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トピックス

2012/08/05

関塚監督、五輪準決勝進出にチームの成長を評価

ロンドン・オリンピック男子サッカーで8月4日、日本男子五輪チームの関塚隆監督は、準々決勝エジプト戦の3-0勝利を喜びながらも、すでに次の準決勝へ視線を向けていた。
日本は前半14分にFW永井のゴールで先制すると、前半は押し込まれる場面もあったが、後半にDF吉田、FW大津が追加点を奪った。
「1試合ごとに力強くここまで来ている。次もしっかりと戦って、メダルに手を届かせたい」と関塚監督はチームの成長ぶりについて触れ、「ボールを失ったところから守備が始まり、奪ったところから攻撃が始まる。そういうところが機能してきた」、ここまで4試合無失点の守備を評価した。

U23

準決勝、決勝の舞台はロンドンのウェンブリー競技場に移る。
「44年ぶりのベスト4には非常に満足している。上に行くためにしっかり準備して、準決勝、決勝と我々らしいサッカーで戦いたい」と話して、一足先に準決勝進出を決めている、なでしこジャパン(日本女子代表チーム)と共に「サッカーの聖地」でプレーすることを聞かれると、「本当にすばらしいこと」と関塚監督。
就任直後に出場して優勝した2010年のアジア大会を引き合いに出して「なでしこには縁がある。いい刺激を受けながらやっている」と話し、残り2試合を勝ち抜くために「メンタル、フィジカルをこの2日で以下にしっかりと整えられるか。そこが大事」と指摘した。
MF東は大会初戦のスペイン戦と似たような展開になりながら、エジプト戦では追加点を取れたところに手ごたえを感じていた。
「早い段階で点が取れて、相手も退場してくれたので、日本にとってはすごく楽になった。スペイン戦では2点、3点と取れなかった。それが今日はセットプレーもあったけど、取れた。1試合1試合、非常に成長しているなと思う」と話し、さらに「チーム一丸となっているし、絶対に勝とうと試合前に臨んだので、僕にとっても幸せだし、日本にとっても幸せなこと。でも、まだベスト4」と気を引き締めていた。

2点目を決めた吉田は、チームメイトから「ヘディング、叩きこんでください」と言われていたと言う。
「とりあえず2点目が取れて良かった」と笑いながら、「今日は最初のゴールから、相手が退場してから、勝つべくして勝ったと思う。2点目が入るまで時間がかかって、前半の途中からしんどい時間もありましたけど、立ち上がりが良かったことと、前半、そこの苦しいときにうまくいったことと、追加点が取れたのが良かった」と振り返った。
永井の先制点をアシストしたMF清武は、「試合前から大きい選手はあまりスピードがないので、あそこに出しておけばと思っていた。そういうのをしっかり見極めて、いいボールが入れられた」と振り返った。
先制直後に永井が負傷交代して以降については、「チームが動揺したというか、不安な部分はあったけど、(斉藤)学が入ってすごくいい動きをしていたし、しっかりもう一回持ち直してやれた。今の日本の実力は、誰が抜けても問題なくやれている」と話した。

U23

永井は、「フルスピードで追わないとディフェンスもはまらない。そういう点を考えて、自分が中途半端なプレーをするよりはフレッシュな選手の方がいいと思った」と交代を申し出た理由を話したが、負傷については「アジア大会のときも打撲して治っている。不安はない」と言った。
44年ぶりのベスト4について訊かれると、「今までそういう結果が出ていなかっただけであって、自分たちが目指しているのはもっと上。そういう歴史を塗り替えるのも大切ですけど、どんどん(歴史を)つくっていきたいので、またチームとして、ワンランクアップできるようにやっていきたい」と力強く語った。

文:木ノ原 句望