JFA|日本サッカー協会  Japan Football Association
JFAへの登録リンクENGLISHRSS
前へ 最新へ 月別へ 次へ

トピックス

2012/06/04

日本がタイに6-1で勝利し、4大会ぶりにアジア王者に。
AFCフットサル選手権UAE2012 決勝(vs.タイ代表)マッチレポート

AFCフットサル選手権UAE2012
2012年6月1日(金)19:30キックオフ(現地時間)
@アル・ワスルスタジアム(アラブ首長国連邦/ドバイ)

日本代表 6-1(2-1)タイ代表

4分 0-1 木暮賢一郎(日本)
11分 1-1 WONGKAEO(タイ)
15分 1-2 北原亘(日本)
31分 1-3   稲葉洸太郎(日本)
34分 1-4 逸見勝利ラファエル(日本)
37分 1-5 川原永光(日本)
38分 1-6   小曽戸允哉(日本)

 日本がタイに6-1で勝利し、2006年に行われた第8回アジア選手権以来の2度目の優勝を飾った。

 日本はGK川原永光、北原亘、木暮賢一郎、逸見勝利ラファエル、そして高橋健介の5人で試合をスタートさせる。決勝戦という舞台で日本は躍動する。前線からのアグレッシブなプレス、パスワーク、そしてシュートに持ち込もうとする姿勢。日本は決勝戦で今大会最高のパフォーマンスをピッチで実証した。ミゲル・ロドリゴ監督が「今日のプレーが本当の日本です」と試合後に語っていたように、日本は試合を楽しんでいた。

 4分、日本はパスワークでタイのディフェンスを崩すと最後は小宮山友祐のパスをファーポストに詰めていた木暮が合わせて、先制する。日本は今大会、決定機をつくっても決めきれず、それがゲームを苦戦させる要因となっていたが、決勝戦では幸先のいいスタートを切る。

フットサル日本代表

 準決勝で優勝候補のイランを倒し、勢いにのるタイも黙ってはいない。日本の前線からのプレスを攻略し、11分に同点に追いつくことに成功する。

 両者の実力は拮抗しており、ゲームがどちらに転んでもおかしくない展開だったが、追加点を奪ったのは日本だった。木暮のパスをゴール前で受けた北原が相手ディフェンスに囲まれながらもシュート。そのボールはここしかないというコースでゴール右に転がり、日本が再度リードする。

フットサル日本代表

 試合を2-1で折り返した日本。
 後半早々に日本はこの試合最大のピンチを迎える。北原がレッドカードで退場を宣告されてしまったのだ。退場によって2分間、4人でプレーをしなければいけなくなってしまった。タイのシュートが2度ポストに当たるなど危ない場面もあったが、日本はGK川原を中心としたディフェンスで何とかこの2分を切り抜ける。この2分間を無失点で凌いだことが勝利の大きな要因となった。

 危機を乗り越えた日本は31分、ゴール正面での間接フリーキックを手にすると見事なサインプレーから最後は稲葉洸太郎が決めて、スコアを3-1とする。

 2点のリードを許すタイは、フィールドプレーヤーを5人にしてパワープレーを始める。そのタイに対して、日本はバランスのとれたディフェンスで対応しボールを奪うと、34分に逸見、37分にはGK川原、そして38分に小曽戸允哉が自陣から無人の相手ゴールへのロングシュートを成功させた。

フットサル日本代表

フットサル日本代表

フットサル日本代表

 日本が6-1でタイをくだし、アジア選手権を制覇した。
 大会MVPには今大会全試合で得点を決めた日本代表の逸見勝利ラファエルが選出されている。

フットサル日本代表



ミゲル・ロドリゴ監督 
フットサル日本代表

 まずはタイ代表のビクトル監督を祝福したいです。彼は偉大な仕事を果たしました。イランを倒し、決勝に辿り着くのは簡単ではありません。おめでとうと言いたいです。今日の試合をジャッジした審判も祝福します。彼らはフィジカルコンタクトを許し、激しい試合を展開することができました。また大会を運営してくださった方々にも感謝を伝えたいです。大会は日を追うごとにすばらしいものになっていきました。またアラブ首長国連邦の政府、そして特にドバイにも感謝したいと思います。彼らはフットサルに大きな力を貸してくれましたし、偉大な大会のために費用をかけてくれました。また両チームのサポーターにも感謝したいです。とてもすばらしい決勝の雰囲気をつくってくれました。

 日本は今日のゲームでは最初から最後まで勝者にふさわしかったと思います。今日のプレーが本当の日本です。ナーバスではなく、重圧もありませんでした。ボールポゼッション、アグレッシブなプレス、セットプレーがありました。私たちはまず楽しんでプレーしようとしていました。決勝戦まではとてもテンションが高く、ナーバスでした。木暮と小宮山には特別に祝福したいと思います。キャプテンの2人です。今日のゲームではフットサルにおける正真正銘の侍だったと思います。

 レバノン戦の逸見勝利ラファエルのゴールは今大会において決定的なゴールでした。あの逸見のゴールはとてもとても日本にとって大事なものでした。理由は3つあります。ひとつはグループリーグの初戦であり、あの勝利がなければグループ首位になることはできませんでした。もうひとつは試合終盤でのゴールにチームには大きなモチベーションとなりました。3つ目は最も大事なものです。プレーが悪くても勝利できるのは偉大なチームしかできないことです。初戦の後に私は選手たちに言いました。もうこれからはパフォーマンスは向上していくしかないと。

 逸見の大会MVP受賞は彼の今大会のパフォーマンスに値するものです。彼は若く、典型的なフットサル選手で全てのアジアにとって見本となるべき選手だと思います。



逸見勝利ラファエル選手 
フットサル日本代表

 今大会は僕にとってパーフェクトでした。大会前はこんな結果になるなんて想像していませんでした。ただチームを助けたいだけでした。とても幸せです。僕はチームを助けることをまず考えています。そしてミゲル監督が僕を信頼してくれて、多くのゴールを達成することができました。僕はまだ19歳ですけど、アジア王者になることができました。とても嬉しいです。今後も練習を続けていくだけです。