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トピックス

2012/08/10

なでしこ、アメリカに敗れて銀メダルに

なでしこジャパン日本女子代表チームは8月9日、ロンドンのウェンブレースタアジアムで行われた決勝でアメリカに2-1で敗れ、銀メダルで2012年夏季オリンピック大会の戦いに終止符を打った。
サッカーでのオリンピック・メダル獲得は、男子の1968年メキシコ大会の銅メダル以来初で、女子サッカーが1996年大会から実施されて以降、4回目の挑戦で手にしたが、昨年ワールドカップ優勝に続く初の主要大会連覇はならなかった。
アメリカは04年アテネ、08年北京に続く3連覇。3位にはフランスを1-0で退けたカナダが入った。

なでしこ

昨年ワールドカップ決勝の延長・PK戦の末に日本に敗れていたアメリカは、昨年の対戦時とほぼ同じ顔ぶれで臨み、立ち上がりからFWワンバック、モーガンを中心に猛攻をしかける。
前半8分には左サイドを攻めこまれてモーガンにつながれ、その折り返しをゴール前に飛び込んできたMFロイドに頭で合わされて、先制を許した。
日本は15分過ぎから、左MF川澄、FW大野が積極的に仕掛けて好機を作り、17分には川澄が左から切れ込んでシュートを放ち、その1分後には川澄のクロスにFW大儀見が頭で合わせて相手ゴールを脅かす。

前半26分にはMF宮間の左サイドからのFKがペナルティエリアで壁を作っていたヒースの左手に当たるが、昨年のワールドカップ決勝でも笛を吹いたドイツ人レフェリーはそのままプレーを流した。
その2分後、DFルペイルベが攻め上がって右からあげたクロスのクリアに出たDF岩清水のヘディングが後ろに流れて、日本ゴールのポストを叩き、あわやオウンゴールかという場面もあった。
日本は前半33分に大野のパスを受けたMF宮間が中央から放った一撃がバーを叩き、その5分後には大儀見の落としたボールに大野が右足を振り抜いたが、ボールはわずかに右ポストの外を流れた。
前半終了2分前には、GK福元のDF陣へのパスがワンバックへのプレゼントパスになり、パスを受けたボックスがシュートを狙って日本ゴールを脅かした。

1点ビハインドで折り返した日本は、後半開始早々に宮間のFKやシュートでゴールを狙うが、後半9分にロイドに中央をドリブルで上がられて、そのままペナルティボックス外から豪快な一打を決められて、0‐2にされた。
日本は後半14分、MF阪口に代えてMF田中を投入し、その4分後、待望のゴールが生まれた。右サイドで宮間-大野-澤とつないで澤がボックス内でシュートを打つ。 相手に阻まれるが、そのリバウンドを澤が素早く拾って左に走り込んだ大儀見にパス。ポツダムFWがきっちり合わせて1点を返した。

なでしこ

その後、日本は宮間がシュートやFKから好機を作り、後半28分には宮間のFKがGKに弾かれたところを、DF岩清水が右のボレーでとらえるが、DFルペイルに当たりゴールを割れない。
佐々木則夫監督は、残り時間約15分というタイミングでDF鮫島に代えてFW岩渕を投入し、岩渕は後半38分、ペナルティボックス手前で相手ボールを奪うと、そのまま切れ込んで右足を鋭く振り抜いた。しかし、シュートはGKソロに阻まれてしまう。
終盤、日本は大野に代えてFW丸山を送り込むが、相手ゴールに迫りながら、最後までもう一度ネットを揺らすことはできず、戦いは終わった。

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文:木ノ原 句望