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トピックス

2012/10/02

【U-16日本代表】
AFC U-16選手権イラン2012 チームレポート_No.5

9月28日(金)

グループリーグ突破を決めた翌日、45分間のプールトレーニングを実施。疲労を取るためにストレッチを長めに行い、その後水中でのランニングなどのメニューをこなしました。

U-16

昼食前には、準々決勝の会場となる“Rah Ahan”スタジアムを視察。選手達は、自分のポジションのピッチコンディションを念入りにチェックしていました。

U-16

夕食前には映画『クリムゾン・タイド』を全員で鑑賞。吉武監督からは「ギリギリのところで正しい判断ができてこそ本物」という話がありました。

U-16

昨日の茂木選手に続き、今日はGKの田口潤人選手の誕生日。ケーキを運んできた林選手が誤ってロウソクを消してしまうハプニングもあり、和やかな雰囲気で田口選手の誕生日を祝いました。

U-16

9月29日(土)

明日の試合が19:00となったため、午後からトレーニングを行いました。
体のキレを意識して、ショートダッシュ・ターンを繰り返し行った後、11対11のゲームを行い、シリア戦の対策を落とし込みました。
時折ゲームを止めながら、体の向きやパススピードについても細かい指示が飛んでいました。

U-16

夕食後のミーティングで吉武監督は「横綱相撲で世界切符を取ろう!
一番強いという意味ではなく、相手の変化に適応すること。どんなプレーも丁寧にやること。泥臭くやること。
そして相手からリスペクトされる存在になること。そんなサッカーをして世界への扉をこじ開けよう!」と話しました。

U-16

9月30日(日)

ワールドカップ出場権がかかった準決勝(シリア戦)を迎えたこの日、午前中はホテルの前の広場でストレッチやランニングを行い、体をほぐしました。

U-16

ホテルでのミーティングでは、香川真司選手(マンチェスター・ユナイテッド)から届いた激励のビデオメッセージを見てから選手ひとりひとりが“この試合への思い”を語り、最後に吉武監督は「この試合は理屈じゃない。思いの強い方の夢が叶う」とアドバイスを送りミーティングを締め括りました。

試合経過
勝てば来年UAEで行われるFIFAU-17World Cup への出場が決まる一戦。先に行われた試合でイラク、ウズベキスタン、イランが既に出場権を獲得し、最後の席を奪い合う一戦となった。

やや肌寒く感じる午後7時、日本のキックオフで試合が始まった。開始早々アクシデントが日本を襲う。2分、好調の中村文哉(ガンバ大阪ユース)が負傷退場。早々に交代のカードを1枚使ってしまう。
開始直後から、シリア代表の前線からのプレスに若干押し込まれたものの、徐々にペースを掴んだ。13分、杉本太郎(帝京大可児高)のシュートがクロスバーをたたき、先制のチャンスを逃す。30分過ぎからシリアの運動量が急激に落ち、日本のボール保持時間が長くなっていく。FWの青山景昌(名古屋グランパスU18)が31分、36分、41分と果敢にゴールを狙うも得点できず前半を0-0で終える。

後半に入り、迎えた65分ペナルティエリア内でハンドを取られPKを献上。このピンチを朝鮮民主主義人民共和国戦に続き、GK林が見事なシュートストップ。相手に傾きかけた流れを何とか食い止めた。79分、FWの切り札・杉森考起(名古屋グランパスU15)を投入し、この采配がズバリ的中。直後のFKで水谷(清水エスパルスユース)が上げたボールに杉森が頭で合わせ待望の先制点が生まれる。その2分後には、三好(川崎フロンターレU-18)が放ったシュートの跳ね返りを杉本が落ち着いて決め、リードを2点と広げる。しかしシリアチームもあきらめない。193㎝のFW ABDULATEF SALKENIを中心に怒涛の反撃を仕掛ける。86分には交代出場のKHALED KOURDOGHLIに1点を返され1点差。アディショナルタイムを含め残りの8分間を、全員で体を張って守りきり終了のホイッスルを聞いた。

この結果、4大会連続7度目のFIFA U-17World Cup への出場権を獲得した。 

U-16
(スターティングメンバー)

U-16
(サブメンバー)

U-16
(ロッカールームで世界への切符を手に喜ぶ選手達)

U-16
(チームの勝利を後押ししてくれた現地サポーターの皆さん)

選手インタビュー<試合終了後>

U-16
(左から会津選手/杉本選手/小川選手)

杉本太郎選手 No.8 帝京大可児高
―試合を振り返って
立ち上がりから相手の固い守備が崩せず、自分達の思うような戦いができず難しい試合となりましたが、最後はチーム一丸となって勝利を掴めたので良かったです。

―2点目を取って勝利に貢献しましたね。
点は取れましたが、他にもチャンスはあったので、冷静にすべて決めたかったです。ただ、大事な試合でチームの勝利に貢献できて本当に嬉しく思います。

―世界大会ですね。抱負を聞かせてください。
いままでずっと「世界に行きたい」という思いでこの代表活動に取り組んできたので、本当に嬉しいです。しかし戦いはこれからだと思っています。世界で「日本のサッカー」を見せつけたいと思いますし、先ずはアジアのチャンピオンになりたいです。

会津雄生選手 No.13 柏レイソルU-18
―2試合ぶりの先発出場でした。いかがでしたか?
出場権のかかった試合でとても緊張感のある試合でした。相手も死ぬ気で立ち向かってきてとても厳しい試合となりましたが、チーム一丸となって戦った結果、世界大会への切符を手にできて嬉しく思います。

―FIFA U-17 World Cupへの出場が決まりました。今のお気持ちは?
素直に嬉しいけど、まだベスト4。先ずはアジア1位を目指します。ひとつひとつの試合を大事に戦うことが世界大会の準備にもなると思うので、1試合でも多くテヘランで試合しチームとしての経験値を上げたいと思います。

―応援してくれている方々に一言
日本からの応援や現地の方々のサポートがなかったら今回の結果はなかったので、恩返しする意味でもラスト2試合全力で戦います。

小川紘生選手 No.9 浦和レッズユース
―中村選手の負傷で急遽出番が回ってきました。どんな心境でしたか?
ゲーム序盤のアクシデントで少し驚きましたが、心の準備はできていましたし落ち着いてゲームに入れました。大事な一戦でしたが、不安というより「試合に出られるワクワク感」の方が強かったです。

―残り2試合をどのような気持ちで臨みますか?
世界への切符は取りましたが、アジアで優勝することを目標に据え、気持ちを込めてイラク戦に臨みたいと思います。

―応援してくれている方々に一言
日本を代表しているので、見ていて感動するような気持ちが入ったプレーをしたいです。