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トピックス

2012/07/26

なでしこ、ロンドン五輪に白星発進

他競技に先駆けてロンドンオリンピックの女子サッカーが7月25日に開幕し、なでしこ日本女子代表チームはコベントリーでのF組初戦でカナダと対戦して、川澄奈穂美、宮間あや両選手の前半のゴールで2-1の勝利をあげた。

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F組もう一方の試合では、スウェーデンが南アフリカを4-1で下した。日本は28日に再びコベントリーでスウェーデンと対戦する。

4大会連続出場の世界ランク3位の日本は、FWに大野忍と大儀見優季のペアを起用し、左MFに川澄、右MFに宮間を置く布陣で臨んだ。だが大会初戦の硬さか、立ち上がりからポゼッションで相手を圧倒しながらミスも多く、なかなか、なでしこ本来のプレーのリズムが生まれない。動きが十分にかみ合わず、攻撃の組み立てに苦労する時間帯が続いた。

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世界ランク7位のカナダは、元ニュージーランド監督のジョン・ハードマン監督の下、守備的MFを3枚にして守備を固めて臨み、攻撃ではFWクリスティン・シンクレアにボールを集めて攻めに出ようとするが、日本は守備陣が高い集中力でうまく対応して、チャンスらしいチャンスを作らせなかった。

しかし、前半30分を過ぎた頃から、大野と五輪初出場の川澄が積極的にしかけ、左サイドで動きが出るようになり、同33分に、なでしこらしいパスワークから先制点が生まれた。
左サイドでMF澤穂希のスローインを受けた大野が澤にボールを預けて前線に駆け上がり、再びボールをもらって、左サイドを上がる川澄に相手DFを引き付けながらヒールでパスを出す。ボールを受けた川澄は、そのまま左サイドからペナルティエリアに入り込み、角度のないところから、右のサイドネット内側に狙い澄ましてゴールを決めた。

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この均衡を破る一撃で、日本には勢いが出て動きもスムーズになり、前半44分には、再び左サイドからの組み立てで追加点が生まれた。左SB鮫島彩選手からのクロスボールにゴール前で反応した小柄な宮間が、自分より長身のカナダDF陣を相手にヘディングで合わせ、クロスボールのクリアに出て無人となったゴールに送り込んだ。国際Aマッチ出場115試合目で決めた歴代7位タイとなる通算29点目のゴールだった。

日本は後半も攻撃の手を緩めず、いくつかいい形も作ったが、後半10分に左サイドで相手に突っかけられてカナダにボールを奪われ、ゴール正面でメリッサ・タンクレディに合わせられて失点した。
だが、それ以外は、日本は守備陣がよく対応して1点差リードを守り切り、初戦で勝ち点3を手にする好スタートを切った。



文:木ノ原句望