JFA|日本サッカー協会  Japan Football Association
JFAへの登録リンクENGLISHRSS
前へ 最新へ 月別へ 次へ

トピックス

2012/07/27

関塚監督、スペイン戦の勝利に「非常に満足」

日本男子五輪代表チームの関塚隆監督は、ロンドン・オリンピック大会の好発進をもたらした、7月26日のグラスゴーでのスペイン戦1-0勝利を「非常に満足している」と振り返った。

    「スペインと戦うことを非常に楽しみにしてきた。自分たちの力をどれだけ発揮できるかという意味では、結果に関して非常に満足している」と関塚監督は話し、選手のハードワークを称えた。
    「選手たちがスペインに対して勝とうという意識が非常に強く、ボールを動かされても、危ない、入り込んでくるプレーに対してはしっかり警戒して、そこから自分たちの攻撃に移っていけた。この辺が勝因だと思っている。」
    立ち上がりから、攻守両面で高い集中力と積極的な動きとスムーズな連携で、日本はスペインを悩まし続けた。
    
    関塚監督は「試合前には、この一戦に集中して、(スペインと真剣勝負をするという)こんなに良い機会はないので、個人としてチームとして全てを出した戦いをしよう」と声をかけて選手をピッチに送り出したと言い、ハーフタイムでは「受け身にならず、チームとして足を止めずにボールを動かすように」と指示を出したと話した。
    フィジカルだけでなく戦術的にも相手をうまく抑えた手ごたえがあるようで、「決勝トーナメントでもう一度戦うチャンスがあれば、そこでもう一度やりたい」と話したが、指揮官は、「勝ち残るためにしっかりと準備をし、内容と結果を求めて一戦一戦戦っていきたい」と改めて気を引き締めていた。

画像の説明

    2試合連続得点でチームに勝利をもたらしたFW大津は、「あの時間帯で点を取れたことは、さらにプランを良くすることが出来たので、本当によかった」と話したが、交代で後半をベンチで見守り、勝利の瞬間にチームメイトの奮闘に涙腺が緩んだという。
    「(ベンチに下がった後も仲間が)一生懸命戦ってくれた姿を見て、ちょっとウルっときた。初戦をすごく大事に思っていたので、うれしい時はうれしい。今日の勝利の感謝の気持ちも込めた意味で、次につながるように切り替えてやることが大事だと思う」と言った。

画像の説明
    
    一方、FW永井は、相手の退場になった場面は試合前の分析から生まれたと話した。
    「守備でパスミスやトラップしてからが遅かったので、トラップミスした瞬間を狙おうと思っていた。初戦の緊張はなく、逆に『当たって砕けろ』くらいの気持ちでいた。スペインの方がプレッシャーはあったのでは。きつかったけど、みんなで励まし合ってやっていたし、ベンチの選手も声を出してくれていた。1試合1試合、チームとしてうまくレベルアップして、18人でメダル取れるようにやっていきたい。」
    DF吉田は、「OA(オーバーエイジ)で入った以上、結果を残したかったので、一つ結果が出てほっとしている。ワールドカップ最終予選でケガをしてから今日まで、いろいろな方にサポートしていただいて、それがこういう結果になってよかった。でもこれで何かを成し遂げたわけではないので、(グループステージの)あと2戦も引き続き集中してやりたい。」
    3戦3敗で終わった北京大会以来の五輪の舞台に吉田は、「北京を経験している分、すごく落ち着いてはいれたし、いい緊張感の中でやれたので非常に楽しかった。(五輪で)1勝するまでだいぶ時間がかかったが、大津も(酒井)宏樹も怪我しながら頑張ってくれて、永井も前からかなり追いかけてくれて…。みんなで力を合わせて勝ち取った勝点3だと思う」と振り返った。
    
    GK権田は、「今日のゲームはみんなでやれたという印象が強い。最後の笛が鳴るまで全員で戦い切れたのが、今日の結果につながった。今日の試合がベース。次に負けたら意味がないということはみんな分かっているので、終わってから『次だよ』『早くリカバリーして次に臨もう』と話していた。これから先、11人だけでなくてチームみんなの戦いが必要になると思う。また、いい準備をして臨みたい」と話した。
    MF清武も次の試合が大事だと指摘した。
    「まだまだ満足できていないし、次の試合が絶対に大事。しっかり準備していきたい。強いチームを倒したので若いチームというのは勢いに乗れる。でも、浮かれずにしっかり頑張りたい。」
    
    第2戦のモロッコ戦は7月29日にイングランド北部のニューカッスルで行われる。

文:木ノ原句望