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トピックス

2012/08/07

なでしこ、決勝進出でメダル確定

なでしこジャパン日本女子代表チームは8月6日、ロンドン・オリンピック準決勝でフランスを2-1で退けて決勝進出を決め、銀メダル以上を獲得することが決定した。
前半32分にFW大儀見、後半4分にMF阪口がMF宮間のFKに合わせて得点し、後半31分にフランスに1点を返されたが、その後は追加点を許さずに逃げ切った。

なでしこ

日本のメダル獲得は男子が1968年メキシコ・オリンピックで銅メダルを獲得して以来となり、1996年アトランタ大会から女子サッカーが実施されて以来4大会目の挑戦で実現した。
なでしこジャパンは8月9日の決勝で、カナダを延長の末4-3で下して3大会連続制覇を狙うアメリカと、再びロンドン・ウェンブレースタジアムで対戦し、史上初のワールドカップとオリンピックの連覇を目指す。

2008年北京大会に続いて2大会連続での4強進出だったが、4位に終わってメダルを逃した4年前とは、粘り強い守備と決定力で異なる結果を手にした。
6万人の観客が入った「サッカーの聖地」ウェンブレーで慣れないピッチに序盤は苦労しながらも、大会直前に0-2で敗れた強化試合の経験を生かして、試合開始から高い集中力と守備の意識で相手にプレスをかけ続け、徐々に流れを引き寄せる。

前半32分、FW大儀見が倒されて得たロングレンジでのFKをMF宮間がゴール前へ流し入れた。相手GKがパンチングで合わせるが、ボールは後ろに流れ、そこに素早く走り込んだ大儀見がこぼれ球を捉え、左足で押し込んだ。
1-0リードで主導権を握った日本は、後半開始早々、相手のアプローチのボールにMF澤がカットして前線へ送るなど、積極的なプレーで相手にプレッシャーをかける。そして開始4分後に追加点を奪う。
1点目と同様に、大儀見が倒されて得たFKを、再び宮間が生かして精度の高いボールをゴール前へ入れると、フリーで走り込んだMF阪口が頭で合わせ、ゴールファーサイドのネットを揺らした。

2-0リードを奪った日本だが、そこから昨年ワールドカップで4位になったフランスの猛攻に遭い、押し込まれる苦しい時間帯が続く。FWドゥリ、ネシブを中心にした攻撃に脅かされる。後半途中からはルソメルがベンチから投入されて、日本選手を自陣に釘づけにする。そして後半31分、トミスの折り返しに中央に走り込んだルソメルが右足を振り抜いて1点を返した。
GK福元の好セーブとDF岩清水、熊谷を中心にした体を張ったプレーで対応していた日本だが、後半34分、阪口がドリブルで仕掛けてきたルソメルをペナルティボックスで倒してPKを与えてしまう。しかし、これをブサグリアがゴール右に外して日本は同点の危機を逃れた。

なでしこ

その後も日本は守備に追われる苦しい時間帯が続いたが、後半45分にはカウンターから追加点の絶好機を得る。自陣からのボールを受けた大儀見がドリブルで上がり、相手ペナルティボックスでGKと1対1に。狙いを定めて右足を振り抜いたが、ボールは右ポストに阻まれた。
最後まで日本ゴールに迫るフランスはロスタイムに長身のルナールがヘディングを放ったが、好セーブを繰り返してきた福元がこれを許さず、最後までリードを守り抜いて、日本は記念すべき勝利を手にした。

文:木ノ原 句望