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トピックス

2010/05/22

AFC女子アジアカップ2010中国 第2戦( vs タイ戦)マッチレポート

AFC女子アジアカップ2010中国

第2戦 vsタイ戦

2010年5月22日(木)16:00キックオフ(現地時間)
@成都スポーツセンター(中国・成都)

なでしこジャパン 4-0 (前半3-0) タイ女子代表

タイ戦集合写真
タイ戦試合写真

 26℃という暑さの中迎えたタイとの第2戦。日本は第1戦のスターティングメンバーから9人を入れ替えて臨んだ。開始直後から緊張のためか、日本はボールを落ち着かせることができず、リズムを生むことができない。
 日本最初のチャンスは8分。右サイドの川澄奈穂美が中へ折り返したボールを宮間あやがミドルシュートでゴールを狙った。その直後には上尾野辺めぐみが左サイドで起点になろうとオーバーラップを見せるも、ラインを割ってしまう。体をしっかりと入れて、連携の取れたカバーリングを見せるタイの守備を前に、なかなかフィニッシュまで辿りつかない日本。しかし11分、安藤梢からのボールを高瀬愛実が頭で落とすと、宮間が中野真奈美へとつなぐ。いいテンポで回ってきたボールを中野が切り返してシュート。しかし、これはGKに阻まれてしまった。25分には、PITSAMAI SORNSAIに突破を許すが、岩清水が体を寄せてクリアする。
 日本に先制点が入ったのは28分。右サイドの川澄から出たボールを安藤が中へ、最後は高瀬がゴールへ突き刺した。37分にも再び川澄からの切り返しに安藤が飛び込むが、GKがファインセーブ。惜しい場面だった。チャンスを作るも、実らない展開が続いた42分、中野がDFを引き連れながらもドリブルからシュート。これが決まって追加点を手にした日本。このまま前半を終えるかと思われたロスタイム、宇津木瑠美が鮮やかなミドルシュートを決めて日本は終了間際に3点目をマークした。

 後半、早い段階でゴールが欲しい日本は55分、ボールを受けた安藤が相手をターンで振り切り、ゴール右上に4点目となるゴールを決めた。さらにチャンスは続く。63分、安藤から出たパスを受けたのは、右サイドバックから中まで走り込んできた南山千明。そのシュートは惜しくもGKのブロックに合ってしまうが勢いを感じさせる攻撃だった。
 厳しい暑さのため、ピッチで体力の消耗が見え始めた76分には澤穂希、84分には山口麻美を投入し、流れを作ろうとする佐々木則夫監督。89分には菅澤がゴールライン際で粘って中へ戻したボールを山口がシュート。終了間際にも澤がDF裏へドリブルで抜け出してシュートを放つもGK正面。最後まで攻めの姿勢は崩さなかったが追加点は生まれず。それでも日本は4-0でタイを下して2連勝をおさめ、順調に決勝トーナメントに駒を進めた。次戦は24日、グループA1位通過を目指して、ライバル・朝鮮民主主義人民共和国と対戦する。

なでしこジャパン 佐々木則夫監督
佐々木則夫監督
 今日は第1戦と違い、大幅にメンバーと変えてターンオーバーの要素を入れながら臨みました。新しい選手たちも、緊張のある中で4-0で勝ってくれたのはよかった。暑さがキツかったようですが、タイの選手はそんな中でもひたむきにサッカーをしていた。質も高くなっていると感じます。素晴らしいチームでした。目の前の相手と一戦一戦やる中で、準備ができていく。一つ一つの試合を次につなげていけるようにしたいです。暑さに関しては、これからもこういった状況での試合は考えられるので、いい経験ができたと思います。メンバーを変えたのは、控えにも力のある選手が多く、次の試合へ向けてのテストという意味合いと、今後のゲーム数を考えて、休ませたい選手もいたということの兼ね合いです。結果には満足しているが、終盤のタイのファイトに負けたのは反省すべきところだと思います。予選最終戦はお互いに勝つ!という意識でのファイトになる。気負けしないように戦いたいと思っています。



安藤梢選手
安藤梢選手
 前半はゴールが決められずにいたので、後半にゴールを決めることができてよかった。得点のシーンはボールをもらう前から、シュートを打つつもりでイメージができていました。今日の試合は、自分たちのパスミスなんかもあり、入りがよくなかった。その中で、受けるところは簡単に受けて、そこから自分の仕事をしたいという気持ちがありました。その後が続かなかった。最終戦は絶対に勝ちたい試合。今日の試合より、もっと激しいものになるでしょうし、また気持ちを引き締めていきたいと思います。

高瀬 愛実選手
高瀬 愛実選手
 先制点は正面だったので、しっかりと(ゴールが)見えました。でも、試合では自分はがむしゃらになりすぎて、周りが見えていなかった。自分は受けのところをやろうと思っていたけど、なかなか距離感が掴めませんでした。安藤さんが、合わせてくれるので、やりやすいです。よく動きを見てくれている。だからこそ、自分がもう少し、状況が見えていれば、チャンスをもっと作れていたと思いますし、今行くべきか、止まるべきか、判断ができていればもっと早く点が取れたとも思います。自分はフィジカルの強さを買ってもらっているので、このアジアの大会でも、そこを生かすことができれば、くさびに入ったり、いいリズムが作れると思います。

宇津木 瑠美選手
宇津木 瑠美選手
 ミドルシュートは・・・いいの入りましたね(笑)。ミドルはずっと狙っていました。打てる選手が打たないとダメですよね。決めることができてよかったと思います。今日の朝、ボランチで出るということがわかって、ちょっと自分でもビックリして、気持ちを切り替えるのにちょっと時間がかかりました(苦笑)。前半にテンポが上がらなかったのは、相手のペースに合わせまいとしながらも、どこかで合わせちゃってたからだと思います。あと、レギュラー組だと、個でできることもあるし、アイデアも豊富。今日のチームだと、誰かが動いてからの動きだしになりがちなので、どうしても単調になってしまう。自分も含めてそういうところは課題として残りますね。といっても、山郷さんも言っていましたが、今日の試合は勝点3を取ることが、大前提。4-0ということで、そこの部分はクリアできてホッとしています。