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トピックス

2012/08/04

なでしこ、ブラジルに勝ってベスト4進出

なでしこジャパン日本女子代表は8月3日、カーディフで行われたロンドン・オリンピック準々決勝で、大儀見、大野のツートップがゴールを決めてブラジルを2-0で下し、2大会連続となるベスト4に進出した。

8月6日の準決勝ではロンドンのウェンブリー競技場でフランスと対戦する。G組2位でベスト8に進出していたフランスはスウェーデンを2-1で破っての準決勝進出。
このほかの試合では、2大会連続優勝のアメリカ(G組1位通過)がニュージーランドに2-0で勝ってベスト4に駒を進めたが、ホスト国でE組を首位で勝ち進んでいた英国は、カナダに2-0で敗れて敗退した。カナダとニュージーランドはグループステージ3位終了の上位2チームになって8強入りしていた。カナダ-アメリカ戦は8月6日にマンチェスターで行われる。

なでしこ

2004年アテネ、2008年北京と2大会連続で銀メダリストを獲得しているブラジルに、日本は3日前の南アフリカ戦から再び先発をベストメンバーに戻して挑んだ。
立ち上がりは、FW大儀見が相手と競り合ってこぼれたボールをFW大野が拾って鋭い一撃を放ったが、その後はブラジルが猛攻を仕掛け、日本は守備に追われる時間が続き、前半10分、14分には5年連続世界最優秀選手を受賞したMFマルタにCKから直接ゴールを狙われ、20分にはMFフォルミガにミドルレンジから脅かされた。しかし日本は、この日何度も好セーブを見せたGK福元が鋭く反応して逃れた。

連動したプレッシングでブラジルの攻撃に対応していた日本は、20分過ぎから流れを掴んで攻撃に出て、立て続けにチャンスを作り、相手ゴールを脅かす。前半23分には、澤のスルーを川澄が折り返して大儀見がペナルティエリアでシュートを放ち、数十秒後にはペナルティボックス右サイドでボールを受けたMF宮間が、ピッチに足を取られながらも素早く体勢を立て直してゴール左を狙うが、ボールはポストの外へ流れた。
だが攻撃の努力は先制ゴールという形で報われる。前半27分に大野が倒されて得たFKを、澤が素早いリスタートでタッチライン際を走る大儀見にパスを通すと、大儀見はそのまま中へ切れ込み、相手GKの動きを冷静に見ながら右足を振り抜いた。

なでしこ

その後、反撃に出てきたブラジルが再び主導権を握って日本ゴールに迫るが、日本は高い集中力とハードワークで対抗。MF澤が中盤で相手の攻撃の芽を摘み、最終ラインでは熊谷、岩清水らが福元と共に体を張って対応した。
初の金メダルを狙うブラジルは、後半に入っても攻撃の手を緩めず、マルタ、クリスティアネを中心に攻め続ける。

日本は守備から素早い攻撃に転じて活路を見出し、64分には川澄から大儀見にパスが出て相手ペナルティボックスまで攻め込み、待望の追加点が同様の形で生まれた。73分に大儀見がドリブルで駆け上がり、右を走る大野にパス。大野は左に流れて相手マーカーを外すとシュートを放った。ボールはクロスバーの内側を叩いて、ネットの中へ吸い込まれた。
ブラジルはベンチからフレッシュな選手を送り込んで反撃を試みるが、日本は最後まで守備の意識を高くキープして2点のリードを守り切り、ベスト4入りを決めた。

なでしこ



文:木ノ原 句望