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トピックス

2013/10/26

フットサル日本代表 ブラジル遠征 8位で大会を終える

第8回グランプリ・デ・フットサル 第3戦

2013年10月24日(木)現地時間 21:00 キックオフ 20分ハーフ プレーイング
Chico Neto(パラナ州マリンガ)

フットサル日本代表 1-2(前半 1-1、後半 0-1) フットサルアルゼンチン代表

フットサル日本代表 ブラジル遠征

得点
4分 LOMBARDI(アルゼンチン)
17分 森岡薫(日本)
40分 EDELSTEIN(アルゼンチン)

スターティングメンバー
GK:関口優志
FP:村上哲哉、星翔太、西谷良介、逸見勝利ラファエル

サブメンバー
GK:冨金原徹
FP:森岡薫、北原亘、小曽戸允哉、佐藤亮、渡邉知晃、滝田学、仁部屋和弘

登録外メンバー
FP:吉川智貴

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マッチレポート

グランプリ第3戦、対戦相手は5月に日本で戦っているアルゼンチン代表です。

5月の対戦では東京で1-5と大敗、続く大分では1-1の引き分けと勝つことができていません。試合前のミーティングでは5月の試合を振り返りながら、大分の結果が本来の日本代表の力であることを証明するためにも必ず勝とうと気合を新たに試合に臨みました。

フットサル日本代表 ブラジル遠征

GK関口選手、フィクソに村上選手、アラに西谷選手と逸見選手、ピヴォに星選手という布陣で臨んだ日本のキックオフで試合が始まりました。

日本は、最初のプレーでビッグチャンスを作ります。キックオフと同時に右サイドを大きく駆け上がった西谷選手にパスが入ると、タイミングよく中央に走り込んだ星選手にダイレクトパス。星選手はこれを足裏でコントロールしながら相手をかわすとそのままシュート。開始数秒で得点かと思われましたが惜しくもゴール枠を捉えることはできず。狙い通りのプレーだっただけに決めておきたかったところですが、幸先のいいスタートを切ります。

日本は積極的に前線からボールを奪いにいき、攻めては4人が連動しながらポゼッションを高めて主導権を握るスタイル、翻ってアルゼンチンは極端に守備ラインを低く設定して裏に空いたスペースをカウンターで狙うスタイルと、試合は非常に対照的な2チームの戦いとなりました。

試合が動いたのは開始3分、逸見選手から西谷選手への縦パスがカットされると、アルゼンチンが狙いどおりのカウンターを仕掛けます。村上選手がボールに対峙しながら、かけ上がってくる別の選手も警戒し、星選手の戻りを待ちます。右サイドに追い込むも出されたパスに村上選手と星選手がともに反応してしまい、フリーになった選手にパスが渡ってゴール正面からミドルシュートを打たれます。一度は関口選手が弾くもののこぼれ球を繋がれて失点。ブラジル戦、イラン戦に続き早い時間に先制点を許してしまいます。

自分たちの形を作りながらチャンスをものに出来ず、逆に自分たちのミスで先に失点してしまうというパターンを今日も繰り返してしまいます。

しかし全般には日本の積極的な守備が効いて、アルゼンチンはなかなか効果的な攻撃ができません。日本としては流れのいい時間帯に同点に追いつきたいところですが、連戦の疲労からか、安定した守備とは裏腹にパスミスが目立つようになり、アルゼンチン守備陣をなかなか攻略できないまま時間が過ぎていきます。

フットサル日本代表 ブラジル遠征

両チームともらしさを見せ迎えた17分、小曽戸選手が森岡選手とのワンツーでペナルティエリア内に侵入すると相手ディフェンダーが思わず足を出してこれがファウルに、日本はPKを得ます。

キッカーの森岡選手が豪快に蹴りこんで日本は同点に追いつきます。

その後も引いて守るアルゼンチンディフェンスを相手に、日本はポゼッションを高く保ちチャンスを伺いますが、ゴールに直結する有効な攻撃を繰り出すことができないまま前半が終了。

ハーフタイム、ミゲル監督は「チャンスがないところで狙いすぎている。相手は引いているのだから冷静に落ち着いて辛抱強くチャンスを伺おう。」と指示。

フットサル日本代表 ブラジル遠征

なんとか大会初勝利を引き寄せたい日本に対し、準決勝進出がかかるアルゼンチンも後半開始直後から守備ラインを上げてきました。しかし日本は落ち着いてパスを回しこれを回避し、逆に裏に空いたスペースに飛び出すなどうまく対応します。

後半も一進一退でお互いに決め手を欠き膠着状態が続きますが、徐々にアルゼンチン守備ラインが下がり始めると、日本は得意のパスワークでポゼッションを高めます。村上、小曽戸、西谷らが抱負な運動量で動きながら攻め急がずにボールを繋ぎ、星選手、渡邉選手らピヴォにボールをおさめ、それに森岡選手、逸見選手、仁部屋選手といった1対1を得意とする選手が絡んでゴールを狙います。

アルゼンチンは手数をかけずにピヴォにロングパスを入れてくるものの、日本は慌てずに対応し、ボールを戻させて守備ラインを押し上げます。これがアルゼンチンのパスミスを誘い、後方でパスカットした星選手からピヴォの森岡選手に。森岡選手はターンしてシュートと見せかけ走り込んだ星選手にラストパスするも星選手のシュートは枠の外に。ここでもチャンスを生かせません。

日本は攻守にわたって主導権を握りますが、フィニッシュにつながるチャンスを作れず、スコアは動かないまま後半残り4分を迎えます。

するとミゲル監督はGKの関口選手に替えてフィールドプレイヤーの小曽戸選手を送り、パワープレーに出ます。ブラジル戦、イラン戦に続く連日のパワープレーですが、これまでの2戦のように点差を縮めるためではなく、勝ち越すための目的でパワープレーを使います。

フットサル日本代表 ブラジル遠征

パワープレーは、他国も試合の状況に応じて使いますが、それらと比較しても日本のパワープレーは狙いの多彩さとそれを支える技術の高さにおいて秀でています。この試合でも日本はアルゼンチンに的を絞らせずチャンスを数多く作りますが、堅守アルゼンチンの前になかなかシュートが打てません。リスクを背負う戦術なだけにアルゼンチンのパワープレー返しを受けそうになりますが、1-1のまま残すは4秒。

ラストプレーは日本のキックインから。仁部屋選手がボールを受けると一人交わしてシュート。これは懸命に足を伸ばしたアルゼンチンディフェンダーに跳ね返され、ここで残り時間はゼロに。主審がホイッスルを鳴らしてゲームは終了。なんとか勝点3が欲しかった日本ですが、パワープレーを生かせず、アルゼンチンと勝点1を分け合う形になるものと誰もが思いました。

ところがそのラストプレーで跳ね返ったボールが転々と日本ゴール方向に転がると、そのままゴールインしてしまいます。

主審が笛を吹いているのですでにゲームは終了しているものと思われましたが、なんとこのゴールが認められてしまいます。歓喜に沸くアルゼンチンと理解ができない日本ベンチ。両軍入り乱れて一時騒然となりましたが、結果はゴール。なんとも不可解な幕切れで日本のグループステージ3連敗が決まってしまいました。

残すはグループB4位のセルビアとの7/8位決定戦。負けたまま帰国するわけにはいきません。なんとか1勝して日本に帰ろうと選手、スタッフ一同気合を入れ直して明日のセルビア戦に臨みます。


第8回グランプリ・デ・フットサル 第4戦

2013年10月25日(金)現地時間 18:30 キックオフ 20分ハーフ プレーイング
Chico Neto(パラナ州マリンガ)

フットサル日本代表 4-7(前半 1-1、後半 3-6) フットサルセルビア代表

フットサル日本代表 ブラジル遠征

得点
4分 森岡薫(日本)
19分 RAJCEVIC(セルビア)
22分 村上哲哉(日本)
26分 PRSIC(セルビア)
27分 PRSIC(セルビア)
33分 西谷良介(日本)
35分 PRSIC(セルビア)
37分 KOCIC(セルビア)
39分 PRSIC(セルビア)
39分 森岡薫(日本)
40分 PRSIC(セルビア)

スターティングメンバー
GK:関口優志
FP:森岡薫、星翔太、西谷良介、滝田学

サブメンバー
GK:冨金原徹
FP:村上哲哉、北原亘、小曽戸允哉、佐藤亮、渡邉知晃、仁部屋和弘、吉川智貴、逸見勝利ラファエル

招集メンバー詳細はこちら

マッチレポート

大会4日目は、順位決定戦2試合が行われ、日本はセルビアとの順位決定戦に臨みました。

大会前、日本の最大の目標はグループステージを突破して準決勝に進出することでしたが、残念ながら7/8位決定戦を戦うことになった結果を、我々は重く受け止めなければいけないでしょう。

準決勝に進出したチームは、この日試合がなく、翌日の準決勝に向けて体力を回復させることに時間を使うことができます。それに対して日本、セルビアともに毎日試合をこなしこれが4連戦目。体力の落ち込みは否めません。

セルビアもロシア、グアテマラ、パラグアイに3連敗を喫し、日本同様波に乗れなかったチームで、1勝を持ち帰りたい同士の戦いとなりました。

日本のスタメンは、GKに関口選手、フィクソに滝田選手、アラに森岡選手と西谷選手、ピヴォに星選手という布陣。

フットサル日本代表 ブラジル遠征

日本のキックオフで試合開始。これまでの3試合と同様、日本は攻守に積極的に走ります。開始後、ペースを握ったのは日本。2分には森岡選手が得意とする左サイドから切り込んで強烈なシュート。GKの手をすり抜けてゴールかと思われましたが惜しくもポストを叩きます。さらに直後のキックインから西谷選手が放ったミドルシュートも当たりはいいもののGK正面に。

開始4分、日本の自陣でのキックインから試合が動きます。前からプレスにきたセルビア守備陣の間でパスを受けた星選手が前を向いて仕掛けます。するとその後方から森岡選手が猛然と駆け上がり星選手を追い越し、星選手はタイミングよく森岡選手にパス。受けた森岡選手はスピードを落とさずにこれをコントロールし、相手2人を置き去りにするとGKとの1対1を冷静に決めて待望の先取点を奪います。これまでの3試合、いずれも先取点を許し、またこれまでの日本の得点はセットプレー、パワープレー、PKと、流れの中での得点がなかっただけに、この得点を機に日本に流れを引き寄せたいところです。

フットサル日本代表 ブラジル遠征

日本は連戦の疲労が残る中でも、攻守によく走ってセルビアに主導権を渡しません。パスコースを限定し体を当ててボールを奪うとGK関口選手も攻撃に絡みながらゲームを組み立てます。そしてスタメンに続いて入った第2セットが素晴らしい展開を見せます。

連動した守備で果敢に相手選手を追い込んで、ボールを奪うと素早く展開でシュートに持ち込み、ゴールにはならないものの流れるようなプレーを何度も見せてセルビアゴールを狙います。。

しかし積極的な守備と連携したパスワークで攻守にセルビアを圧倒する日本ですが、これまでの試合同様にゴール前の工夫やフィニッシュの精度を欠いて追加点を奪うことができません。

前半残り1分30秒、セルビアのパスが日本のペナルティエリア内に通りそうなところで、相手選手を倒してしまいこれがファウル。ペナルティエリアのぎりぎり外ということで判定はPKではなくフリーキックに。セルビアは、ボールサイドとは逆のゴールポスト、エリア外正面と左サイドにそれぞれ一人選手を配置し、右斜め45度の位置からキッカーが中央の選手にパス、これをシュートと見せかけて左に流し、左サイドの選手がフリーで走り込みシュート。これが決まって同点に追いつかれます。

前半は1-1のままで終了。リードを保ちたかった日本ですが気を取り直して後半の20分に勝負をかけます。

後半開始直後、中央にフリーで侵入されて打たれたシュートに関口選手が反応、CKに逃れます。このCKを防いで日本ボールにすると、守備ラインを下げたセルビア陣内にポジションを取ったフリーの森岡選手にボールが入り強引に縦に抜け出してそのままシュート。それをファーポストに詰めた村上選手が押し込んでセルビアを突き放します。

さらに突き放したい日本は逸見選手がドリブルで左サイドを突破、3人を抜いてゴール前にパスを出しますがGKにはじかれ、さらにこれを西谷選手が詰めるも再度GKに阻まれます。その後もキックイン、CKから立て続けにシュートを打つもGKの正面に。試合を決定づける3点目がなかなか奪えません。

追加点を奪えず迎えた後半6分、セルビアのドリブルを西谷選手がカット、カウンターに出ようと全員が前がかりになったところを再度奪われてカウンター返しを受けると、左サイドから攻め上がられ、その折り返しを詰められて再度同点とされます。

フットサル日本代表 ブラジル遠征

さらにその1分後、またも連携ミスから失点をしてこの試合初めてリードを許すことになります。セルビアの左サイドから中央ピヴォに入ったパスを小曽戸選手がタイミングよく前に出てカット、そのままカウンターに出ようとするも相手の寄せが早く、ヒールキックで後方に落とします。しかしこれが中途半端な位置に転がり、いち早く反応したセルビア選手に奪われそのまま押し込まれてしまいます。

そしてリードを許した日本にさらなる不運が。

失点前のプレーでファウルを取ってもらえなかったこと、そしてそれが失点につながったことにフラストレーションを募らせたミゲル監督が主審に暴言を吐いたという判定で退席処分に。残りの時間は、小森コーチが監督代行を務めることになります。

リードを許した上に、監督が退席となる苦しい状況でしたが、日本の選手たちは落ち着いており、その後も変わらぬ戦いを見せます。

後半13分、西谷選手のパスミスからカウンターを受けますがこれは関口選手がタイミングよく飛び出し難を逃れると、その直後西谷選手はこのミスを取り返します。交代で入ったばかりの小曽戸選手が「ベンチにいた時から狙っていた」という相手ディフェンスのマークの甘さを突いて、フリーの西谷選手に縦パスを入れます。受けた西谷選手は前を向くと寄せてくる相手をかわして豪快に蹴り込みこれが同点弾となります。

しかしその2分後、日本の前線からの守備に追い込まれ苦し紛れに蹴り上げたセルビアのボールがピッチを割る寸前でのところでつながり、見送って対応が遅れた守備の隙を突かれる格好でセルビアに再びリードを許してしまいます。

試合時間も残りは5分。日本はここでタイムアウトを取り、パワープレーに出ます。日本の武器となってきたパワープレーでまずは早めに同点に追い付きたいところです。

しかし得点を奪ったのはセルビア。仁部屋選手と逸見選手のパス交換がずれたところをセルビアディフェンスに寄せられ、これをかわしにいった逸見選手のドリブルが大きくなりボールを奪われます。そのままGKのいない無人のゴールに流しこまれてついにセルビアのリードは2点に。

まずは1点を返したい日本は、森岡選手が右サイドを突破すると中央の星選手にパス。星はディフェンダーを背負いながら後方でフリーの逸見選手に戻します。シュートを打たせまいと寄せてくるディフェンダーを見た逸見選手はゴール左でフリーになった仁部屋選手にパス。仁部屋選手がそれを蹴り込んで得点と思われましたがシュートはミートせず、惜しくもゴール左に逸れチャンスを逃します。

その直後にもカウンターからチャンスを作るもシュートが枠に飛ばず、もどかしい時間が続きます。

その後も攻め込む日本ですが、パスミスからカウンターを受けると、戻った星選手が相手選手を後ろから思わず引っ掛けて、退場になってしまいます。4人になった日本は直後のプレーで失点してしまい、その差は3点に広がります。

失点により5人に戻った日本はパワープレーに望みをかけます。村上選手から右サイドの森岡選手にボールが入ると空いた縦のスペースにボールを運び右足を一閃。これがゴール左上に豪快に決まってその差を2点に縮めます。残り時間の1分、日本は最後まで勝利の可能性を信じて戦い続けますが、またもやパスミスから相手にゴールを奪われて万事休す。4-7という結果で敗れました。

フットサル日本代表 ブラジル遠征

4戦全敗という不甲斐ない結果でしたが、これを真摯に重く受け止めて、次につなげていきたいと思います。

遠く日本から応援してくださった方々、チームを支えてくださった多くの方々に御礼申し上げます。ご声援ありがとうございました。

スケジュール

グランプリ・デ・フットサル2013
開催地 ブラジル パラナ州マリンガ
日程 10月22日(火)~10月27日(日)
グループ分け グループA ブラジル、イラン、アルゼンチン、日本
グループB ロシア、セルビア、パラグアイ、
グアテマラ
日本の試合予定 10/22(火)2-7 ブラジル
10/23(水)1-3 イラン
10/24(木)1-2 アルゼンチン
10/25(金)4-7 セルビア