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トピックス

2012/08/09

なでしこ監督、決勝を前に選手への信頼と期待

なでしこジャパン日本女子代表チームは、日本初めてのオリンピック金メダル獲得をかけて8月9日にロンドン・ウェンブリースタジアムで2大会制覇中のアメリカと決勝で対戦するが、チームの最終調整を終えた佐々木則夫監督は、前日会見で選手への信頼と期待を表した。
「ベスト4で終わった北京五輪以来、選手の成長と精進でこのステージまで来ることが出来た。日本の代表として、日本女子サッカーの代表として、素晴らしいウェンブレーで闘争心を持って戦ってくれると思っている。選手たちの勝とうという思いをピッチに出せればいい結果につながる」と佐々木監督は話し、金メダル獲得への意欲を示した。

チームは午前中に市内のグランドで練習し、冒頭15分以外は非公開で最終調整を行った。
アメリカとの対戦は昨年夏のワールドカップ・ドイツ大会決勝を含めて、この一年ほどの間に4戦。2-2の延長からPK戦を制して世界王者になったワールドカップ以後、今年3月のアルガルベカップ(1-0勝利)、4月のキリンチャレンジカップ(1-1引分け)、6月のスウェーデン遠征(1-4敗戦)と戦い、通算成績は1勝5分22敗。
今大会、3連覇を狙うアメリカはグループステージを3戦3勝で首位通過し、準々決勝でニュージーランドを2-0で退け、準決勝ではカナダとの激戦を延長の末4-3で制して決勝に進出した。ワンバック、モーガンの強力2トップは健在で、チーム力も高い。

なでしこジャパン"

アメリカ攻撃陣への対策を訊かれた佐々木監督は、「ワンバックのヘディング、モーガンのスピードとテクニックのある強烈なシュートは、我々の選手は何回も体感している。そこから毎試合、常に修正して改善して臨んでいる。明日も自信を持って準備をしている」と応え、会見に同席した3選手を引き合いに出して、「GK福元選手がすべてフィスティングして、宮間選手がつないで大儀見選手がゴールをゲットする」という筋書きまで冗談っぽく披露した。
なでしこ指揮官はさらに、「アメリカは雪辱を期する思いが強いと思う。そこでアメリカよりも勝つ意識をどれだけ強く持てるか。チーム一丸となって、その思いを高めてピッチで表現できるか」と語り、「成長度の高いときに、このチームの監督ができたのは幸せなこと。この成長度を僕自身の最終章として、明日は結果を出したい」と言った。

MF宮間は、「アメリカは毎回最高のプレーができる喜びと、すごく勝ちたいとういう思いが湧きあがってくる対戦相手。明日はその喜びを強い思いに変えて、もう一度勝ちたい」と気合を込め、「アメリカは昨年(ワールドカップで)日本に負けて勝ちたいと思っていると思うが、我々は長い歴史の中で20敗以上している。勝ちたい気持ちはアメリカの選手より強いと思う」と指摘した。
福元は「ここに来るまでに最高の準備をしてきた。チーム全員で自信を持ってピッチに立ちたい。早い時間で失点するとチームとしてばたつくので、前半はゼロで押さえて、特にDF陣と協力してゴールを守りたい」と語った。
また、大儀見は「この一年、チームのためにできることをずっと考えながらやってきた。昨年とはプレースタイルも変わって、チームの一人としてプレーできている。明日の決勝はチームの一人として自分にできることを全力でやってすべてを楽しみたい」と話した。

日本対アメリカの決勝は、現地時間9日午後7時45分(日本時間10日午前3時45分)にキックオフの予定。

文:木ノ原 句望