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トピックス

2013/10/25

フットサル日本代表 ブラジル遠征 準決勝進出ならず

フットサル日本代表 ブラジル遠征 準決勝進出ならず

第8回グランプリ・デ・フットサル
2013年10月23日(水)現地時間 21:00 キックオフ 20分ハーフ プレーイング
Chico Neto(パラナ州マリンガ)

フットサル日本代表 1-3(前半 0-2、後半 1-1) フットサルイラン代表

得点者
3分 オウンゴール(イラン)
18分 TAYEBI(イラン)
38分 Asghari Moghadam(イラン)
38分 村上哲哉(日本)

スターティングメンバー
GK:関口優志
FP:森岡薫、滝田学、仁部屋和弘、逸見勝利ラファエル

サブメンバー
GK:冨金原徹
FP:村上哲哉、北原亘、小曽戸允哉、佐藤亮、星翔太、西谷良介、渡邉知晃

登録外メンバー
FP:吉川智貴

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マッチレポート

フットサル日本代表 ブラジル遠征 準決勝進出ならず

大会2日目、第1戦を落とした日本にとって大事な試合を迎えます。相手はイラン。来年のAFC選手権でアジアチャンピオンを目指す日本にとって必ず越えなければならない壁です。

この日は午前にブラジル戦の分析、そして試合前にはイランを分析した映像を使ってミーティングを行い試合に臨みました。

試合会場に到着するとブラジル対アルゼンチン戦のちょうど真っ最中。ブラジルのプレーには拍手と喝采を、そしてライバルのアルゼンチンのプレーにはブーイングとヤジを送るという非常にわかりやすい南米のライバル国の関係がそこにはありました。

そして迎えたキックオフ。日本はGKに関口選手、フィクソに滝田選手、アラに仁部屋選手と逸見選手、ピヴォに森岡選手の布陣でスタートします。イランは初戦でアルゼンチンと2-2で引き分けており、初戦を落とした日本同様なんとしても勝点3が欲しい試合です。

1点を争う拮抗した展開が予想されましたが、試合は思わぬ形で早々に動きます。開始2分、イランが右サイドを突破し交差するように中央に走りこんだ味方にヒールパス。ゴール前で右アラの選手に再び出たパスを戻ってきていた滝田選手がクリアするもボールは無情にもゴール方向に。オウンゴールという不運な形でイランに得点を与えてしまいます。

しかしまだ試合は始まったばかり、日本は森岡選手を中心にゴールに迫ります。守備でも関口選手がナイスセーブを見せるなど失点した影響は見せません。

フットサル日本代表 ブラジル遠征 準決勝進出ならず

なかなかリズムをつかめなかったスタメンのセットに替えて村上選手、小曽戸選手、星選手、西谷選手がピッチに。運動量抱負な4人が連動して動き始めると攻守ともにリズムを掴み、7分には村上選手の連続シュートや前線からのプレスがはまって日本のいい時間帯が続きます。この流れのいい時間帯に追い付きたい日本でしたがイランの体を張った守備の前に得点には至りません。

フットサル日本代表 ブラジル遠征 準決勝進出ならず

セットをスタメンに戻した10分、右サイドから中央へ突破を試みた仁部屋選手がボールを奪われカウンターを受けるも関口選手がナイスストップ、イランに追加点を許しません。その直後、左サイドでマークを外したフリーの森岡選手にボールが入るとゴール前中央に走りこんだ滝田選手にパス。これをスルーしたところに逆サイドから走りこんだ仁部屋選手がシュートを打つも飛び出したイランGKがストップ。お互いに一歩も譲らない展開が続きます。

日本が誇る強力なドリブラー、仁部屋選手・逸見選手の両翼がサイド突破を試みますが、イランの強いフィジカルと長いリーチの前に思うようにボールを運ぶことが出来ません。

両チームとも得点を奪えないまま時間が過ぎ18分、逸見選手が右サイドで得意の形でボールを受けます。縦への突破を嫌がるイランの守備を見て中央に流れると逆サイドを駆け上がった北原選手にパス。このパスが弱くなりイランがカットしてそのままカウンターに。逸見選手、滝田選手が必死に戻るも豪快に蹴りこまれて絶対に与えたくなかった追加点を与えてしまいます。

日本は日頃からトレーニングをしてきた形だっただけに小さなミスが悔やまれます。

その後はお互いに攻め手を欠いて前半が終了。

フットサル日本代表 ブラジル遠征 準決勝進出ならず

ハーフタイムのロッカーを出る間際にミゲル監督は、「10分で1点取るぞ!」とゲキを飛ばして選手を送り出しました。

後半は両チームとも攻守にアグレッシブさを見せますが試合はなかなか動きません。一進一退が続くこと10分、得点を奪えない日本はパワープレーに出ます。

日本のパワープレーの特徴は、相手の守り方に応じた多彩なフィニッシュの形にあります。守備ラインを押しこむことができれば外からシュート、外をケアされればピヴォに預けて中央を攻略、素早いパス交換からサイドとコーナーで数的優位を作って中央でフィニッシュ、相手をブロックして味方をフリーにしてシュートなど、どこかを塞がれても5人という数的優位性を最大限に活かしてフィニッシュにつなげることが出来ます。

前日のブラジル戦でも変化する相手の守備に対応して的を絞らせませんでした。

しかし同時にゴールを空ける戦術故に常にリスクを背負うのがパワープレー。ミスを犯せばすぐさま失点につながります。後半18分、左サイドでのパス交換から中央に入った小曽戸選手へのパスが狙われこぼれ球に。小曽戸選手が懸命に奪い返そうとするもイランに先に拾われて無人のゴールに流し込まれて痛恨の失点を喫してしまい、この日はそのパワープレーが裏目に出てしまうことになりました。

試合時間残り3分で3点を追いかけるという難しい状況の中、この日果敢にシュートを打ち続けた村上選手の左足が流れを引き戻します。

3失点目からわずか20秒後、村上選手は左サイドで逸見選手とパス交換、リターンパスを警戒したディフェンダーが逸見選手側にポジションを取ったのを見逃さず、ゴール方向にボールを持ち替えて左足を一閃、見事ゴール隅に突き刺します。

反撃の狼煙をあげた日本はその後も村上選手、星選手、逸見選手、森岡選手と次々にシュートを浴びせかけますがイランの必死の守備にネットを揺らすことが出来ません。

結局追加点を挙げることが出来ないまま試合は終了。ここで日本の準決勝進出の可能性が消えてしまいました。

ブラジル戦に続いて、不運な部分もありましたが、日本のいい時間帯に得点出来なかったこと、やってはいけないミスを犯したことが敗因でした。

準決勝進出はなりませんでしたが、グループ3位を狙ってアルゼンチン戦を戦います。相手は勝てば準決勝進出の可能性が残るだけに激闘は必至です。日本が持つ力を見せて勝点3を奪いたいと思います。

引き続き応援よろしくお願いいたします!

フットサル日本代表 ブラジル遠征 準決勝進出ならず


監督・選手コメント

ミゲル・ロドリゴ監督
フットサル日本代表 ブラジル遠征 準決勝進出ならず

前半は内容的に攻守いずれにおいても互角ながら、日本はシュートが少なく、イランは限られた決定機を着実に仕留めたことでリードを許すことになりました。後半立ち上がりからしばらくはイランの攻勢が続き、支配されましたがGK関口選手の好守もあって持ちこたえました。それ以降、パワープレーを使っての攻撃、ボールを失ってからの守備が機能して攻勢をかけることになりましたが、イランの巧みな守備に阻まれ、結果的には支配にふさわしい数の決定機を創り出せませんでした。結論としてはやはりフィニッシュの頻度と精度の課題を再び見つめ直すべきということでしょう。この遠征の大テーマである経験と成長、洗練を忘れずに、明日以降も一試合ずつ改善を重ねて勝利を目指したいと思います。

滝田学選手(ペスカドーラ町田)
全員で勝利を信じて挑んだ試合でしたが、良い結果を報告できず残念です。グループステージ突破という最大の目的は果たせませんでした。情けない気持ちも沢山ありますが、もう一度日の丸を胸に、明日のアルゼンチン戦には日本代表として、日本人として誇りを持って戦います。勝つことで得られる何かを勝ち取って日本に帰れるよう頑張ります。

逸見勝利ラファエル選手(SLベンフィカ)
今日も残念ながら勝つことができませんでした。それでも今日の試合での改善点を教訓に、明日はグループステージ最終戦、アルゼンチンに勝つことをめざして頑張ります。


スケジュール

グランプリ・デ・フットサル2013
開催地 ブラジル パラナ州マリンガ
日程 10月22日(火)~10月27日(日)
グループ分け グループA ブラジル、イラン、アルゼンチン、日本
グループB ロシア、セルビア、パラグアイ、
グアテマラ
日本の試合予定 10/22(火)2-7 ブラジル
10/23(水)1-3 イラン
10/24(木)vs アルゼンチン
10/25(金)順位決定戦
10/26(土)準決勝
10/27(日)3/4位決定戦、決勝