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スペシャルインタビュー

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──いよいよ5月にはAFCフットサル選手権に臨みます。前回大会の決勝で対戦したイランの前に、キルギスや開催国となるタイと当たる可能性もあり、さらに同じグループステージではオーストラリアなどの難関が待ち構えています。非常に厳しい戦いが待っているように思えますが、今大会はどのような点にポイントをおいて臨むのでしょうか?

実際に決勝へ行く前には難関がいくつもありますが、それらをひとつずつクリアすることがポイントとなるでしょう。そのためには、ハードなマークをし、集中力と連携を高めないといけません。いままでやってきたことをしっかり継続し、その完成度を高める必要がある。あとは練習メニューとして取り入れているパターンプレー(セットプレー)の精度を大会に向けて上げていかないといけませんね。 今年からワールドカップのアジアの出場枠が4つになりましたが、枠が増えたからといって決して楽観視してはいけないということ。私が見るからには、今年のアジア選手権は近年でいちばん難しい大会になるでしょう。各国とも力をつけているので、ひとつずつクリアする気持ちが必要です。

──そのアジア選手権に先立ち、5月1日と4日に日本でウクライナとの壮行試合が行われます。この試合の位置づけというのはテストマッチなのか、あるいは勝ちにいかなければならないゲームなのでしょうか?

どのような試合であれ、勝ちにいくことが大前提です。壮行試合だからといって、勝利を二の次にすることは一切ありません。この2試合はアジア選手権を迎えるにあたり、非常に大事なテストマッチであることは事実です。我々がやってきた準備を実践し、そこで完成度を高めながら課題を見出す必要もあります。ウクライナはパワーのあるプレーをしてきますし、レベルの高いチームでもあります。そういう意味で、いい形でテストマッチに臨めますが、勝ちにもいきます。壮行試合までのトレーニングは、フィジカル面を重視しますので、ウクライナ戦は選手たちの体が重いということはあるかもしれませんが、全力を尽くして勝つという気持ちは変わりありません。

──サッカーでは、オシム前監督が発言した“日本化”ということに注目が集まりましたが、フットサルでも日本人に合ったチーム作りを意識しているのでしょうか? それとも、先ほどお話しいただいた世界のトレンドを意識したチーム作りをしているのでしょうか?

その国々の国民性や特徴はあると思いますので、それを生かすチーム作りをしなければならないでしょう。ただ、先ほどお話しした世界のフットサルの流れというものがありますから、そこにどう当てはめて、長所を生かしていくかということが大切です。日本人プレイヤーの特長は何かというと、テクニックとスピードになります。今のフットサルはハードにマークして、ハードに動き回るという傾向が強い。そういった意味では、日本人のスピードという長所をしっかりと生かす必要があるでしょうし、フットサルに適した日本人の体格も生かさなければなりません」

──プロ野球の日本ハム前監督だったトレイ・ヒルマン氏は来日するに当たり、日本人の精神構造を学ぶために新渡戸稲造の「武士道」を読んだといいます。来日5年目となるサッポ監督の目には、いま日本人はどのように映っているのでしょうか?

いまでも日本人から学ぶものはたくさんあります。気質がいいですね。しかし、日本人は非常に消極的と言いますかナイーブですよね。他国と比べて大胆さは欠けているように感じます。私が監督に就任した頃は挨拶ひとつにしても遠慮がちでしたが、いまでは抱き合ったり感情を表に出したりできるようになりました。そういった部分の改善は必要なのではないでしょうか。フットサルではもう少しタイトにいくところやクレバーにいくところ、つまりプレーにおける駆け引きを身につけたほうがいいと思っています。

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