スペシャルインタビュー
──日本は「なでしこ」でもアメリカとの対戦は多く、ずいぶん縁がありますね。
そうですね。でも、アメリカに対等以上に勝てるようにならないと、ダメな部分もありますから。それは可能だと思っています。
──フランスについてはどういう印象を持っていますか?

──パラグアイはどうでしょう?
男子とボールを蹴って遊んでいるようなので、ボール扱いは上手いだろうけれど、そんなにたいしたことはないのではないかと思っています。ただ、やってみないことには・・・。対戦するのは3戦目なので、それまでに現地で情報を集めて対応したいと思います。
アメリカなど外国人選手は一般に身体能力が高くて、最後のところはなかなかシュートを打たせてもらえない。打たせてもらってもなかなか入らない。そういう要素があります。それと、イングランドもフランスも他国のGKはいい選手が多いですね。
今回のオリンピックで、なでしこの福元選手はがんばりましたけど、なかなかいいGKは育っていないのが日本の実情ですね。その辺はやはり、女子のメンタル面や気質も含めて、日本人女性は大人しいのかなと・・・(苦笑)。もう少し、表に出してほしいなと思うんですけど。まだ、守備範囲が狭いですね。
──その大人しさが最初の動き出しのところの遅れにつながったりすると?
そうですね。外国のGKは、普段から、どんどんボールを蹴ってこられてディフェンスの背後にボールが落ちて、それをGKがいつも狙っていなくてはいけない状況にあるのかもしれません。日本はいつもパスを回していて、そこからクロスがあがってディフェンスに「クリアー!」とか言える状況です。
その回数が日本では少なくて、欧州などでは蹴ったボールがGKに行く回数が多いので、アバウトだけどもGKは自然に育ってきている環境にあるのかなと・・・。南米のGKも上手くはないけど、ボール感覚はいい。手が出たり、動けたり、反応が早かったりする。そういうのは、多分遊びの中で育っているのではないかと思います。
私が子供の頃は、男子も女子も遊びの中で自然と身につけてきた動きがありました。女子でも男子と一緒に野球をやっていた子は、後ろに下がるのにパッと半身になって下がることができる。でも、今の子はそれができなくて、正面を向いたまま後ずさりする。それはプレーにも表れてきています。誰もいないところでのボール扱いは上手くできるけれど、ボールを持っていてどうしたら相手にとられないかという、人を相手にしたときの体の動きなどはまだまだです。
──今回の大会目標はどこに設定していますか?
決勝戦まで行きたいと思っています。でも大会の成績以上に、選手が何を掴むことができるか、この後にどうつなげられるかが、より重要なことだと考えています。この年代で精一杯自分たちのやれることをやって、自分たちが普段やっていることを試合に全部出して、なにができてなにが劣っているのかを感じる。「これでは世界と戦えない」と感じることが一番で、それを感じながら決勝まで戦って、なおかつ優勝できれば一番ですね。
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