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トピックス

2012/07/27

関塚ジャパン、スペインに勝利

日本男子五輪代表チームは7月26日、グラスゴーでのロンドン・オリンピック男子サッカーD組初戦で優勝候補と評判のスペインをMF大津の前半34分のゴールで1-0で退け、68年メキシコ大会以来となるメダル獲得へ好発進した。
同組のモロッコ対ホンジュラス戦は2-2で引き分けており、初日が終わって日本は勝ち点3でD組首位に立ち、次のモロッコ戦に勝てばスペイン対ホンジュラスの結果に関わらず、決勝トーナメント進出が決まる。

スペインは、フル代表が2010年ワールドカップ優勝に加えてEURO2012で大会史上初の連覇を遂げたばかり。対戦相手はその一つ下の世代ながら、これらの大会に出場していたFWマタ(チェルシー)ら3選手を含み、今大会優勝候補の一つと呼び声は高かった。
だがその相手に、日本は立ち上がりからチーム全体が高い集中力と積極性を発揮。前線からプレッシャーをかけて相手のボールと自由を奪うことで、主導権を相手に渡すことなく試合を進めた。そういう日本の姿勢は、キックオフ早々、MF清武の速いクロスにFW永井が走り込んでシュートを放った場面によく表れていた。

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積極的に攻める日本は前半33分にMF東が右サイドを攻め込んでCKのチャンスを得た。これをMF扇原がゴール前に送り込むと、DF吉田がニアサイドでスペインのマークを3枚引き付け、ゴール前に空いたスペースに大津が走り込み、ショートバウンドしたボールに右足を合わせてネットを揺らした。

その4分後には、スペインDFが自陣ゴールライン付近で出したボールを清武が奪って角度のないところからシュートを放った。ボールはわずかにポストの外に流れたが、相手を脅かすには効果的な動きだった。

さらにその2分後、試合は重要な局面を迎えた。
FW永井がスペインDFイニゴ・マルティネスにプレスをかけてボールを奪うと、ドリブルでゴールへ向かった。永井は、阻止しようとしたマルティネスに倒されて、レアル・ソシエダDFは一発退場になった。名古屋の俊足FWはその後も足を生かして相手を脅かし続け、スペイン守備陣を悩まし続けた。

後半、数的不利の状況ながら、スペインはオーバーエイジ(OA)出場のハビマルティネス(ビルバオ)、マタ、アルバを中心に反撃の機会を伺うが、日本は相手が一人少なくなってできたスペースを利用して東、清武、永井らが決定的な場面を作り出す。その一方で、DF吉田、前半マタの一撃を阻止したGK権田を中心に集中を切らすことなく対応し、最後までリードを守り切って、2004年アテネ大会以来となる五輪での勝利を手にした。

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文:木ノ原句望