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トピックス

2012/06/17

国際親善試合 U-20日本女子代表 vs U-20アメリカ女子代表 【6/17(日)@長居】試合レポート

8月に日本で開催されるFIFAU-20女子ワールドカップ大会へ向けて調整を続けている日本代表は17日、大阪・長居競技場でアメリカと国際親善試合を行い、後半81分に田中陽子がゴールを決めて、1-0の勝利を収めた。

     夏を思わせる日差しと暑さの中、日本は立ち上がりから積極的なプレーを見せて、MF猶本光、MF仲田歩夢がFW横山久美、FW道上彩花らと絡んで攻撃を組み立てた。
     前半23分には猶本のパスに反応した仲田がペナルティエリア外からシュートを放ち、その10分後には横山のパスを受けた仲田が左サイドからクロスを送り、道上がニアに走りこんでアメリカゴールを脅かした。その直後には、田中陽子が正面からシュートを放ったが、ゴールを割るまでには至らなかった。
     0-0のまま前半を終えた日本は、後半開始から前半ボランチでプレーした田中陽子をトップ下に上げる布陣変更を加えたが、これが新たな攻撃の流れを生み出した。
     後半64分には、田中陽子がミドルから狙ったシュートは相手GKに阻まれたが、その1分後には道上がドリブルで攻め込むプレーを見せるなど、日本の攻撃の時間帯が続いた。そして、その努力は81分に報われる。
     後半交代出場の西川明花が打ったミドルシュートは、アメリカGKの手を弾いてバーを叩き、フィールドに戻ったが、そのボールに鋭く反応した田中陽子が冷静にゴール右に流し込んで、均衡を破った。
     しかし、パスサッカーで攻撃の組み立てを試みていたアメリカが残り時間で反撃に出る。後半投入したMFマンディ・ラッシュ、FW陣チオマ・アボガグとマヤ・ヘイズにボールを集めて、日本のバックラインの裏を狙う。
     後半85分には、アボガグが左サイドを破ってペナルティエリアに切り込んで近いところから日本ゴールを狙った。シュートはGK池田咲紀子に阻まれるが、そのリバウンドに反応したヘイズ、さらにGKの跳ね返りを拾ったラッシュが連続してシュートを放った。その2分後には右サイドから攻め上がったヘイズがシュートを打つが、DF木下栞がゴールに飛び込んでボールを蹴り出した。
     GK池田は終了間際にもアボガグのエリア内からのシュートを止めて、DF陣と共に無失点で切り抜けて、日本の勝利に貢献した。
     吉田弘・U-20日本女子代表監督は、「勝てたことは非常に良かったが、課題もたくさん見つかった。もっと主導権を取ってボールを失わずに動かせると、我々に楽な試合になる。(終盤)何本か危ない場面もあったが、GK中心に良く守ってくれた。ただ、その状況になったことが課題(の一つ)」と振り返った。
     この日の試合では、日頃、所属チームなどで試合出場機会の少ない選手を起用して「どのくらいできるか、試したかった」と狙いを話したが、課題を見つけながらもアメリカ相手に勝利を手にし、手ごたえを得た様子だった。
     一方、ワールドカップ出場が決まっているU-20アメリカ代表監督のスティーブ・スワンソン氏は、チームはまだ準備段階にあると強調した。
     「日本はボールをよく動かして、効率よく試合を運んでいた。スペースも上手く使っていた。試合前からわかっていたことだったが…。日本の勝利は当然だと思う。ただ、我々はまだいろいろと学んだり試したりという段階で、本来の我々のポテンシャルのレベルにはまだない。本大会を2か月後に控えて、こういう時期に日本に来て試合ができたことは、我々にとって非常に有意義なこと。負けはしたが、チームの進化にはこういう試合も必要と考えている」とスワンソン氏は言った。
     本大会へ向けて、6月20日には、練習試合の形式ながらも日本とアメリカは“第2戦”をJ-GREEN堺で行う予定。
     日本はワールドカップでは、メキシコ、ニュージーランド、スイスと同じA組でグループステージを戦う。