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トピックス

2010/01/16

ゲームを支配しながらも痛恨のドロー
なでしこジャパン チリ遠征レポート ~1月15日 第2戦チリ戦~

BICENNTENIAL WOMAN'S CUP 2010 第2戦

2010年1月15日(金)15:00キックオフ
Estadio Bicentenario Francisco Sánchez Rumoroso(チリ/コキンボ)
チリ女子代表 1-1( 1-0,0-1 ) なでしこジャパン

〔得点経過〕
1-0 15分 チリ
0-1 68分 日本 岩清水梓

現地時間の15日、BICENNTENIAL WOMAN`S CUP 2010第2戦が行われ、なでしこジャパンは地元チリと対戦した。この日のスターティングメンバーは、元日に全日本女子決勝を戦い遅れて合流した選手が中心。ボランチには第1戦から引き続き原菜摘子が、センターバックに熊谷紗希、GKには山根恵里奈ら若手が抜擢された。

 試合開始直後から日本はボールを支配し、素早いさばきでパスをつないでいく。最初のチャンスは3分、左サイドの矢野喬子のクロスに大野忍が頭で合わせた。9分にも大野から近賀ゆかりへつないで最後は原がゴールを狙うが惜しくも左へそれていく。日本が前かがりに攻撃を繰り返していた15分、カウンターからMARIA JOSE ROJASがDFを振り切って放ったシュートはGK山根の左上を抜けてゴール。日本は先制点を許してしまう。
気持ちを切り替えて日本は再びゲームを組み立てなおす。21分には宮間あやから早いパスが大野に通り、すぐさまシュート。いいタイミングではあったが、ボールはサイドネットに。チリのDF陣はどんなに攻め込まれても、体を寄せながらボールをかき出し、集中を切らさない。日本は圧倒的にボールを支配しつつも、1点のビハインドを負って後半を戦わなければならなくなった。

なでしこチリ遠征第2戦チリ戦

 後半、佐々木則夫監督はメンバー変更なしで臨んできた。47分、大野がボールを受けてシュート。相手が間合いをツメきる前にフィニッシュしようという意識が伺えるものだった。続けて再び大野から安藤梢へ、前線へのクロスに北本綾子が空中で目一杯体を伸ばしてボールに触れるがゴールにはならず。57分になったところで佐々木監督が動く。登場したのは代表初招集の高瀬愛実と山口麻美。2トップを入れ替え、決定的な流れを作りたい日本に右CKのチャンスが訪れる。宮間のCK、澤穂希がDFを引きずるようにしてニアに入るとボールは奥で待つ岩清水梓へ一直線。これを完璧に合わせて同点。岩清水が小さくガッツポーズを見せ、自陣へ戻りながら軽くハイタッチを交わす選手たち。気持ちはすでに2点目へ向かっている。そしてその2分後、山口のドリブル突破を止めようとDFがひっかけた次の瞬間、レフリーのホイッスルとともにその右手が示したのはPK。キッカーの宮間が大きく息を吸い込み、右隅を狙う。ところがこれまでもいい動きを見せていたチリGKがこれをセーブ。宮間は思わず空を仰いだ。このままでは終われない日本は、その後も攻め続けるが結局、最後まで追加点を挙げることはできず試合は終了。久しぶりに対戦する南米サッカーの前にタイミングを掴めないまま、ドローに終わった。

なでしこチリ遠征第2戦チリ戦"

なでしこチリ遠征第2戦チリ戦

なでしこチリ遠征第2戦チリ戦

〔試合後コメント〕
佐々木則夫監督
 相手にやられたというよりは、自分たちの問題が大きいですね。狭いエリアでボールを動かしているだけではゴールは生まれないし、相手も怖くないでしょう。崩れていないタイミングでシュートを打っても跳ね返されてしまうだけです。GKもコースを読みやすい。ハーフタイムでもこういった指示を出しました。
“強い”と感じる相手ではない場合でも勝ちきれない。選手たちにもいい勉強になったのではないでしょうか。どこかでこういう経験もしておかなければいけなかった。それが今日の試合だったと。ここから次の試合までかなり空くので、少し小休止しながら、選手間に緊張を持たせてトレーニングを行いたいと思います。

岩清水梓選手
ゴールは、当たれば入るタイミングだった。最後にもう一回、チャンスがあったのに狙いすぎてしまいました(苦笑)。失点の場面は、どんどん攻撃を仕掛けていこうとしていたときだったので自分も開いていた。カウンターがくることはわかっていたのに・・・。熊谷選手との距離もちょっとまずかった。でも戻れた気もしてるのでそこが悔しいですね。とにかく南米独特のタイミングみたいなものがありました。蹴るときや空中でもタイミングがいちいち違う。修正できないままに終わってしまった感じです。次までにはしっかりと修正していきたいです。

高瀬愛実選手
今日はスタメン発表のときに途中で出るかもしれないからと監督から言われていました。緊張していたんですけど、とにかく思いっきりやろうと思っていました。遠慮せずにやれたとは思います。相手のサイドも疲れていましたし、逆サイドから精度のいいボールが上がってくるので、ポイントになれればと。まだまだですが、この先も長いのでもっといい動きができるようにがんばりたいです。

原菜摘子選手
ボールを回して回してといきたかったんですけど、全体的にプレーが小さくなってしまいました。自分はキック力とかないので、一回味方にあてて落としてもらってダイレクトに展開していきたかったんですが、思うようにはいきませんでした。とにかく自分たちのミス。パスのずれやコミュニケーション不足など、もっと改善してボールを持っている時間が長くできるといいと思います。

今後の試合スケジュール

21日(木)vs コロンビア女子代表
23日(土)vs アルゼンチン女子代表