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トピックス

2012/08/06

準決勝メキシコ戦 前日コメント
関塚監督、五輪準決勝に勝って「歴史を作りたい」

44年ぶりのオリンピック男子サッカー準決勝進出を決めた日本男子五輪チームの関塚隆監督は、7日にロンドンのウェンブレースタジアムで行われる準決勝でメキシコに勝って決勝進出の「歴史を作りたい」と強い意気込みを示した。
準々決勝を戦ったマンチェスターから5日午後移動してロンドンに入った男子チームは、夕方、ウェンブレースタジアムを視察。ピッチの状態などを確かめた。
関塚監督は、「歴史のあるサッカーの聖地で、なでしこと連日試合ができることは喜ばしいこと」と、4月の大会組み合わせ抽選会でなでしこジャパンの佐々木則夫監督と「再びこの地に来よう」との約束を果たせたことを喜んだ。

メキシコとの対戦は大会直前の強化試合(ノッティンガムで日本の2-1勝利)以来だが、五輪での顔合わせは1968年メキシコ大会で日本が銅メダルを獲得した3位決定戦以来となる。
関塚監督は、68年大会の試合については「8歳だったのであまり印象にない」としながらも、「釜本さんと杉山さんの攻撃ラインがすごかった。恩師の宮本さんや、松本さんもいて、銅メダルメンバーに縁を感じる」とコメント。当時のチームを指導したドイツ人指導者のデットマール・クラマー氏が今回の日本の活躍を喜んでいると聞くと、「クラマーさんに喜んでもらえているのも、日本サッカー界が上を目指そうとやってきて、5大会連続で五輪に出場してきた成果。メンバーと結束して戦いたい」と話し、さらに「自分たちが持っているもの全てを出す。44年ぶりのベスト4で、歴史を作りたい」と力強く言葉を続けた。

日本にとっての懸念は、FW永井の状態だ。今大会で日本の攻撃で大きな役割を果たしてきた俊足FWは、準々決勝のエジプト戦で先制ゴールを決めた直後、負傷交代を余儀なくされた。試合を二日後に控えて、永井の状態を訊かれた関塚監督は「今日の時点では厳しいかと思う」と回復の遅れを示唆し、眉をひそめた。
だが一方で、日本五輪チーム指揮官は、大会前対戦以降の日本選手の成長に自信を示し、「一つ一つのプレーの精度、なにをしなくてはいけないかという選手の意識、18人の連係、一体感が高まっている。力をつけながらここまで来ている。臆することなく、ここでそれを出したい」と話した。

メキシコは韓国、ガボン、スイスと同組のグループステージを2勝1分け無失点で首位通過し、準々決勝でセネガルに2-2の同点から延長で2得点した攻撃力がある。ルイス・フェルナンド・テナ監督は「日本は組織力もある強敵だが、我々もいいチーム。120分戦っても、選手のコンディションは良く、士気も高い。決勝進出は五分五分だろう」と話した。

日本は今大会で唯一、4戦連続無失点を保っている。その日本の最終ラインを牽引してきたDF吉田は、メキシコとの前回対戦の結果に油断することはないと言い切る。
「メキシコは、前回は10番のドスサントスも出ていなかったし、(今大会では)サイドに技術のいい選手がいて、ラインを高く保ってプレーしている。違うメキシコだと思って、気を引き締めてやりたい」と話し、「守備でしっかり完封してきていることがチームの自信につながっている。攻撃陣も1試合ごとに成長している」と指摘。「ここまで来たら、北京やアテネ五輪などで先輩方が成し遂げられなかったことをやりたい」と力強く言った。

日本対メキシコ戦は現地時間8月7日午後5時(日本時間同8日午前1時)にキックオフの予定。

文:木ノ原 句望