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トピックス

2012/10/05

【U-16日本代表】
AFC U-16選手権イラン2012 チームレポート_No.6

10月1日(月)

シリア戦の勝利の余韻に浸る間もなく、いつも通り10時からトレーニングを開始。リカバリートレーニング組とボールトレーニング組に分かれて90分のトレーニングを行いました。

U-16

ボールトレーニング組はイラク戦に向けて熾烈なレギュラー争いが繰り広げられました。酒井高聖選手(アルビレックス新潟ユース)と中谷進之介選手(柏レイソルU-18)が率先して声を出して練習を盛り上げます。

U-16

夕食は在イラン日本人会会長のゲストハウスにご招待頂き、日本食をご馳走になりました。3週間ぶりに口にする日本食に選手達は大喜び。カラオケや卓球などで束の間の休息を楽しんでいました。

U-16

10月2日(火)

午前中は『恒例のシネマで共鳴』。映画「YES MAN」を鑑賞し感想を発表しました。吉武監督は「すべては自身の気持ち次第。プラス思考は良い方向に物事を動かす力」という話がありました。

U-16

午後のトレーニングは、アジリティのメニューでスタート。ショートダッシュやジャンプを繰り返し行いました。選手達は1本1本大切に「最後まで全力で走り切る」ということに真剣に取り組んでいました。

U-16

その後はイラク戦を想定した紅白戦を行いました。イラクの高いディフェンスラインを崩す攻略法、ドリブルで仕掛けてくる相手への対応を念入りに確認しました。

U-16

夕食後は、今遠征3回目の誕生日パーティー。渡辺凌磨選手(前橋育英高校)の16歳をみんなで祝いました。
いつもは夕食時かミーティング時に実施しているため、『お部屋訪問』のサプライズ演出に本人は「忘れられていると思っていました・・・みんなありがとう!」と喜んでいました。

U-16

10月3日(水)

準決勝イラク戦当日を迎えました。午前中は、ホテルのプールサイドにて軽いランニングやストレッチを行い、約1時間汗を流しました。

U-16

最後は全員でレクリエーションを行い、チームの「一体感」を確認しました。

U-16

試合前の最後にミーティングでは、全スタッフから選手に向けてメッセージを送りました。江尻篤彦コーチは、「粉骨砕身。ひとりひとり出来ることをチームのために全力でやろう!」と話しミーティングを締め括りました。

U-16

試合経過
決勝戦進出を目指すU-16日本代表は、Bグループ首位で勝ち上がってきたイラクと対戦。日本は準々決勝のシリア戦からスターティングメンバーを10人入れ替えイラク戦に臨んだ。吉武監督が「現時点でのベストメンバー」と称したように、全選手コンディションが良く、立ち上がりこそ押し込まれたものの、圧倒的な運動量の差で徐々に日本ペースになっていく。
均衡を破ったのは日本。8分、トップ下に入った杉森考起(名古屋グランパスU15)からのパスを受けた三好康児(川崎フロンターレU-18)が初先発の大西勇輝(京都サンガF.C.U-18)に繋ぎ、右足を一閃、幸先良く先制した。卓越したボールコントロールと抜群タイミングで仕掛けるドリブルを武器にイラクも反撃に出る。サイドを起点にドリブル突破を試みるも粘り強いディフェンスでチャンスを作らせない。17分には日本が追加点を奪う。ペナルティエリア内でボールを受けた北川航也(清水エスパルスユース)が自ら縦に仕掛けて右足を豪快に振り抜き2-0とリードを広げる。吉武監督からは「もっとボールを動かせ!ギャップを作れ!」という指示が出ていたが、なかなかイラクディフェンスをこじ開けることができずそのまま前半終了。
U-16
(スターティングメンバー)

後半に入り、日本ペースで試合が進んでいたもののFKから長身のYASIR AMMAR SAMIに押し込まれ1点差となる。この後イラク代表はロングボール主体のサッカーに切り替え同点を狙うも、試合後に吉武監督が「彼らの力に助けられた。」と述べたように、酒井高聖(アルビレックス新潟ユース)と中谷進之介(柏レイソルU-18)の両長身センターバックがことごとく跳ね返し、次第に主導権は日本に戻っていく。60分に三好、61分に佐々木渉(FC東京U-18)が決定機を作るも相手GKのスーパーセーブに阻まれ追加点が奪えない。しかし67分、右サイドを強引に突破した北川のセンタリングを渡辺凌磨(前橋育英高校)がダイレクトで合わせ追加点。1分後にも三好のパスを受けた佐々木が冷静にゴールネットを揺らし4-1。終了間際の88分には北川がPKを決め5-1とし勝負を決めた。

U-16
(サブメンバー)



試合後の会見で吉武監督は決勝進出について「この環境の中で6試合のゲームを経験できることは大きい。23人の総力でウズベキスタン戦に臨みたい」とコメント。6年ぶり3度目のアジアチャンピオンに王手をかけた。



試合後には、先日夕食会に招いてくださった在イラン日本人会・官野会長(中央)の誕生日をみんなでお祝いしました。

U-16

選手インタビュー<試合終了後>
U-16
(左から田口選手/北川選手/中谷選手)

<田口潤人選手 No.18 横浜F・マリノスユース>
―初出場を果たした今のお気持ちは?
出ている選手がたくさん点を取ってくれて、僕に出場機会を作ってくれたことに感謝したいです。短い時間でしたがアジアの舞台に立てて本当に良い経験になりました。

―チームの雰囲気はいかがですか?
1か月近く一緒に生活していてお互いの性格も分かり家族のようになっています。チームとして「ひとつ」になって戦えば必ず勝てるという雰囲気です。

―決勝戦に向けて
残り1試合となりましたので、チーム一丸となって戦い優勝を勝ち取りたいと思います。

<北川航也選手 No.16 清水エスパルスユース>
―試合を振り返って
立ち上がりミスが目立ちましたが、試合中、選手同士で「丁寧にやろう」と声を掛け合った結果、自分達のサッカーができ始めました。個人的には「絶対に点を取ってやろう!」と意気込んでいたので、2得点できたことは良かったと思いますが、もっとチャンスがあったので、課題も残りました。

―イラクチームはどんなチームでしたか?
前半はあまり前戦からプレッシャーにこなくて、比較的に楽にボールを動かせたと思います。後半は前線に残っている選手がいて、そこにロングボールを放り込んで、こぼれ球にかなり厳しいプレッシャーに来ましたので、そこを交わすことに苦労しました。何人かドリブルの上手い選手・速い選手がいましたが、DF陣が踏ん張ってくれて助かりました。

―いよいよ決勝ですね。抱負をお願いします。
アジアチャンピオンというのも僕たちの目標です。何が何でもウズベキスタンに勝って日本に帰りたいと思います。応援よろしくお願いします。

<中谷選手 No.3 柏レイソルU-18 >
―ゲームキャプテンとしてどのような気持ちで試合に臨みましたか?
これまであまり試合に出てなかったので、最初の15分で1試合分の声を出すという気持ちでチームを引っ張りました。ミスをしてもネガティブにならないように、声を掛けました。

―いよいよ決勝戦ですね。抱負をお願いします。
みんなで勝ち上がってきた舞台なので、23人で力を合わせて決勝戦を楽しみたいと思います。そして絶対にアジアのチャンピオンになりたいと思います。応援よろしくお願いします。