れ、連係のいい岩崎と藤本の2トップを走らせる。起点ができればトップ下の中井が絡み、サイドからゴールに迫る。セットプレーは「時間を割いて練習している」(大槻)。中でターゲットとなる浦島、池田の両DFが競り合いで強さを発揮する。
 チームにはJリーグ経験者が7人いる。江添は「Jクラブに勝つことが目標」と語る。
(京都新聞)

大阪府代表 関西大学

 第18回大阪サッカー選手権大会決勝で大阪体育大学を下し、2年連続15回目の天皇杯出場を決めた。決勝戦では先制され、1-1の同点とした後の81分に退場者を出して10人となりながらも、延長(1-1)、PK戦(6-5)までもつれ込んだ激闘を制した。
 2013年のユニバーシアード代表のDF寺岡真弘、12年全日本大学選抜のMF和田篤紀や、大阪サッカー選手権決勝で同点ゴールを決めたFW久保綾祐など、能力の高い選手がそろい、攻撃的なパスサッカーが魅力。右サイドバックの内田恭平と、元日本代表の都並敏史氏を父に持つ、左サイドバックの都並優太(主将)の攻撃参加にも注目だ。
 昨年は2回戦でガンバ大阪に敗れたが、「一戦一戦、中身を追求していきながら、てっぺん(頂上)がある以上はそこを目指したい」(島岡健太監督)と、チームが掲げる目標はあくまで天皇杯優勝。今大会も「なんとしても初戦に勝って、セレッソ大阪と対戦できれば」(都並)と、まずは1回戦突破が目標。「格上の相手に対しても、ボールを保持しながら自分たちのサッカーでチャレンジしていきたい。やるからには優勝したい」(都並)と、「てっぺん」を見据え、Jリーグの壁に挑む。
(フリーライター 尾崎ルミ)

兵庫県代表 関西学院大学

 2年連続出場。思い切りのよい下級生中心の前線を上級生が後方から引き締める。8月中旬の全日本大学トーナメントは準々決勝でPK戦の末、福岡大に惜敗。4年生の関皓平は「『惜しい』で終わるのではなく、決めきる、耐えきることが大事」と結果へのこだわりを強くし、大舞台に臨む。
 2年生の小林成豪や3年生の小幡元輝らのドリブルが鋭く、サイド攻撃が最大の武器。両翼からのクロスを合わせる2年生の呉屋大翔は関西学生リーグ9試合で12得点と決定力がある。兵庫県代表を決めた県選手権決勝では小林が1得点1アシスト、呉屋が1得点と持ち味を発揮した。攻守のバランスを取るのは守備的MFの関。長短の正確なパスでチームにリズムを与える。
 課題は守備。全日本大学トーナメントは全3戦とも先制されており、県選手権決勝も先にリードを許した。得点力が高いだけに、試合序盤から集中力を発揮し、主導権を握りたい。
 2000年に仙台(当時J2)を破ったが、以降は初戦敗退が続く。成山一郎監督は「今年こそ壁を越えたい」とJクラブとの対戦を熱望する。
(神戸新聞)

奈良県代表 奈良クラブ

 奈良クラブは5年連続5度目の代表。社会人サッカーの関西リーグ1部に所属し、Jリーグ準加盟を申請している。NPO法人としてボランティア活動やサッカーを通じた地域貢献にも力を注ぐ。
 元Jリーガーで同クラブでもプレーした矢部次郎監督が指揮を執る。選手の能力を生かした個人技と組織プレーを融合させた、コンパクトなサッカーが持ち味だ。
 DF陣をまとめるベテラン橋垣戸光一はチームの精神的支柱で、セットプレーでの高い得点力を誇る。両サイドからは野本泰崇、伊沢篤らが積極的な攻撃を仕掛ける。
 攻守一体の中盤はミスのない的確なプレーを基本にしつつも、攻撃的MFの桜井直哉、池田昌弘、李成浩らは常に前線にイメージを持ち、FWの田代主水とともにゴール機会をうかがっている。
 9月1日の1回戦はホームの県立橿原陸上競技場に関学大(兵庫)を迎え、新加入のDF岡山一成のデビューにも注目が集まる。
(奈良新聞)

和歌山県代表 アルテリーヴォ和歌山

 第18回和歌山県サッカー選手権大会決勝で和歌山北高校に7-1と快勝。天皇杯出場は5年連続5度目となる。
 2006年に創立されたクラブは着実に成長を続けており、現在は関西1部リーグに所属。今季から指揮を執る河村優監督のもと、昨年から数名の主力選手が入れ変わるなど、チームは新たな一歩を踏み出した。監督の目指すスタイルも徐々に定着し、新戦力と既存の選手たちの融合も進みつつある。
 中でも指揮官が「ピッチ上の監督」と信頼感を寄せているのが三本菅崇。今季、奈良クラブから加入したDFはJリーグでのプレー経験もあるベテランだ。負傷により6月下旬まで戦線離脱していたが、彼の復帰がディフェンスラインの安定につながっている。三本菅は「後ろからバランスを取っていき、前の選手には思い切ってやってほしい」と自身の役割を話す。「流動的に、ダイナミックに。行くときは前の選手をどんどん追い越していく」(河村監督)というアグレッシブなサッカーで初戦突破、そして昨年の大会で敗れた清水エスパルスが待つ2回戦進出を目指す。
(サッカーライター 雨堤俊祐)

鳥取県代表 米子北高校

 4年連続4度目の出場。県内では無敵のチームだが今季の中国プリンスリーグ1部では、8月29日現在で4勝2分4敗の5位と今ひとつ波に乗れていない。
 県大会では2回戦でガイナーレ鳥取U-18に3-2で競り勝ち、決勝ではSC鳥取ドリームス相手に、延長2-1で制して出場権を得た。今大会の決勝は、1点を先制されたが、前半37分にカウンター攻撃で好機を作り、同点に追いつく。延長前半にPKを獲得して決勝点を奪い、そのまま逃げ切り勝利を収めた。
 昨年の天皇杯は、1回戦で鹿児島県代表のヴォルカ鹿児島と対戦し、1-2で敗れてJクラブとの対戦は実現しなかった。今年の1回戦の相手は岡山県代表のファジアーノ岡山ネクストだが、堅守と豊富な運動量で1回戦突破を狙いたい。勝利すればJ1の大宮との対戦が待っている。集大成となる冬の全国選手権に向け、天皇杯でも格上チームに恐れることなく挑んでいくつもりだ。
(日本海新聞)

島根県代表 デッツォーラ島根

 2001年にチームを結成し、島根県西部の浜田市を本拠地とする。06年に中国リーグに昇格。11年、12年と中国リーグを2連覇しており、今季も石田学新監督の下で13勝1分け1敗と首位をキープしている(8月25日現在)。
今季はGK浜川アーレン優也やDF佐藤拓主将、FW深山翔平らが新加入し、選手層が厚みを増した。
 目指すのは攻守が連動したサッカーで、堅守速攻をベースとする。サイドバックを絡めた攻撃は鋭さを増し、ボランチ中田健太郎は正確なキックで攻撃の幅を広げる。隅田航、安藤俊輔のFW陣も決定力がある。
 県予選決勝は、昨年の決勝で連覇を阻まれた好敵手の松江シティFC(中国リーグ)と対戦。得点はオウンゴールの1点にとどまったものの、15本のシュートを放つなど終始試合の主導権を握って1―0で下した。石田監督は「攻守の精度を上げて、一つでも多く勝ちたい」とまなじりを決す。
(山陰中央新報)

岡山県代表 ファジアーノ岡山ネクスト

 岡山県代表を決める第33回岡山県サッカー選手権大会決勝で、同じ中国リーグに所属する三菱自動車水島に2-1で競り勝ち、3年連続3度目の出場を決めた。
 決勝は、前半から主導権を握りながら、なかなかゴールを割れず、後半23分には守備陣の隙を突かれて速攻から失点を許す苦しい展開。しかし、ここからギアを一段上げ40分にMF坂本和哉が同点弾をねじ込み、後半ロスタイムには主将のDF西原誉志がCKをヘディングで合わせて逆転勝利を収めた。再三の逸機は課題だが、発展途上のチームは公式戦一つ一つを成長の糧としていく。
 チームはJ2ファジアーノ岡山のセカンドチームとして2009年に発足。高卒ルーキーら若手選手に実戦経験を積ませる目的で活動しており、中国リーグでは2位と好位置につけている。(8月28日現在)
 今季から、牧内辰也監督が就任し、トップチームと同じ3-4-3が基本布陣。前線から積極的にボールへプレッシャーを掛ける「攻撃的守備」が持ち味で、陣形をコンパクトに保ち、得点力のあるFW藤岡浩介や攻撃の起点となるMF幡野貴紀らの高い技術を生かした速攻につなげる。
 今大会の目標はJ1大宮アルディージャと対戦する2回戦進出。まずは、鳥取県代表の米子北高を破り、勢いに乗りたいところだ。
(山陽新聞)

広島県代表 佐川急便中国SC

 「雨が味方した」。FW河上健司は試合後、雨が止んだ空を見上げた。準決勝、決勝は雨。シンプルに前線に放り込み、大学生相手の2戦ともに先制点を奪い主導権を握った。その後は運動量豊富な大学生に攻め込まれたが、耐えに耐えた。PK戦までもつれた決勝の先発には27歳以上が8人、3年前の前回出場者もそろう「経験」が、大学生の「若さ」を食い止めた。粘り強く守り、カウンターで前線の河上らにつなぐスタイルで、今季は2年ぶりに再昇格した中国リーグで戦う。仕事を終えた夜にある週3日の練習も結果につながらず、残留争いに巻き込まれている。しかし、一発勝負のトーナメントで勝負強さを発揮した。波乱も醍醐味となる天皇杯初戦の相手は、大学サッカー界の西の強豪福岡大。「1勝してサンフレッチェと戦い、リーグ戦で残留すればことしは最高だ」と麓光真主将。若さもあふれる言葉で意気込みを口にした。
(中国新聞)

山口県代表 レノファ山口

 山口県サッカー選手権大会の決勝で、昨年4連覇を阻まれた徳山大(周南市)に勝ち、雪辱を果たした。前半は序盤から何度も好機をつくったが得点できず、終盤、徳山大に先制点を許した。しかし、後半は動きが鈍った相手から立て続けに4点を奪い、4-1の逆転勝ちで2年ぶりの優勝をつかんだ。
 来季発足するJ3への参加を目指している。所属する中国サッカーリーグでは8月30日現在、10勝3分け2敗で暫定3位。残り3試合で「J3参加の最低条件」とされる地域リーグ優勝を達成するのは極めて厳しい状況だ。
 天皇杯は勝ち進めばJリーグやJFLなどのチームとも戦い、J3を目指すチームをアピールする絶好の場。1回戦の相手は、同じくJ3参加を目指す秋田県代表、JFLに所属するブラウブリッツ秋田。これに勝てば、2回戦でJ1のベガルタ仙台と当たる。中山元気監督は「チャレンジャーの気持ちで戦う」と意気込んでいる。
(中国新聞)

香川県代表 高松商業高校

 第18回香川県サッカー選手権大会決勝で、R・VELHO(Rベリオ)を延長戦の末、3-2で下して初出場を決めた。
 夏のインターハイに32度、冬の全国高校選手権に21度出場した県内屈指の名門だが、過去3度、県選手権決勝で涙をのみ、天皇杯には縁がなかった。高校年代が出場可能になって18年目。社会人の厚い壁を破って新たな歴史を刻み、満を持して大会に臨む。
 指揮を取る陶山監督はDFラインからしっかりとボールをつなぐパスサッカーを志向する。現チームは6月の四国高校選手権を12年ぶりに制したほか、8月のインターハイに2年連続で出場。DFラインが安定し、プリンスリーグ四国では2位(30日現在)につけるなど、近年になく戦力が充実する。
 中心は10番を背負うMF西岡。視野が広く、攻守においてリズムをつくる。県選手権1回戦でチーム全得点の2得点を挙げ、決勝でも延長前半に勝ち越しゴールを奪うなど得点能力も高い。初戦はJFLシードのカマタマーレ讃岐との県勢対決。格上相手に戦うためには、西岡を中心にチーム全体の運動量を増やすことが最低条件となるだろう。
(四国新聞)

徳島県代表 鳴門高校

 初出場の鳴門高校は天皇杯出場を懸けた県選手権決勝で四国リーグにのセレステと対戦。1次トーナメント6試合で20得点した攻撃力を発揮し、4―0で快勝した。後半も運動量は落ちず、成年チームの強い当たりをはねのけた。
 システムは4―4―2で、テクニックのある林と粘り強い宮井の2トップが攻撃の中心。運動量豊富な山口が中盤を支え、左の中尾慶、右の浜西が積極的にサイド突破を仕掛ける。SB真田右、島藤のオーバーラップで厚みを加え、サブには県選手権決勝で3点目を決めた坂本が控える。
 守備の堅さも光る。GK安永は1対1に強く、CB松浦と中村は安定感がある。コンパクトな陣形から連動した動きでボールを奪い、攻守の切り替えも速い。鳴門高の香留監督は「個々の力は相手が上だろう。一丸で対抗して活路を開きたい」と話す。組織的なプレッシャーを掛けて中盤でボールを奪い、速攻につなげられるかが鍵を握りそうだ。
(徳島新聞)

愛媛県代表 FC今治

 2013年愛媛県サッカー選手権大会決勝で大洲高校を4-0で下し、5年連続(旧:愛媛FCしまなみを含む)の天皇杯出場を決めた。1976年、社会人チーム「大西サッカークラブ」として設立。2001年以降は四国リーグを主戦場とし、09年にJ2愛媛FC傘下のアマチュアチームとなって再スタートを切り、昨年からチーム名を変更。今季の四国リーグは10勝0敗と圧倒的な強さで首位を快走している。
 昨年の天皇杯2回戦ではJリーグチャンピオンとなったサンフレッチェ広島を2-1で撃破して、番狂わせの主役を演じた。
 今大会の1回戦は熊本県代表の熊本学園大学と対戦する。これに勝利するとJ2ガンバ大阪との対戦が控えているため、何としても1回戦に勝利し、昨年の再現を巻き起こそうと意気込んでいる。
(愛媛新聞)

高知県代表 高知大学

11年連続18度目の本戦出場。県選手権決勝は将来のJリーグ入りを目指す南国高知FCに苦戦したが、後半ロスタイムに2得点。4−2で振り切って、地力を見せた。例年通りのシンプルにつなぐサッカーで、2年ぶり初戦突破を狙う。
 運動量豊富なMF原田が攻守の起点となる。県選手権決勝で前半2得点を挙げたMF植木、勝ち越しヘディングシュートを決めたFW出口は、ともに身長180センチ台の高さを生かす。FW有間はダッシュ力が光る。
 左サイドのDF塚本はフィジカルが強く、勝ち越しゴールの起点となった。主将のDF宮川は、献身的なプレーが持ち味。GK那谷は安定感がある。
 1回戦で当たる鹿屋体大(鹿児島)とは、昨年冬の全日本大学選手権で対戦し、1−2で敗れた。雪辱に向けて高知大・野地監督は「相手は強豪。胸を借りて、思い切り戦うだけ」。勝てば高知大OBの実藤選手がいるJ1川崎との戦いに臨めるだけに、チームのモチベーションは高い。
(高知新聞)

福岡県代表 福岡大学

 第17回福岡県選手権で日経大を2-0で破り、3年連続28度目の出場を決めた。8月の全日本大学トーナメント(総理大臣杯)では、4強入り。一昨年はJ1大宮を撃破して注目を集めた大学サッカー界の強豪が、今年も大物食いを狙う。
 J1鳥栖の特別指定選手として8月10日のJ1横浜F・マリノス戦に出場したGK藤嶋栄介主将を中心に、センターバックのDF大武峻、ボランチのMF田村友とセンターラインに身長185cmを超える大型選手がそろった。堅守速攻で勝機をうかがい、セットプレーにも強い。乾真寛監督は「高さは大きな武器。相手に与える圧迫感は、プロとやっても遜色ない」と語る。
 187cmのエースFW山崎凌吾も右足首を痛めた影響で決勝はベンチスタートだったが、本大会には先発できる見込み。他のFW陣も結果を出しており、層は厚い。
 初戦に勝てば、昨季のJ1王者、広島との対戦が待つ。乾監督は「こうやってみたい、という秘策はある」と明かす。「自分たちの力を試す絶好の機会。試すだけでなく、勝ちたい」と大武。〝ジャイアントキリング〟の再現を目指す。
(西日本新聞)

佐賀県代表 佐賀大学

 2年連続6度目の出場。県予選決勝の佐賀LIXILFC戦では、複数の主力選手を出場停止などで欠きながら、総合力で3−0と快勝した。雨で水がたまったピッチに合わせ、本来のポゼッションサッカーから、シンプルに相手の裏へボールを送る戦術に切り替える臨機応変さも光った。本大会では、初戦を突破し、2回戦で地元のJ1クラブ・サガン鳥栖に挑むことを最大の目標にしている。
 今季から九州大学リーグの1部に復帰した。レベルの高いチームと試合を重ねることで、ディフェンスリーダーのDF森山を中心にゴール前での粘りと落ち着きが出てきた。攻撃の柱は、キープ力のあるMF草野とサイド攻撃が光るMF松山。ともに県予選決勝でゴールを決めた。FWは、運動量のある深江、決定力のある水島に加え、1年生の岩瀬も急成長してきた。
 昨年も初戦を突破すればサガン鳥栖戦だったが、序盤にリードを許して浮き足立ち、0−5と大敗。対戦はかなわなかった。「今年こそ佐賀ダービーを」とチームの士気は高まっている。
(佐賀新聞)

長崎県代表 三菱重工長崎SC

 5年ぶり7度目。土砂降りの中で行われた県予選決勝で、海星高に1-0で競り勝った。
 攻撃の起点となるMF長谷やスピードがあるFW品川ら、主力がけがで相次いで離脱。システムを従来の4-2-3-1から4-4-2に変更して臨む。得点力の低下が懸念されるため、攻撃陣も含めた全員の献身的な守備で主導権を握りたい。
 理想はポゼッションサッカー。海星高戦で個人技から決勝点を挙げたMF假屋、多様なポジションをこなす小森田を軸にした組織的なパスワークから、持ち味のサイド攻撃を仕掛ける。守備は加藤、浜本のセンターバックに高さがあり、フィジカル面で心強い。J1大分U-18出身のGK磯野は反応が良く、県予選決勝で好セーブを連発した。
 九州リーグに所属。来年の長崎がんばらんば国体へ向けた県の強化指定クラブでもある。根橋総監督は「現在の力を把握するいい機会。どんどんチャレンジしていきたい」と意気込む。
(長崎新聞)

熊本県代表 熊本学園大学

 九州大学リーグ2部に所属する。東賢太郎監督が「高校時代は控えかBチーム(2軍)だった選手がほとんど。タレントはいない」と言う〝雑草軍団〟だ。
 練習は週6日。東監督らが指導するのは半分ほどで、メニューは選手たちが考える。試合に出るメンバーも選手と監督が擦り合わせをして決めるなど、学生の自主性を大事にしたチーム運営が特徴だ。
 小柄な選手が多いため、グラウンダーのパスを多用し、速さを生かしたカウンター攻撃を身上とする。こぼれ球を拾えなかったときは、直後の攻守の切り替えで対応することを徹底している。
 相手によって戦術を変える柔軟性があり、大雨の下で行われた県予選決勝は、ロングボールを使って相手守備陣の背後を狙った。
 天皇杯初戦を突破すれば、2回戦の相手はガンバ大阪(J2)。松本大輝主将は「しっかりコンディションを整えて初戦に臨みたい」と意気込んでいる。
(熊本日日新聞)

大分県代表 HOYO大分

 大分県サッカー選手権大会の決勝(8月25日)で、日本文理大学に5−0で快勝し、4年連続4度目の全国切符を獲得した。前回大会は初戦を突破したものの、2回戦でJ2東京ヴェルディと対戦し、0−3で敗れた。
 チームは2003年、豊洋精工(本社・大分県国東市)と関連会社のソイテックスジャパン(本社・大分市)の社員メンバーで発足。2010年に九州リーグ昇格を果たし、初年度に初優勝。JFL2シーズン目の今季は、8月30日現在8勝5分け11敗で11位。
 県選手権の決勝では、守備を固める相手に序盤は苦戦を強いられた。だが先制点を奪って勢いに乗り、大量5点を奪って代表権を獲得した。
 本大会では1回戦で三菱重工長崎(長崎県代表)と対戦する。勝てば2回戦でJ1大分トリニータとの対戦になる。何としても初戦を突破して大分ダービーを実現させたい。
(大分合同新聞)

宮崎県代表 宮崎産業経営大学

 九州大学リーグ1部に所属し、前期2位。29得点はリーグトップで、攻撃力が高い。好守の切り替えの速さを武器に、3年連続4度目の出場を果たした。
 基本システムは4-5-1。攻撃の中心はトップ下のMF神田傑(3年、日章学園)。視野が広く、足元の技術も高い。現在、8得点でリーグ戦得点王。決勝ではけがで途中出場だったが、再三、決定機を演出した。
 165cmと小柄なワントップのFW加藤直也(4年、鵬翔)は守備ラインの裏に飛び出す速さがあり、スタミナも豊富。
 守備は、主将のGK米倉史晃(4年、アミーゴス鹿児島)が引っ張る。2年連続九州大学選抜に選出。JFLのホンダロックと対戦した県大会決勝 では2本のPKを止め、優勝に貢献。最優秀選手賞を獲得した。185cmのセンターバック鈴木義宜(3年、宮崎日大)も球際が強く、最終ラインは堅い。
 今年1月の全国高校選手権を制した鵬翔から5人が入部し、チームに溶け込んでいる。MF東聖二、サイドバック柏田崇走は先発もこなす。
(宮崎日日新聞)

鹿児島県代表 鹿屋体育大学

 「どこからでも点を取れる」と自信を持つ攻撃力が最大の武器だ。今季就任した青木竜監督は「プレーする選手も観客も面白いと感じるサッカーを目指している」と言い切る。
 その象徴がFWからセンターバックにコンバートしたDF坂田。最後尾から攻め上がり、高い打点のヘディングでゴールを奪う。ツートップのFW米良、大山は連係が巧み。左の下坂、右の粕川の両サイドバックは身体能力が高く、パンチ力のあるシュートを放つ。
 多彩な攻撃を引き出すのは、ボランチの福田と中原。青木監督が「大学生では全国トップレベル」と評する強力コンビだ。J1鳥栖の特別指定選手である福田は、攻守のバランスを取るチームの要。中原は展開力と得点感覚に優れる。
 8月の全日本大学トーナメントで19年ぶりに4強入りし、波に乗る。天皇杯出場は3年ぶり。代田主将は「自分たちの攻撃サッカーがどこまで通用するか試す大会にしたい」と意気込んでいる。
(南日本新聞)

沖縄県代表 FC琉球

 JFL所属のFC琉球が4年連続7度目の出場。県大会決勝では、九州リーグの海邦銀行SCを2―0で下した。前半は海銀SCの体を張ったプレーに苦戦を強いられたが、後半攻撃陣を入れ替えてから流れを呼び込み、2連続得点を挙げて逃げ切った。
 琉球は薩川了洋新監督の下、攻守のバランスの取れたサッカーを目指している。元日本代表の我那覇和樹や昨季JFL得点王に輝いた高橋駿太などの攻撃陣は 高い得点力を誇る。今リーグ戦では失点の多さが目立つが、今季途中から加入した河端和哉や首脳陣の期待が高い砂川太志、主将の一柳夢吾ら守備陣の奮起に期待したい。
 地元で迎える1回戦の相手はデッツォーラ島根。「初戦から甘くはいかないと思う。我々が挑戦する気持ちで臨みたい」と引き締める薩川 監督。「勝てばJリーグチームとの対戦(湘南ベルマーレ)。選手にとってJチームとの対戦はいい経験になると思うので、初戦を突破して弾みをつけたい」と 力を込めた。
(沖縄タイムス)