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トピックス

2012/08/04

「勝とうという意識が上回った」―佐々木則夫監督
準々決勝ブラジル戦を終えて

初の金メダル獲得を目指す、なでしこジャパン日本女子代表チームの佐々木則夫監督は8月3日、ブラジルの猛攻に耐えて2-0勝利を引き寄せた、チーム全員での守備力と気持ちの強さを勝因に挙げた。

佐々木則夫監督が「耐えに耐え抜きながら相手のすきを突くサッカーになった」という展開で、日本は苦しい時間帯が続いたが、なでしこらしい連動した動きでプレスをかけて相手の攻撃を阻止し、一方で、前半27分にはFW大儀見が先制弾を、後半28分にはFW大野が追加点を決めた。
「ブラジルは僕が予測していたよりもすばらしいチーム。もっとボールを動かせると思ったが、相手の身体能力、技術、パスワークにしてやられた。自分たちがやらなくてはいけないことをよく全うしてくれた」と話した。
日本に負けたブラジルのバルセロス監督には「日本が今日のような守備的プレーを続けるなら、優勝候補にはふさわしくない」と試合後の会見で言われたが、佐々木監督は、「質をジャッジすればブラジルでしょう。でもオリンピックでは何が起きるか分からない。徹底した、最後の最後まで勝とうという意識が上回った。我々がウェンブリーに行くべきだと思っている」と反論。選手たちの対応能力を評価し、自らが率いるチームの自信を見せた。

準決勝のフランスとはオリンピック開幕直前の調整試合で負けているが、今回の対戦について訊かれると、なでしこ指揮官は、「プランよりもコンディション。一人一人のコンディションを整えながらやるしかない。もう少し積極的なところを醸し出しながらやらせれば、もう少しいけると思う」と言った。

MF宮間は、「試合の流れはコントロールされていた時間帯が長かった。チャンスをFWの2人が決めてくれたのが大きかった。ボールを支配されていても、ゴールを割らせない強さ、粘り強さというものは自分たちらしさ。華麗なサッカーではなくて、本当に強い気持ちで、全員で戦うというところが、この大事なところで出せたんじゃないかなと強く思う。」と振りかえった。

FW大儀見は、「内容はブラジルの方がうまかった。自分たちでつないでいる時間はほとんどなかったし、ブラジルも本気を出してきたら、ああいうゲームになる。前半30分くらいを耐えられたのが大きい。チャンスは少ないことは分かっていた。いつも通り狙っていたら、たまたま今回は結果に結びつけることができた。でも満足はしていない。まだまだ自分の力のなさというのは感じたので、もっと成長したいなと、すごく感じた」と語った。

DF近賀は、「大会に入って、『うまくいってないんじゃないか』とか、いろんな声もあったし、自分たちでもうまくいかないシーンも何度かあったりして、そういう中の試合で、守備の時間が長かったがチームとして、全員で守備から攻撃に移って、しっかり前の2人が点を取ってくれた。チームで戦ったという試合だったんじゃないかと思っている」とチームの勝利だと指摘した。

MF澤は、「ブラジルは個人技がすごくて、自分たちはなかなかビルドアップができなかった。でもしっかり結果を残せた。ブラジルに勝ったことで自信になる。フランス戦はいいシナリオ。あの(強化試合での)負けを無駄にしないようにしたい」と言った。