スペシャルインタビュー
U-23日本代表チームの北京オリンピックでの戦いが8月7日に幕を開ける。反町康治監督の下、4年に1度の夏の祭典を目指して2006年8月1日に旗揚げしたチームは、昨年11月21日、アジア予選を突破して4大会連続のオリンピック出場権を手にした。その後、親善試合やトゥーロン国際大会参加を通して本大会への準備を進め、7月14日にはオリンピック代表メンバーも決定し、最終調整の段階に入った。大会ではアメリカ、ナイジェリア、オランダという強豪チームと対戦する。チームを率いてきた反町監督に、これまでのチーム作りやオリンピック本大会について話を聞いた。
──北京オリンピックのメンバー選考が終わって、少しほっとされたのではないですか?

──これまでのチーム作りは決して楽な道のりではなかったと思いますが?
紆余曲折があったことは間違いないでしょう。でもそうした中で、信念を持ってここまで仕事を続けてこられたのはよかったと思っています。
若い世代の集合体のなかで、オリンピックに向けていいチームを作る、いい個を形成するという信念を持って取り組んでいました。そしてもうひとつは、どうしても本大会の切符を得なくてはならないということ。そういう信念をずっと持ち続けてブレずにやって来ることができた。今度は、本大会へ向けていいチーム、いいものを作り出していくことになります。一番大事なのはこれからなので、その集大成としていい成果を残したいですね。
──これまでのチーム作りで最も難しかったのはどういうところでしょう?
Jリーグと平行してやっていて、しかもフル代表のインターナショナルマッチデーと一緒にあるので、そうした意味では、なかなか思い通りに選手を招集できなかったというのはあります。時間的な制限というのが一番大きいですね。でもそれは代表の宿命ですし、他国に比べれば時間が取れたとは思っています。時間をしっかり取れて強化に充てられているのは中国ぐらいでしょう。中国は予選もなく、OA(オーバーエイジ)選手を入れながら2年ぐらいやってきていますから。
──当初はJリーグに出ている選手とそうでない選手でばらつきもありましたが?

最初の段階ではJの試合に出ている選手は本当に少なかった。でもここに来て、クラブによっては3~4人いるところもありますし、間違いなく増えてきています。
クラブによってそれぞれですが、年ごとにチームは代謝していくので、(試合に出られる選手が)出てくるのは当たり前だと思っているんですけど、最初の段階から呼んできた選手がチームの中心になりつつあるところはうれしいことです。
