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トピックス

2012/09/29

【U-16日本代表】
AFC U-16選手権イラン2012 チームレポート No.4 (9月26日~27日) 

9月26日(水)
 翌日に朝鮮民主主義人民共和国戦を控え、午前10時からトレーニングを行いました。韓国戦での反省点を克服すべく、ゴール前のコンビネーショントレーニングに多くの時間を割きました。

U-16

U-16
(日課となっている体幹トレーニングをする選手たち)

夕食前のミーティングでは、名もなき男達が日本を守るために、富士山レーダーに命をかけたドキュメンタリーを鑑賞。誰も成し得なかったことに挑戦していく様子に感銘し、明日の試合に向けて気持ちを高ぶらせていました。

U-16

9月27日(木)
 グループリーグ最終戦(朝鮮民主主義人民共和国戦)を迎えたこの日、リラックスしながらチームワークを高めることを目的としたゲームを行いました。アイマスクを使った伝言ゲームなどで、「チームの和」をより強固なものにします。

U-16

会場入りしたチームは、試合前それぞれの方法で集中を高めていきます。

U-16

吉武監督は、「自分ができると思うことを迷わずやること。思いっきりアクセルを踏み込む感覚で!」とアドバイスを送り選手を送り出しました。

U-16

試合経過
 決勝トーナメント進出の条件として「勝ち点1以上」が必要な状況で臨んだ朝鮮民主主義人民共和国戦。
少し気温の下がった17:00、日本のキックオフで試合が始まった。まず試合の主導権を握ったのは日本。2分に中村(ガンバ大阪ユース)、5分に三好(川崎フロンターレ)が立て続けにシュートを放ち、相手ゴールを脅かす。13分、三好からのスルーパスを受けた右サイドバックの石田(ジュビロ磐田U-18)が鋭いクロスを上げ、走りこんだ中村が丁寧に合わせ先制に成功する。その2分後にも中村がGKと1対1の場面を創出するも決めきれず。その後反撃に出た相手に対し吉武監督は「相手陣内でボールを回せ!ワンタッチ・ツータッチで広い方を使って行け!」と指示を与えボールを保持する時間を徐々に長くしていった。トップ下に入った杉本(帝京大可児高)が上手く相手のバイタルエリアに入り込み数々のチャンスを作るも追加点を奪えず前半終了。
 ハーフタイムに吉武監督から、「丁寧に止める、シンプルに渡すという事を徹底すること。DF陣は不用意なファウルをしないこと。我々にとって大事な45分間だ。良い形でグループリーグを締め括ろう!」と話して後半に向かいました。
 後半開始早々スロースタートな朝鮮民主主義人民共和国に対し日本は積極的にゴールに向かい、49分左サイドを抜け出した杉本が斜め45度から左足を振り抜き、2点目奪取に成功。日本ペースで試合が進むと思われた52分、ペナルティエリア内での浮き球を競りに行った際にPKを取られる。このPKを初出場の林(ガンバ大阪ユース)がコースを読み、シュートストップに成功。この試合最大のピンチを救う。71分、運動量の落ちた三好に代え、韓国戦で良い動きを見せた会津(柏レイソルU-18)を投入。攻撃の手を緩めない姿勢を見せた。対する朝鮮民主主義人民共和国は長身選手を前線に送り込みパワープレーに出た。吉武監督は「ボールを動かせ!失うな!」と指示しロングボールを蹴らせないように、日本のボール保持時間を長くした。82分には瞬足の大西(京都サンガF.C.U-18)をワイドトップに入れ、相手の背後をしっかりと取り、相手ディフェンスラインを下げることに成功。
 このまま3-0で逃げ切り「勝ち点3」を得て決勝トーナメント進出を決めた。

U-16
(スターティングメンバー)

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(サブメンバー)

選手インタビュー<試合終了後>
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<鈴木徳真選手 No.4 前橋育英高校>
―試合を振り返って
前回の優勝国・朝鮮民主主義人民共和国を倒せて素直にうれしい。選手23人、スタッフ9人全員の力を合わせて得た結果だと思っている。

―ロングボールを多用してくる朝鮮民主主義人民共和国に対して注意した点を教えてください。
ボランチとしてセンターバックと連携し、こぼれ球を拾えるようにセンターバック2人との距離をコンパクトにすることを心掛けた。攻守の切り替えを早くして常に良いポジションから守備をスタートしたことによって無失点で試合を終えることができた。

―あと一勝でワールドカップの出場が決まりますね。
総合力で臨みたい。そのためにも2日間でしっかりと準備し、良い結果を出せるように全力で取り組みたい。

<三好康児選手 No.17 川崎フロンターレU-18>
―グループリーグ突破した今のお気持ちは?
厳しいグループの中で結果を残せたことには満足しているが、昨年に続き韓国に負けたし、チームとしても自分としても課題が残った。これを決勝トーナメントで改善できるようトレーニングに取り組みたい。

―初スタメンでしたが、どんなことに注意して試合に臨みましたか
相手も勝てば決勝トーナメントに行けるということで、ハイプレッシャーで来ることが予想された。マイボールの時間を長くし、ボールを失わないことに注意を払った。個人として得点に絡みたかったので、最後のパスを丁寧に出すことを心掛けた。

―決勝トーナメントへの意気込みを聞かせてください。
まだ何も手に入れてないことを自覚し、チームとしてまとまって優勝したい。

<宮本航汰選手 No.15 清水エスパルスユース>
―昨日の試合を振り返って
無失点で終われたことは良かった。プレッシャーのかかる試合で、いつも通りのサッカーができない時間帯もあり苦労したが、何とか乗り越えられてホッとしている。

―どんなことに気を注意しましたか?
サイドバックなので、センターバックとの距離を意識して、早いタイミングから開き過ぎないように我慢した。対面する選手に背後を取らせないようにポジショニングに気を付けた。

―グループリーグを終えて
決勝トーナメントに行けたことは素直にうれしいが、まだワールドカップのチケットを手に入れていないので、次の試合に集中して臨みたい。残り3試合全力で戦う。

堅守で無失点に貢献し、AFCが選ぶマンオブザマッチに選ばれた茂木力也選手(浦和レッズユース)。試合後、ドーピングコントロールを終え、遅れてホテルに帰ってきた茂木選手を待っていたのは、16歳の誕生日を祝うサプライズ。みんなでバースデーソングを歌いお祝いしました。

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