JFA|日本サッカー協会  Japan Football Association
JFAへの登録リンクENGLISHRSS
前へ 最新へ 月別へ 次へ

トピックス

2012/07/23

先陣なでしこ・佐々木監督、「勝ち点3を取る」
カナダ戦前 なでしこジャパン記者会見コメント

なでしこジャパン日本女子代表チームは23日、2日後に控えたロンドン・オリンピック初戦となるカナダ戦へ向けて、英国コベントリー市の南のウォーウィック大学の練習場で汗を流し、実戦形式の練習を中心にプレーの確認を行なった。
その後、25日の試合会場となるコベントリー競技場へ移動してピッチ状態をチーム全員でチェック。スパイクを履かずに軽くボールを蹴るなどして、感触を確かめていた。

女子サッカーは、26日に始まる男子大会、27日のオリンピック開会式より一足先に競技が始まるが、佐々木則夫・日本女子代表監督は初戦の勝利で自分たちのチームだけでなく、日本選手団に勢い付けるつもりだ。
「オールジャパン各競技のスタートをなでしこジャパンが切る。カナダにしっかり勝って勝ち点3を取るのが大きな役割」と指摘。「選手のコンディションは非常によく、負傷していた選手も状態が上がっている(本番へ)非常に充実した良い準備が出来ている。カナダとは良い試合ができると思う」と話した。

4年前の北京大会では初戦でニュージーランド相手に苦戦を強いられ、0-2尾ハンドからの追撃で2-2の引き分けで勝ち点1を手にした。大会初戦ならではの難しさが懸念されるが、佐々木監督は、「ここ数年、選手は勝たなければいけないという重圧の中で試合を経験している。初戦だからという重みは解消してくれると感じている」と期待を込めた。
さらに、前回大会からの成長について触れて、「(4年前と比べると)チームは攻守で質が1ステップ上がった。選手層が厚くなり、レギュラークラスと言える選手に代わっても遜色がない、(昨年の)ワールドカップよりもシャープな展開が出来て、特に幅をとった展開も質が上がった」と説明。「グループステージの3試合をやりながら、決勝トーナメントに進出することを考えて、コンディションをさらに上げていきたい」と続けた。

キャプテンを務めるMF宮間あや選手は、こう話す。
「今回この大会のメンバーは、何年も努力してきたメンバーとピッチに立てることは誇りに思うし、日本を代表していることを誇りに思う。それはチーム全員が同じ気持ちだと思っている。練習などでもみんなが集中して、ムードも高まっている。カナダはフィジカルが強く、フィジカル全面に戦ってくる。そういうチームと初戦でやれることは、勢いをつける大事な一戦になる。金メダルを目標にやってきた。日本のみなさんからも応援してもらえるようなプレーができたらいいと思う。」

体調不良から復調したMF澤穂希選手は、「ワールドカップは自分が楽しんでやれて、結果がついてきた。相手は強いので自分のプレーをどう出し切るか。悔いのないようにやりたい。大会を戦い抜く自信はある。楽しくサッカーできている。恐れるものはなにもない。(昨年のワールドカップ以降)若い選手が成長している。誰が出ても同じようにできている。初めてのオリンピックで緊張する選手もいると思うけれど、でも大丈夫だと思うし、こういうチャンスを一緒に楽しみたいと思う」と話した。

負傷復帰のF岩清水梓選手は、「トレーニングや紅白戦でプレーコンディションは良くなってきた。カナダはシステムが少し変わったようだが、今までの経験を含めてやっていく。チームが攻撃する時間を増やしたい。難しい試合になると思うけれど、勢いに乗りたいので勝ちたい」とコメントした。

FW大野忍選手は、「4年前のことは過去のことで自分も変わっている。初戦は先につながる点では大事な試合」と言い、FW安藤梢選手も「どんな大会も初戦が一番むずかしい。過去の対戦成績や世界ランクなど関係ない。みんな国を代表して戦うので、独特の雰囲気がある。内容よりも勝ちきることが大事なので、まず初戦に集中してやりたい」と話した。



文:スポーツジャーナリスト 木ノ原句望